「さあ、後ろを向いて手を壁に着きなさい」
「あんっ!」
強く押された少女はよろめきながら言われたとおりにする。
「やられたわね。まさか遠足バスに乗っていた子供がみんなネクロトピアの一味だったなんてね。さあ答えて、あなたたちがすり代わった子供たちはどこ!?」
ふてくされた表情で黙ったままの少女戦闘員、幼くとも悪の一員である…だが。
「きゃっ!?」
驚いて思わず振り返った目に映ったのは、小さなお尻に突き付けられたレイピアの切っ先だった。さっきまで自分の使っていたそれを目の前の女刑事が意地悪くニコニコ笑いながら握っている。
「や、やめて、ひどい事しないで!」
「じゃあお嬢ちゃん、いい子だから話してくれるわね?…さもなきゃそこらでのびてるあなたの仲間よりもっと酷い目に遭う事になるわよ」
少女はうつむいて観念した。
う〜ん、ついにやってしまった。少女戦闘員…。ある意味では「局部攻撃」よりキワドいネタですね。
配色はショッカー女戦闘員あたりを意識したつもりでしたが、実際に塗ってみるとこれが凄く「マゾーンくさい」。そういえば結構マゾーン配色(青、黒、赤、黄、緑)。試しに髪の色を変えてメイクを落とした「少女マゾーン版」を作ってみました。うんうん、更にマゾーンぽくなった。ラフレシアのお小姓といったところでしょうか?粗相をして女王様にお仕置されてるところ(笑)。作中の少女マゾーンというとローラ、サキ、キリカの3人がいますが(ローラは女子高生、サキは女子中学生くらいですが…)、やはり「正統派いたいけ美少女」のキリカが一番ですね。