MidNightLadies

 ここは、女性の「やられ役(物語に敵として登場する女戦闘員、女兵士、女戦士、くノ一、アマゾネス、女魔物、女怪人等)」を専門的かつ総合的に扱うCG&小説&情報サイトです。そう言う話題である限り、漫画、アニメ、特撮、ゲーム、小説等、扱う分野は一切問いません。

サイトの主旨と管理者の紹介

 悪役、敵役として登場する女性、しかも端役。要するにザコ敵ですね。主人公(あるいはその味方達)と戦ってやられる女たちです。彼女達の存在は、作中ではもちろん、世間一般でもほとんど全く顧みられることがありません。私、METは、そのような女性キャラに他では得難い魅力を感じ、このサイトを立ち上げました。かなり異端ではありますが広義の女闘美系に含まれると思います。一方、キャットファイト的な風味はかなり希薄です。

 サイトの活動は「創作」と「情報の提供」の2つに大別されます。

創作
 私の作成した小説と絵です。絵は「絵」、小説は「読み物」にあります。
情報の提供
 「女やられ役」に関して知り得る限りの情報を紹介します。とりあえず現時点で私の捕捉している物件を「女やられ役」探索に一覧してあります。新しい物件の情報があれば是非メール掲示板でお知らせ下さい。こちらで捕捉し次第紹介します。

やられ役の女たち、その魅力

 さて、一口に「女やられ役」と言っても様々ですが、ここで扱うのはその中でも端役、つまりは下っ端に属する方々です。よって、「首領」や「大幹部」そして「主人公の好敵手」などといった「主要キャラクター」は対象外になります。そういう連中は、完結した物語の必要欠くべからざる存在であり、その生と死は一定の「価値」を持たされています。それに対して端役とは物語的な意味を持たず、個としての存在はいくらでも代替可能な要素に過ぎません。それが悪役となれば、しばしば当然の事としてあっさりと死んだりします。最も端的な事例としては、憎むべき敵として主人公によって情け容赦無く殺されるわけです。男性にとって女性とは否応無く愛すべき存在であり、それを「敵として倒す」という行為は究極の倒錯と言えます。倒錯と言うのはつまり「変態」のことですから誰にでも理解できるものではないでしょう。ここで私個人が彼女達のどのような側面に惹かれるのか列挙してみます。

闘う姿

やられた瞬間

倒された後

 以上の項目を見てグッと来るものがあれば「脈あり」です(笑)。全く理解不能なら、ここはあまり面白くないサイトかも知れません。次に「女やられ役」の様々な具体例を紹介します。

女戦闘員
 私は特撮が好きです。ただし好きな作品はかなり古い物に偏ります。例えば「人造人間キカイダー」とか「ザ・カゲスター」等です。今となっては題名を知っている人も少ないでしょう。私の好きな作品には、ある共通点があります。それは女性の戦闘員が登場する事です。ここでいう戦闘員とは言うまでも無く「悪の秘密結社における末端構成員」の事です。雑兵、下っ端の類です。身体の線が浮き出るピッチリした戦闘服に身を包み、奇声を発しながら集団で襲いかかって来るというのが定石です。大勢出てきて次々と倒される「やられ役」の典型ですね。私の嗜好の根底にあるキャラクター像はこれです。後述する「くノ一」や「アマゾネス」についても、この範疇における一形態であって、一般論ではありません。
くノ一
 女性の忍者を「くノ一」と呼ぶ事を知ったのはNHKの時代劇「日本岩窟王」での事でした。今でこそ「『女』という漢字を分解した隠語」と広く知られていますが、当時の私には非常に新鮮な響きの言葉だったと記憶しています。実際には、実体としての女忍者そのものと必ずしも同意ではないようですが、もうすっかり定着していますね。今では「官能時代劇」に欠かせぬ存在です。何故って、どんなにデタラメな格好でも許されるからに決まってるでしょう!考証一切不要!それに比べたら淫らで怪しい忍術も些細なことです。ザコとして大勢でかかってきてバッサバッサと斬られて散るのが醍醐味です。
アマゾネス
 元ネタはギリシャの英雄譚に登場する女だけの部族です。転じて今では女戦士一般を指す事もあります。ヒロイックファンタジー系では馴染みの題材で、とくにイロモノ映画に好んで採り上げられました。「アマゾネス」とは元来が部族を指す言葉なので、いきおい集団での登場が多く、「女ザコ好き」の私としては嬉しい限りです。立派ないい体したおねーちゃん達が、露出度の高く色っぽい扮装で勇猛に襲いかかってくる。興奮しますね!戦いぶりもやられっぷりも豪快にいって欲しいものです。
女怪人
 ここで言う怪人は戦闘員と同じくヒーロー物のそれです。単独での登場が原則なので「ザコ」とは言い難いけれども、連続シリーズ物の全体から見れば戦闘員同様に端役です(同じ条件を満たせば単独登場のくノ一やアマゾネスもこの類型に当てはまります)。ヒーロー物の怪人と言うとまず特撮ですが、私にとってはなんと言ってもアニメのそれですね。「セーラームーン」に登場した妖魔、カーディアン、ダイモーンや「キューティーハニー」に登場したパンサークローの手先などが代表例です。特撮と違って全員女性というのが良い。実写じゃ無いもんなぁ、そんなの(「腐れ色物ポルノ」等、見ててイライラする愚作は論外)。妖しく美しい、女だけの悪の秘密結社…実にいいと思うんですけどねえ(遠い目)。

更に突っ込んだ細かな嗜好、補足

服装に関する要件

 やっぱりエロチシズムが要のわけですから服装も色っぽくてしかるべきでしょう。個人的にはレオタード等の密着系が何と言っても好み。露出度は高めの方が概して好ましいけれども絶対的なものではありません(でも着ぐるみや、四肢の判別すら不可能なのはさすがに却下だなー)。

 即物的な扇情性の他に重要なのは「特殊性」。例えば「ただの洋服(Tシャツにジーンズとか)」では正直言ってかなり萎えますが、それも大勢で揃いの恰好なら「制服」という特殊性が付加されてかなり改善されます(笑)。もっと踏み込んで言えば、ここで言う「特殊性」は非日常的な異形性と扇情性の混交、つまり「恥ずかしい恰好」という意味合いが多かれ少なかれ含まれていてしかるべきでしょう。つまらぬ日常性、現実性は不許可要件として挙げているアパートメントファイトの本質です。

味方キャラ

 原則として対象外なんですが、設定上ザコ扱いである場合に限って別枠で扱います。ただし本来のネタからは外れているので、より厳しい条件を課します。

  1. 複数登場する。
  2. 服装が統一されている。
  3. 敵によって戦闘中に殺害される。
  4. 当該キャラを殺す敵の方が圧倒的に強い。
  5. 個体単位の登場期間が短い。

 1はザコとしての絶対条件。2も極めて強く望まれる条件で、味方系の場合は絶対。3〜5は無下に殺される扱いであると言う事(捕縛→処刑という展開もキャラ比重が大きくなるので望ましくありません。物件全体を通して戦闘抜きの拷問死、処刑のみは不許可)。

 要するにザコキャラの本分を忠実に果たしている場合に限ります。それはつまり敵キャラの引きたて役という事ですが、女性キャラでは極めて稀な事例です。通常のヤラレ物件と比べても遥かに希少です。

淫闘(セックスバトル)

 性行為を戦いにみたてる設定。これにはいくつかの場合が考えられます。

  1. 性行為がそのまま命のやりとり(あるいはそれに準ずる深刻な状況)になっている。
  2. 性行為が目的なのではなく、それが何らかの攻撃行動になっている。
  3. 「先にイッたほうが負け」等という規則の付加された競技としての性行為。
  4. 相手に性的快楽を及ぼす事によって戦闘不能に至らしめる(擬似的)戦闘行為。

 このうち3は対象外とします。

 1は例えば「イカされると死ぬ(極端に無力化される)」というような特殊な設定で、しばしばヤラレ側にとって一方的だったりします。18禁美少女コミックや18禁女ザコ系RPG等で見かけますね。相手が人間の場合はあまり考えられない状況です。

 2は要するに「エッチ忍法」とかの類。1と根本的に異なるのは結果と行為の因果関係がヤラレ側ではなく犯る側の特殊性に依存する事です。

 問題は4。3と近いんですが、愛情や快楽を動機とせず、あくまで戦術的行為である事が要点。純粋な戦闘行為でなくとも戦術的悩殺・愛撫も可。ただ実際には個別の具体的な描写がヤラレ妄想につながらないとダメ。ちょっと曖昧で解りにくいと思いますので極少の事例として「東京バンパイヤ」を挙げておきます。

当サイトでは「扱わない」題材

 以下に述べるネタは似て非なるモノなので、このサイトでは扱いません。そういうモノを期待する人には迅速な退出をお勧めします。時間の著しい無駄ですから。

死体性愛
 死体はちょくちょく登場すると思いますが、別に死体そのものがどうと言うわけじゃありません。それは行為に対する結果の一形態に過ぎないのです。だから状況によっては死なない事も無論ありうるのよ。
スポーツ
 「スポーツ」とはまた何のこっちゃい?とお思いかもしれません。これは「スポ根」「闘魂」とか、要するに「日本のキャットファイト的(=日本プロレス的)な精神風土に基づくネタ」です。純然たるポルノグラフィとしてのキャットファイトなら問題無し!
アパートメントファイト(=ただのケンカ)
 え〜、おそらく、大抵の人にとっては耳慣れない言葉だと思います。意味は簡単、「住居内でのケンカ」です(ただし女同士の)。これはキャットファイト関連用語の1つです。愛好家の中には「これこそキャットファイトの原点そのものである」と主張する「原理主義者」がいます。彼らによれば「より現実的」で「より世俗的」で「より下世話」であるほど優れた表現なのだそうです。例えば…。

 始めは些細な諍い、やがて2人の女(両方とも「ただの主婦」で2人は「友達同士」)は口汚く罵り合い、そのまま居間で掴み合いの喧嘩へ…。

 燃えますか?こんなの?私は「絶対に」御免ですね。女闘美ネタは浮世離れすればするほど私の好みなのです。
一般人系悪女
 女性悪役ならなんでもいいというわけではありません。戦闘行為に参加する事が絶対条件で、できれば専門的な戦闘要員であることが強く望まれます。いわゆる必殺系に多く見られるただ一方的に始末されるだけのパンピー女は不許可という事。
 ただし設定上は戦闘員でなくとも物語の中で敵対的・攻撃的な戦闘主体としての役割を果たすのならば、どんな身分であろうと「状況的な戦闘員」と見なします。判断の根底にあるのは戦意の有無で、これに武装が加われば更に確定的です

脚注

←「完結した物語の」
 例えば連続TVシリーズの各回は、例えそれが「1話”完結”形式」であったとしても「完結した物語」ではありません。そこで「完結」しているのは挿話(エピソード)なのです。
←「その生と死は一定の「価値」を持たされています」
 逆にそうなっていなければ、そのキャラクターは「失敗」だという事です。物語の作りがマズいという訳ですね。そんなのばかりが登場する物語は面白くなりません。「芸術」ならともかく娯楽作品としては大きな問題でしょう。
←「個としての存在はいくらでも代替可能な要素に過ぎません」
 台本上で「女A」と「女B」の区別をつける必要は無いと言う事。特撮ヒーロー物における戦闘員は全員で「怪人の前座」なのであり、個々に物語上の機能的差異はありません。こうしたキャラクター、つまり端役とは、その人格(=キャラクター)が物語に結び付けられていません。それが端役かそうでないかの根本的な違いです。キャラクターであってキャラクターでない。それはむしろ「舞台装置」の一部なのです。
←「倒錯と言うのはつまり変態のことですから誰にでも理解できるものではないでしょう」
 でもね、女闘美愛好そのものの潜在的な裾野はかなり広いと思うんですよ。この分野の知名度はあるべき実勢に遠く及んでいないと私は思っています。この界隈の人達は各々の嗜好があまりに局在していて互いの結びつきが弱く、「場」というものをなかなか作れない事が最大の障害ですね。「キャットファイト系」はある程度まとまっているようですが。別に徒党を組みたいわけじゃないけど、資本主義社会において最低限「市場」を形成できないネタはやはり辛いのですよ。これは自戒でもあります。
←「奇声を発しながら」
 「イ゛ーッ!」とか「ギル!」とか「ホイ!」とか叫ぶアレです。これは悪の戦闘員にとって凄く重要な要素だと思うのですが、文章だとなかなかキマらないんですよ。音声の場合も動画付随(要するに特撮やアニメ)が望ましいですね。文字で直接に書くと妙にアホらしくなってしまいます。結局「奇声を張り上げながら」などと説明描写で逃げたくなります。あの掛け声は音響そのものがキモなので仕方ないんですが…。
←「どんなにデタラメな格好でも許されるから」
 どんな格好でも構いませんが網タイツは欠かせないですね!個人的に。伝統的な忍装束も良いですけど…(モッサリしがちなので描くのは苦手ですが)。時代劇は和服の世界です。女性の大半は肌の露出に極めて乏しく、お色気における即物的視覚効果を期待できません。お姫様でも腰元でもおいらんでも、ましてや町娘でもありません、くノ一こそ「時代劇の華」なのです。
←「戦術的悩殺・愛撫」
 まぁ普通のまぐわいは考えられないでしょう。実例に示した物件ではキスやタッチ一発で敵の女たちが「あぁ〜ん(ハート)」と悩殺ダウンという描写。
←「どんな身分であろうと」
 女学生、OL、看護婦、キャンギャル、レースクイーン、スチュワーデス、風俗嬢等なんでも。
←「武装が加われば更に確定的です」
 例えばセーラー服や体操服を着た女の子が銃や刃物を携えてたら、それはもうこれ以上ないほど立派な女戦闘員でしょう?(笑)。