女性のやられ役が登場する作品を紹介します。自分の目で鑑賞した物件が原則です。知識のみで未見のネタは区別して、簡単な情報だけ下の方にまとめてあります。一般の女闘美やキャットファイトとは傾向がかなり違います。またそれらより遥かに希少で、まるで九十九里浜で砂金掘りをしているようです(泣)。
また「寄稿資料閲覧室」には、このページを強力に補完する貴重な寄稿情報を掲載しています。
各作品項目を選択すると対応する記事へ飛びます。記事の作品名を選択すると項目一覧に戻ります。「未見作品」の見出し項目は未見作品情報の冒頭へ飛びます。
解説順次追加中。
まだ見ぬ名作、傑作の宝庫(願望)。
皆様よりお寄せ頂いた情報記事を掲載しております。
評価:準推薦/作者名:−/備考:連続TVシリーズ,LD有(分売)
当該キャラ:女戦闘員(数名;第32話「大決戦!ウデスパー対イナズマン!!」)
敵の秘密結社「デスパー」の女戦闘員。画面には2名ほど登場するが、実際に戦って倒されるのは1人だけ。室内なのにアクションが割と激しい。
第36話「美しいサイボーグ!暁に分身す!!」には女怪人「サイレンサーデスパー」が登場するが、こちらは「着ぐるみキャラ」なので対象外。
評価:並/作者名:−/備考:劇場作品,LD有
当該キャラ:*バーベラ,*フローベラ(2人組;全編)
2人組の女宇宙人。主人公の少年2人を拉致し、脳をすすろうとする。逃げた少年達を追跡する途中で、怪我をして動けなくなった1人は「もう役には立たない」と相方に射殺され、撃った方もミサイルの誤射により死亡(べつにゴアシーンではない)。死体は消滅する。
評価:準推薦/作者名:−/備考:連続TVシリーズ,LD有(BOX,分売)
当該キャラ:女戦闘員(集団;第1話「怪奇蜘蛛男」,第3話「怪人さそり男」),蜂女(第8話「怪異!蜂女」)
悪の秘密結社「ショッカー」の女戦闘員。これぞ女戦闘員の原点です!しかし!ライダーと全くからまない(戦わないわけじゃないが…それと同じ)。出番も少ないし…。赤と青に毒々しく塗ったくった顔、黒のレオタに赤いサッシュと網タイツ、意匠は大変に結構ですが、それでも個人的には高く評価できないな〜。あ、考えてみたら結局は1人も倒されないんだから、こいつら「やられ役」になってないじゃん!
蜂女は蜂女でなぁ…。こちらは女怪人の元祖ですが、あんまり色っぽくない。せめて、せめてもう一息胸があれば!…。あれではオッパイの同心円状まだら模様が生きてこない!フェンシングで戦うのは良いと思いますが、殺陣は男が演じている気もするしなあ…。ライダーキックを受けて斜面を転げ落ち、うつ伏せの地味な体勢で溶けてゆきます。人気は高いんですけどねえ…。むしろ蜂女の回では、男性戦闘員の掛け声や悲鳴を何故か女性(蜂女と同じ方でしょうか?)で吹き替えていた事の方に「くる」ものがありました。女が男に化けているような趣というか、きっとあの「あまり役に立たなかった女戦闘員達」が、その後、乳房を切り取られたりして「男」に改造されたのでしょう。
評価は「準推薦」となっていますが、作品の知名度を考慮したオマケです。
評価:推薦/作者名:−/備考:連続TVシリーズ,LD有(分売)
当該キャラ:ジューシャ(集団;「ゲドン編」全編)
この作品に登場する秘密結社「ゲドン」は、なんと、戦闘員が全て女性で構成されています!赤いボディスーツに身を包み目元を覆うマスクを着けていました。通常の戦闘員が女性であるという設定は私にとって理想です。しかし期待はかなり裏切られました。ジューシャと呼ばれる彼女達は明らかに出番が少ない!ライダーと戦うことは何度かあります。しかも殺陣を含めて完全に女性が演じています。好きな場面もあります。でも私は、是が非でも、特撮ヒーロー物の伝統的な様式にのっとって欲しかった!毎回の戦闘シーンに怪人の前座としてワラワラと集団で登場し、ライダーにぶっ飛ばされて欲しかったのです。もしそうなっていたら、評価は間違いなく「特選」ですよ。当時の状況を考えれば難しいことは解っていますが…(今だって難しいけどね)。
途中、敵が「ガランダー帝国」に代わって戦闘員が男になり(怒)。それからは全く興味が失せました。
評価:並/作者名:−/備考:連続TVシリーズ
当該キャラ:女戦闘員(集団;第41話「あ!人間が溶ける!ヨロイ元帥登場」)
仮面ライダーV3に登場する秘密結社デストロンにも女戦闘員がいます。ショッカーのそれに比べて知名度は低いものの、ちゃんと闘う分だけこちらの方がずっと好印象です。スタイルはショッカーとほぼ同様で、黒レオタに網タイツ、腰には赤いサッシュを巻くといういでたち(ほとんど”まんま”ですね)。しかも看護婦から変身、急襲という嬉しい展開です。
では何故「並」なのか?それは実際に見てもらえば瞭然。画面が非常に暗く、顔の判別など不能なほとんど「影法師」なのです。なんでかなぁ?女の人がエッチな格好で戦うなんて子供に悪影響があるから?からみ自体もごく短時間だし、大変にもどかしく残念です(鮮明なスチルとか何処かにないのかな?)。かなり「不薦」に近い「並」。
評価:並/作者名:−/備考:連続TVシリーズ
当該キャラ:アマゾネス(2人組;登場話不明)
2人組の女戦士。最後の戦闘シーンで主人公に挑みかかり一人、二人と立て続けに斬られます。絶命後は光と化して消滅。斬られっぷりがいいのは2人目。最初の一太刀で「ウッ!」と色っぽく仰け反り、赤い光と化したところをダメ押しに背後から真っ二つに断ち斬られて四散。容赦無い感じで燃えます。
評価:推薦/作者名:−/備考:連続TVシリーズ,放映のみ
当該キャラ:女戦闘員(集団;第6話「冷凍怪人どぶねずみ作戦!」,第12話「豹女の東京ジャングル作戦!」)
世間一般では全く忘れ去られ、マニアの間では「怪作中の怪作」とされていますが、私のような女戦闘員愛好家の間ではとても高名な作品です。敵が個人主催の小集団という珍しい設定で、各回に登場する敵の間に繋がりはありません。そのため登場する戦闘員も第6話と第12話で全く異なります。第6話は黒いレオタード、第12話は赤いレオタードに身を包んでおり、両方とも目元をマスクで覆っています。
特に強く印象に残っているのは第6話の方です。何が凄いと言ってその闘いぶり!そして更にやられっぷり!激しく踊りかかり、悲鳴を張り上げてやられる。それはもう完全に男と同様で、この点で勝負になる特撮作品は皆無です。殺陣も全て女性。もう文句のつけようがありません。これは私にとって女戦闘員の「原器」ですね。
最近、改めて見る機会がありましたが、やはり結構わすれてましたね、内容。思いのほかおとなしい印象でした。出番が多くていろいろと見せてくれる事がむしろ最大の美点という感じ。
評価:並/作者名:−/備考:連続TVシリーズ
当該キャラ:*シャドー(全編),*ガシャー(全編)
2人組の女幹部。けっこう美人だし、あの量感タップリの身体に魅せられた人も多いようですね。最期は2人一緒に主人公に特攻をかけてあっさり斬り捨てられます。しかも、何の策も工夫も無く短剣を振りかざしてただ突っ込むだけ。そのちょっと痛々しい雰囲気がイイ感じ。爆散した跡に残骸の機械部品が無残に転がり、それが諸行無常な感じで印象に残ってます。
評価:特選/作者名:−/備考:連続TVシリーズ,LD有(BOX,分売)
当該キャラ:女アンドロイドマン(集団;第16話「女ベニクラゲが三途の川へ招く」,第24話「魔性の女??モモイロアルマジロ」,第27話「バイオレットサザエの悪魔の恋」,最終話「ジローの最後かダーク全滅か!?」)
敵の秘密結社「ダーク」の首領はロボット工学の優秀な科学者です。名称から判る通り戦闘員もロボットです。もともとは性別のない機械にわざわざ女性型を設けるあたり、首領のプロフェッサー・ギルが私の同類である事はもはや明らかですね。
女アンドロイドマンには2種類(厳密には3種)います。1つは黒のレオタードに網タイツ(第16話)、もう1つは桃色のボディスーツを身に着けています。個人的な好みではだんぜん「網タイツの黒」!彼女達こそ私が生まれて初めて目にした女戦闘員なのです。真面目な話、体に電気が走りましたね!これがとりかえしのつかないトラウマとなったわけです(笑)。一方、「桃色」にも思わぬ見所が…実はこの衣装、襟の周り、肩から胸にかけて広く網目になっており、実質的な襟ぐりがかなり深く、女性が演じている時には谷間がけっこう覗いててかなりHなのです。こういう言い方をする事からもお察しでしょうが…殺陣は大部分が男です。「いかになんでも、まさか網タイツの方は…」と思ったんですが、最後のサイドカーとのからみ等はやはり男性が演じているようです。第27話なんてほとんど男ですね。でもまあ登場する場面はけっこう多いし、なんと言っても私をこんな妄想の虜にした作品ですから(笑)。
ちなみに続編の「キカイダー01」にも「女戦闘員」が何度か登場しますが、演じているのはもはや全て男なので対象外。一応「人間に化けた時」は本物の女性が演じており、「苦しみ悶えながらパンチラ」とか「屋上から突き落とされてバラバラの残骸に」というような名場面もあるんですけどね。
評価:推薦/作者名:−/備考:戦隊モノ,連続TVシリーズ
当該キャラ:*ベラ(全編),*ベス(全編)
準幹部の女性2人組。普段は紫色のゼンタイ姿ですが、最後の最後で人間体に変身して戦います。その時の格好はほぼ女ショッカースタイル。黒レオタに網タイツ、ロングブーツ、おまけにベレー帽まで被ってます。その上こちらはベルトを締めているので個人的に更に好印象。でもなんか妙な「スカート」を着けてるんですよね、パレオと言うか何と言うか、う〜む。得物は細身の剣。
このお二方は侍女と言う設定で、普段はこの手の役の例に漏れずただのお飾りです。しかし!他の特撮女幹部キャラ系と大きく異なるのはその最期。侍女という設定などどこへやら、もう目一杯闘いまくってくれるのです!その大立ち回りはカゲスターの女戦闘員と比べても質・量ともに圧倒しています(…つーか、ちゃんと取っ組み合ってるのってこれくらいですよ)。飛んだり跳ねたり転げたりして大奮闘した挙げ句、最期は元の姿(ゼンタイ)に戻って爆散。ゼンタイに戻るのはともかく、倒れ方が普通に転げるだけで艶に乏しいのが惜しい。これでもっと大勢出てくるザコだったら最強最高でした。
評価:特選/監督:りん・たろう/製作:東映動画(1978年〜1979年)/備考:連続TVシリーズ,LD有(BOX),スペースオペラ
当該キャラ:マゾーン(集団;全編)
地球に攻めて来る青い肌の女性型宇宙人マゾーンとの戦い。設定を知った時にはそりゃトキメキましたとも(笑)。なにせ「敵が全員女」という作品は私にとってこれが初めてだったんですから。美しい女性の姿をしたマゾーンは、松本零士作品のご多分に漏れず、ほぼ例外なく体の線にぴったり密着するボディスーツを着用しています。宇宙船同士の戦いが多く、直に敵兵と戦う場面は思ったより少ないのですが、大規模な白兵戦がそれでも何度かあり十分に満足させてくれました。大勢のマゾーン兵士が悲鳴を上げながら散ってゆく様は実に儚くて素敵です。またシラクやエルザ、そしてツインシスターなど、散り際の印象深いキャラがザコ以外に何人もいた事も見逃せません。
マゾーンは強燃性の植物のため、光線銃などの熱線に触れると簡単に燃え上がり死んでしまいます。死に際のマゾーンは悲鳴を上げますが、効果音のような感じであまり生々しくはありません。でもこの作品の場合はそれが独特の雰囲気を作り出しており、けっこう成功していると思います。
評価:並/監督:押井守/製作:キティフィルム(1983年)/備考:劇場版,LD有?,SFコメディ
当該キャラ:女兵士(集団;全編)
強引に結婚するため主人公のあたるを誘拐する、バラ星エル王国の女王エル。彼女の率いる軍隊は全兵士が女性で構成されています。ダークグリーンの戦闘服は手足が剥き出しの上、中央が首からヘソまで開いている。脚には黒のロングブーツ、赤いバイザーのフルフェイスヘルメットを被っています。なかなか色っぽい格好です、しかし…。
女ザコがいるのは真に結構なのですが、出番の割にはそんなに戦闘があるわけじゃなし、やられシーンも少ないので低い評価となっております。コメディだしね。
評価:推薦/監督:富野由悠季/製作:サンライズ(1993年〜1994年)/備考:連続TVシリーズ,LD有(分売),SFロボット物
当該キャラ:ネネカ隊(集団;第49話「天使の輪の上で」)
本来はパイロットである敵の女性部隊が何故か青いビキニ姿になり、無重力空間の中を生身に無反動砲でガンダムに挑みかかります。主人公はガンダムに乗ったまま頭突きやパンチや体当たりで彼女たちを葬り、最後は隊長のネネカをビームサーベルで殺します!「うあぁ…」と断末魔の悲鳴も半ばにネネカが跡形もなく蒸発するシーンはかなり衝撃的でした。
ちなみにこの回のスタッフは、脚本が桶谷顕、演出が関田修。
ことぶきつかさがこの話をネタにしてパロディ漫画を描いていますが、それを見ると「一般の人がああいうモノを見てどう感じるのか?」がよく解ります。
評価:推薦/製作:東映動画(1973〜1974)/備考:連続TVシリーズ,LD有(分売),美少女アクション
当該キャラ:女性型アンドロイド(単独;全編)
敵の秘密結社「パンサークロー」が毎回繰り出す女性型アンドロイド。ヒーロー物の「怪人」です。ちゃんと「戦闘員」もいます。残念ながらそちらは男。あまりに有名な作品ですが個人的には後述の「キューティーハニーF」の方が好みです。何故かと言うと、こっちの怪人は美人が少ない!地味で十人並な容姿の方がやられ役としては味の出ることも多いんですが、ことさら醜いのは不許可ですよやっぱり。ただ、いかにも「悪女」と言う感じのキャラはこちらの方が魅力的だし、必殺技が無いせいか最後のとどめもより生々しい。倒された敵は消滅もしくは爆発します。
評価:推薦/プロデューサー:東伊里弥、太田賢司、上田めぐみ、矢田晃一/製作:東映(1997年〜1998年)/備考:連続TVシリーズ,LD有(分売),美少女アクション
当該キャラ:怪人(単独;全編)
2度目のTVシリーズ。続編ではなく、設定などが相当に変更された完全な新作です。セーラームーン風の「女の子向けスーパーヒロインアニメ」に大変身しました。永井豪臭はもはやほとんど感じられません。
原作のファンからすると噴飯物かもしれませんが、私はこっちの方が好き。なんと言っても敵の怪人が全体的にカワイくなったし、断末魔の悲鳴もこちらの方が上。また2種類の必殺技もなかなか良い。敵の胸を剣でFの字に切り裂く「ハニーライトニングフレアー」と、剣に貫かれた胸の穴を中心にして敵が同心円状に消滅してゆく「ハニーヴァージナルインビテーション」。むろん、それほど凄惨な描写ではありませんが、「敵が何故死ぬのか?」という事が充分に判るという点で「セーラームーン」のそれより「必殺」という言葉に説得力があります。絶命した怪人は消滅します。
評価:特選/作者名:−/製作:東京ムービー(1984年)/備考:連続TVシリーズ,LD有(BOX),ファンタジー巨大ロボット物
当該キャラ:シャーマン(集団;第1話「蘇りし伝説の巨神」〜第20話「ドラドの怒り」)
え〜世間様では駄作と名高い、というかむしろ忘れ去られているこの作品ですが。凄い女やられ役が登場します。しかもザコ!彼女達の名は「シャーマン」。悪の親玉ドラド王の直属部隊で全員女性。隊長のヨナメ様に率いられ過酷な任務に赴きます。
まずその格好。いかにも悪のお姉さんぽい雰囲気で非常に露出度が高い!浅黒い肌にオレンジ色の髪、そして横に細くすぼまっている虹彩を持つ青い瞳。「シャーマン」と言う名の示す通り幻術、妖術をよく使います。勇猛にして残忍、そのノリはシャーマンと言うより完全に「悪のくノ一軍団」です。そしてここが肝心!その殺され方があまりに惨たらしい!!剣での戦いが基本なので、銃撃戦主体の「ハーロック」や「コブラ」に比べてメチャクチャ生々しい!正に「生と死のせめぎ合い」です。そのうえ肌も露わな彼女達が、縦に横に体を両断されたり、首に縄をかけられて聳え立つ城壁から真っ逆さまに引き落とされたり、巨大な剣に腹を刺し貫かれ足元を浮かされたままの状態で苦しみのたうったり、巨大なマジンガーに殴り殺されたり…いくら悪役だってこりゃヒドいですねえ。TVアニメの限界ギリギリです。お子様には見せない方が良いでしょう。
あえて難点を挙げれば顔の描き分けがなされてない事でしょうか?でもそういう辺りがいかにもザコですね。女ザコ敵愛好家にとっては瑣末な事です。
今のところ私にとってアニメでは一番のお気に入りです。
評価:準推薦/作者名:−/備考:OVA,ファンタジー
当該キャラ:*キライヤ(第3話「温泉の世界エルハザード」)
敵である幻影族の女殺し屋です。幻術で変身し主人公の命を狙いますが見破られてしまい、激しい反撃に一瞬ひるんだところを攻撃魔法の水流に胸を貫かれて絶命します。前下方から突き上げる魔法の威力で仰け反った体が半分浮いた状態のまま悲痛な叫びを上げながら霧散するキライヤ。死んだ幻影族は、その名の通り幻のごとく消滅するのです。けっこう凝った長く引く悲鳴でした。
評価:推薦/スタッフ:大賀俊二(ディレクター;9話等),奥脇雅晴(ディレクター;24話),寺田憲史(シナリオ;9,24話),松野達也(コンテ;9,24話)/製作:東京ムービー新社(1982〜1983)/DVD(ビームエンタテインメント):BBBA-1483(9〜12話),BBBA-1486(24話)/備考:連続TVシリーズ,スペースオペラ
当該キャラ:スノウ・ゴリラ(集団;第9話「出現!!海賊スノウ・ゴリラ」〜第12話「恐るべし最終兵器」;cv=藤田淑子?,佐々木祐子?,鳳芳野?,滝沢久美子?,八幡いずみ?),シーメン(集団;第24話「海底の墓標」;cv=尾崎圭子?,島津冴子?,神保恭子?,滝沢久美子?,高田由美?,大原美香子?)
寺沢武一の傑作「コブラ」のTVアニメ化。なぜか題名に”スペース”が付いてとてもダサい。基本的に内容は原作と同じなので、ここでは原作との違いについて書きます。
まずスノウ・ゴリラ。サイコガンでダクト越しに射殺されるシーンが有名ですね。腹に大穴を開けられて、と言うより半ば胴を吹き飛ばされてグニャリとくずおれる様は見応えがあります。悲鳴も充実。その反面、銃撃戦が全般に淡白なのが残念です(特にジェットスキーの場面)。
シーメンについては大きな変更点があります。原作のゴーゴンヘッド一味では、基地内の人員は男(海賊ギルドの下っ端)なのですが、アニメでは全員がシーメンで編成されています。これはとても大きな美点です。当然シーメンの出番が増え、原作には無かったシーメンとの銃撃戦が実現されています!これがとても良い!シーメンの話については原作よりアニメの方が私は好きですね。
ちなみに諸元にあるDVDでは作品名が「スペースアドベンチャー コブラ」と、最近の公式表記になっているので注意。
評価:不薦/作者名:−/備考:連続TVシリーズ,LD有(BOX),巨大ロボットヒーロー物
当該キャラ:女ソルジャー(集団;第8話「炎の戦車に散るジーラ」,第15話「コロスとゼノイア」他)
宇宙開発の為に生み出されたサイボーグ「メガノイド」が人類に対して反乱を起こすという内容の作品です。「ソルジャー」というのはメガノイドの戦闘員で、これの女性型が何度か登場します。せっかくの女戦闘員なのに描写が粗雑であまり見所はありません。ただし、まだ全話を見ていないので将来的には評価の変わる可能性もあります。
評価:推薦/監督:西島克彦/製作:スタジオ・ファンタジア(2001年〜2002年)/備考:連続TVシリーズ、縮小劣化版AIKa
当該キャラ:メイド(集団;第1話「華麗なるエージェントは 一輪の薔薇と共に」),ヒューマリオンZK(集団;第10話「闘いの終着駅は危険な愛と共に」〜第12話「華麗なるエージェントは邂逅の薔薇を心に」)
あのAIKaと同じ西島克彦監督作品。題名は戦争映画風ですがズバリ言ってAIKa直系です…少なくとも外側の包装は。主人公の名前は柊七虹香(ひいらぎなじか)、AIKaの主人公は皇藍華(すめらぎあいか)、ミエミエ。
これ、当然ですが期待してました。しかし結論から言うとAIKaを望む向きには完全に期待ハズレ。なにせ全編共通のザコがいません。つまりデルモがいない!一応ヒューマリオンZKがそれにあたるんですが、ただしこれは登場が最終3話のみで、しかもまともにからむのは第10話のみ。これではあまりに足りません。
AIKaと違い、基本的には一話完結で話が進みます。敵となる女性ゲストキャラが毎回登場し、これが実は今回の主たるやられ役(多くはヒューマリットという人造人間。他に人間の女殺し屋など)。しかし銃撃主体という事もあってからみが淡白。極めもショック弾で気絶が基本。なので充足感が全く足りません。意匠も×。ミニスカが共通要素であるのはAIKa以来お馴染みですが、格好としては原則的にどれもごく普通の服で「フェチ要素」「制服感」とも希薄。キャットファンならともかく、正直言ってことさら見るほどの物でもないと言うのが本音です。単独のゲスト悪役なら「キューティーハニー」や「セーラームーン」の方が遥かに魅力的ですよ。
さて、肝心のザコキャラです。
作品の幕開けを飾る第1話にまず使用人兼戦闘員のメイドさんが大勢登場。銃火器や肉弾で闘います。これはまんまデルモですね。今回は主人公も銃を使うので、淡白になりそうな反面、見せ方の幅が広がるかもしれないと期待したのに…。実はこの雑魚メイド、第1話かぎりの使い捨て!アタマでこんなのかましといて以後10話に至るまで全く女ザコ無し…ってそれはひょっとして撒き餌!?ハメられた??
で、次にザコの登場する第10話。全編を通じて暗躍していた敵がここに来てようやく姿を現します。その尖兵となるのが量産型ヒューマリット、ヒューマリオンZK。デルモの命名もそうでしたが、このZKという型番も”ザコ”の略でしょうね(こういう部分はいいんですが…)。通常のヒューマリットと違って意志はなさそうですが、ヒューマリオンに関する作中での説明は一切なし。そしてナジカ最大の要点が実はこのザコ。完全に”モノ”扱いなのか骸を曝してくれます。登場がいきなり死屍累々。直接明言はしていないものの、雪原に横たわる彼女たちの身体に降り積もった雪はどう見ても「死」の演出です。ただし、激しかったであろうこの時の戦闘は一切語られません。実は同じZKでもいくつかの種類があって10話に登場するのは赤いチャイナドレスタイプと青いくノ一タイプ。同じ種類は顔も髪型も共通。肩の装置と頭部のインカムを繋ぐケーブルが弱点で、切断されると機能を停止します。かなりヘボくて、それ自体はいいんですが、全てそれで倒してしまうので非常に淡白かつ単調。ただ、目元を隠すバイザーがやられた時に砕けて可愛い素顔が覗く演出はよろしい。
諸元にあるとおり11話、12話にも登場しますが、こちらはもうまともにからむ事はありません。例の急所を撃ち抜かれて、淡々と倒される画がぽつぽつ挿入されるだけ。この時に登場する種類は黄色い服(服で色分けされているところはデルモっぽいですね)。弱点である「制御装置」が後に背負う形式に何故か変更され、後頭部に取り付けられた装置(けっこうゴツい)とケーブルで繋げられています。それにしてもあそこまで執拗にケーブル切りに固執しているのは、あれでやっぱり「不殺」という扱いなのでしょうか?この回では目元のアップで瞳をカメラっぽく無表情に見せ「ロボですよ〜」と更に匂わせているけれども、べつにだからって容赦無くバンバン射殺するわけでなし、いったい何の意味があるのでしょうか?11〜12話は実質前・後編で敵本拠での最終決戦だというのに大量ザコとの大立ち回りなど全く無し!!どーゆーことコレ!?
実を言うと第5話には女水兵が、第9話にも反乱軍の女兵士が一応ザコっぽく出てきます。しかしこれらはもうまともに取り上げる価値の無い、言ってみりゃ「置き物」。まさかこれ、生粋デルモ系のファンに対するアリバイ証明??だとすればナメてるとしか言い様がありません。こちとら戦闘的な格好をした女性キャラで画面を飾れば満足する手合いじゃないんです。「”ファッション”なんぞクソ食らえ」です。一言だけ弁護すると、女水兵に関しては「ナジカにのされて死屍累々」というデルモでよくお目にかかったような画が1カットだけ入ります。これまた実際の戦闘が完全に端折られているのでかえってムカつくんですけど。
ここで1つの事実を紹介。製作日程が狂ったのか、この作品は放映時に1度だけ再放送を挿みました。その時点で6話まで消化していましたが、この時、再放映する話を視聴者からの人気投票で決めたのです。結果、総投票数の60%が第1話。この意味するところを製作側はどう受けとめたんでしょうね?(まあ全体の票数は不明なんだけど)。
あらためて結論。「AIKa」があれば要らない作品です。例のヒューマリオンはちょっと目先が変わってますが、それだけではちょっとなぁ…。AIKaの後、「炎のらびりんす」で見事に期待を裏切ってくれた西島監督。そして今回はAIKa回帰と見せかけておいてこの有様。もしかして、監督にとってああいうネタはもう(AIKaで)完結しているのでしょうか?いずれにせよ、次の作品(それは尻切れトンボでバックレた「ナジカ」の続編かどうかは判りませんが)でそのあたりを見極めたいと思います。ナジカで「”キャラ”萌えの秘訣は掴んだーっ!」とか思ってたらダメだろうなあ。好意的に解釈すればAIKa系のファンを取り込みつつ支持層を広げようともとれるんですが、もうすこしこっちの待遇も考えて欲しい。
何かこう…「製作裏話」とかを聞いてみたい。どうしてあんな中途半端になってしまったのか?公式サイトのていたらくからみて、AIKaみたいなムックをまた作る可能性はあるのでそれに期待(ヒューマリオンの設定も知りたいし…)。真実はどこにある?
評価:並/作者名:−/備考:連続TVシリーズ,SF忍者ロボット物
当該キャラ:くノ一軍団(集団;第34話「女忍者・紅影」,最終話?)
紅影という頭領に率いられたくノ一部隊です。ちゃんと顔が描き分けられているので、もしかしたら個別の設定がちゃんとあるのかもしれません。口調がけっこうワルっぽくて「いかにも」です。全編中、何回か登場して主人公達と戦い、最後は爆発する基地から逃げ出そうとして全員宇宙船に乗り込みますが、結局は間に合わずに乗船ごと爆発に巻き込まれて全滅します。操縦室で炎に包まれるくノ一たちの画が一瞬入ります。全話を見たわけではないので、もしかしたら見逃した名シーンがあるかもしれません。もしそうなら評価はもっと上がるでしょう。
評価:準推薦/作者名:−/備考:連続TVシリーズ,ファンタジーロボット物
当該キャラ:女兵士(集団;第9話「恐怖のダンジョン リューナイトが動けない!?」)
2話連続の話で、下っ端女兵士が登場するのはその後半(第9話)。野望に燃える女が双子の娘と共に女の子達を騙して悪事を働く、というような内容だったと思いますが細かい点は忘れました(笑)。なんか地下に「王国」のようなものを作ってるんですよ。そこを支配しているのは全員女で、みな件の「野望女」の手下です。下っ端は妙にアラビア風の女兵士で、槍を持って戦います。戦闘場面は今1つ煮え切らないのですが、女兵士達の雰囲気に妖しさとワルっぽさ(シャーマン風)があったので準推薦としました。主人公たち男3人が服を盗んで女兵士になりすます展開も、まぁ面白いかな?あ、そうそう、結局この話では親玉も含めて敵が誰一人死にません。
最初に書いたとおりこの挿話は2話連続で、第8話「敵は美少女軍団!大河の前で通せんぼ」からの続きになってます。副題にある「美少女軍団」とは「キューティーソルジャーズ」と名乗る特撮戦隊風の5人組(ブルー、ピンク、レッド、イエロー、ブラック)で、当該キャラの雑兵とは別です。件の首領母娘たち(名前はそれぞれジェノバ、リーリ、ラーラ)も含めて一応全員やられ役なんですが、設定上の「ワケアリ度」が高めで、しかもそれをきちんと主人公側が酌んでくれるので(だから命までは奪われない)当該キャラには列挙しませんでした。
評価:推薦/監督:黒田昌朗/製作:日本アニメーション/備考:連続TVシリーズ,ヒロイックファンタジー
当該キャラ:女兵士(集団;第38話「水晶の姫オリエを救え!」)
和田慎二の代表作のアニメ化。原作の当該シーンをほぼ忠実に再現しています。これがかなりのもの。無慮数千の女性兵士による大軍団が、たった1人の少年に蹴散らされてゆく様はザコ度全開!しかもアニメ化によってかなり強化されています。
意匠は原作と基本的に同一ですが、アニメ化によって色が加わり、印象はかなり違います。レオタード風の赤いボディスーツに肩・腰周りのアーマー、それに黒いロングブーツを履いています。顔・髪型(ストレートロング)は全員同じ。武器は剣や槍。喋り方や立ち居振る舞いの雰囲気はマゾーンに似た軍人調。
戦闘場面は、単に動きと音声が加わっただけでなく、今一つぼかし気味の原作に比べ、「主人公が敵兵を斬る」という事実がはっきりと描かれています。出血の表現こそありませんが、1箇所、
作画品質は今の水準からすると物足りませんが、当時としては標準程度でしょう。「ゴッドマジンガー」よりは下、「ハーロック」の最低よりは明らかに上。
評価:推薦/作者名:−/備考:連続TVシリーズ,LD有(分売),美少女アクション
当該キャラ:妖魔、カーディアン,ドロイド,ダイモーン,レムレス(=以上全て単独)
もうすっかり過去の作品となった感のある「セーラームーン」ですが、ここで扱うネタとしては、まだかなり新しい方ですね(泣)。セーラームーンの敵は様々な女怪人です。非常に長寿となった番組なので、一口に「怪人」と言っても、その間には様々な変遷があります。それでは順を追って紹介します。
まず妖魔。最初の怪人群ですが、当初は本当にただの化物でしたね。途中から少しずつ良くなって「キューティーハニー」並にはなります。
次にカーディアン〜ドロイド。このあたりが一番「食べ頃」かな〜。妖魔の頃は造型にかなり禁欲的な制約が感じられましたが、その最後の方で”たが”が外れたのか、いっきに美形度が跳ね上がりました。作画品質の向上ともあいまって、とても魅力的な女怪が次々に産み出されたのです。カーディアン以降、死んだ怪人が消滅する時に特殊な「核」を残すようになりますが、それがまた物寂しげで新鮮でした。
最後はダイモーン以降。基本的には今までと同じなのですが、必殺技の変更に伴い魅力が大きく減退しました。レムレスにいたっては、その設定上(サーカス団)、造型が滑稽になる傾向が非常に強くなり、私にとってのセーラームーンはそこで終わりました。
セーラームーン最大の魅力は女怪人の断末魔に尽きます。毎回毎回、いろんな声優さんの熱演する悲鳴で耳を潤すために私は毎週欠かさず見てたんですよ。ところが!必殺技が「ムーンなんとかハートアタック」になってからというもの、「ラブリー!」とか「ラブラブリー!」なんつーアホな叫びに固定されてしまうのです!ですからセーラームーンを見るなら「ブラックムーン編」までです。
最終シリーズ「セーラースターズ」の幹部やらなんやらも確かにいるんだけど、幹部連中はやっぱり不許可だなー。彼女らを含めるのならウィッチーズ(別シリーズのやられ女幹部)を除外するわけにもいかないし。通常の「セーラー怪人」についてはレムレス同様にコミカルに過ぎ、しかも設定上倒すわけではないので更に評価低し。
評価:準推薦/演出・絵コンテ:むらた雅彦/製作:ブレインズ・ベース(2001年)/DVD(バンダイビジュアル株式会社):BCBA-0870/備考:巨大ロボット物
当該キャラ:ガミアQ(×3;第3話「甲児暗殺指令!」;cv=柚木涼香)
OVAによる「マジンガーZ」のリメイク版。オリジナルのテレビシリーズよりは御大による漫画に近いかもしれません。というのも漫画のみの登場だった女性型暗殺ロボットガミアQが出てくるからです。外観も、役どころも、なんと殺られ方すら一緒です(3機とも全身寸断・両断。何故か爆散無し)。
アニメになれば動きや色彩が加わるのでまた違った趣がありますが、この作品ではもう1つ大きな違いが存在します。それは「喋る」ということ。もともとガミアのせりふは操者であるアシュラ男爵(敵の幹部)がマイク越しに喋っている言葉を口から発しているだけだったのですが、カイザー版のガミアは自律的にいろいろ喋ります。もちろんアシュラの声じゃありません。これはかなりの美点。口調は完璧に平板なロボット調だし、破壊される時も悲鳴は一切ありませんが、魅力は増してると思います。
やられ方は同じと言いましたが、カイザー版独自の味わいもあり、とくに3体目の左右両断は服の裂け分かれて行く過程をスローモーションで緻密に描いてあり、2種の漫画版より生々しく感じます。
評価:準推薦/作者名:−/備考:連続TVシリーズ,怪盗アクション物
当該キャラ:水着姿の女(集団;第22話「謎の女人館を探れ」),ニセ姫ロボット(第65話「ルパンの敵はルパン」)
「女人館」とは文字通り女だけの館です。肌も露わな赤い水着のような服をまとい黒いロングブーツを履いた女たちが、館の宝を狙う主人公(もちろんルパン)と戦います。ゴロツキ(男)に変装したり、銃撃戦を展開したり見所は色々あるのですが、悲鳴は全体に今1つですね。
「ニセ姫ロボット」とはゲストキャラのお姫様の偽物。主人公を惑わすためにお姫様そっくりに作られた女性型ロボット多数が襲い掛かってきます。顔かたちはそのままながら格好はまちまち。途中、甲冑に身を包んだ姫ロボ剣士3体が五右衛門と斬り合う場面あり、「あ」という間に峰打ちで倒されるのですが、ロボットによく通用したもんです(笑)。
評価:特選/作者名:−/備考:OVA,LD有(分売),美少女パンチラアクション
当該キャラ:デルモゲニィ(集団;全編)
史上初!パンチラの!パンチラによる!パンチラのためのアニメです!!敵も味方も女!女!女!もちろん全員「超ミニ装着準備完了!」です!!
遺伝子操作によって産まれた悪の天才科学者ハーゲンは、自分の優秀な遺伝子を遺すために大勢の美女を世界中から選び出し、自分に絶対の忠誠を誓う私軍「デルモゲニィ(通称デルモ)」を彼女たちで編成します。そして自分たち以外の人類を滅ぼし、新たなエデンを地上に築こうと企むのです。それを阻止しようとする皇藍華(すめらぎあいか、主人公、タイトミニ着用)が勇猛果敢なデルモたちと繰り広げる激闘が作品の中心(全て)です。
その職能によりデルモは4種類に分類されます。士官である白デルモは知的なお嬢様風、デルモ組織の中枢に位置します。下士官、というより上級戦闘員の青デルモはキャリアウーマン風、銃火器を使って戦います。そして下級戦闘員の黒デルモは一番の下っ端。武器の携帯を許されていないらしく、いつも大勢で肉弾戦を挑んできます。他に技師系のピンクデルモもいます。この中で一番のやられ役は、やはり「黒デルモ」。なぜか他のデルモたちに比べて明らかに年齢層が低く、「元気で生意気な小娘」といった感じです。
とにかく戦闘場面、やられ場面がふんだんで、しかもデルモたちは全員かわいらしく、そんな彼女たちが爽快にブチのめされて地に這いつくばる様はとても燃えます。同性のためか、主人公の藍華は彼女たちに全く容赦がありません。それはもう思いっっきり殴って、蹴って、投げ飛ばして次々とデルモたちを叩き伏せます!やられたデルモは必ずあられもない姿勢で倒れ、その白いパンツを惜しげもなくさらして果てます。人死にが無いわけではありませんが、デルモの犠牲者はゼロです(明示的には)。そのためか戦闘が意外に「スポーツ風」であり、陰惨な感じはしません。キャットファイトと言ってもよいでしょう。しかもキャットファイト物にありがちな下世話な部分や過度の「闘魂主義」が無いため、私にとってはかなり理想的です。
評価:準推薦/作者名:−/備考:連続TVシリーズ,LD有り(BOX),巨大ロボットヒーロー物
当該キャラ:*マリーネ(第32話「母に向かって撃て!」),女暗殺者(3人組;第50話「暗殺!!兜甲児を消せ」)
マリーネは初登場の女コマンダー(任務の遂行者)で、主人公の暗殺がその使命です。彼女の容姿が主人公の母親にそっくりなために抜擢されました。実に卑劣な作戦ですが、それを全くためらいなく実行できるバリバリの悪役です。ピチピチに密着したグレーのスーツに身を包み、メカを操縦するときはヘルメットを装着します。けっきょく正体がバレて任務は失敗。円盤獣(敵の戦闘メカ)に乗ってグレンダイザーに挑もうとするマリーネに対し幹部の司令官は無情に特攻を命じます。決死の表情で毅然とそれを了解する彼女の姿に私はシビレました。ああしかしそこはやられ役の悲しき
一方の女殺し屋3人組は主人公の仲間を暗殺するために差し向けられました。つり目にアイシャドーと、いかにも悪役顔(ベガ星人は肌が青白いのでマゾーン臭い雰囲気です)。3人とも同じ顔ですが服の色(黄、緑、赤)と声は異なります。服は全身に密着するタイプ。寝込みを襲うものの、予知されていたため失敗し、乱戦になったあげく1人が弾除けにされ、味方に誤射されて死亡(死体は消滅)。残り2人が任務を続行するも、再び阻止されて追い詰められ最期はがけから転落・自爆します。死ぬ直前まで冷静に基地と連絡をとる冷徹な女たちでした(よって悲鳴は最初の1人だけ)。
評価:特選/監督:アル・ブラドレイ/制作年:1974年(伊)/備考:劇場作品,LD有,アマゾネス物
当該キャラ:アマゾネス(集団;全編)
私が今まで見た中ではアマゾネス映画の最高傑作です。いい体したおねーちゃんたちが露出度の高い格好(ヘソ丸だし)で大勢出てきます。もう冒頭の「女王選びの試練」から、いきなりかましてくれます。選ばれた十数人のアマゾネスが様々な方法で互いに殺し合い、最後まで生き残った者が女王となるのです。その他にも戦闘場面は数多く、全編に見所が満載です。基本的には喜劇風なのに戦闘はきちんと生々しいのはイタリア作品ゆえか?
評価:推薦/監督:舛田利雄/制作:石原プロ(1972年)/備考:同名劇画の映画化、時代劇
当該キャラ:くノ一(×5)
さいとうたかおの名作「影狩り」の映画化。元になっているのは「伊笛藩の大砲」ですが、細かく見ると「棕櫚緒忍衆」「影目付根来衆」「女罠」など様々な話からネタを引っ張ってきています。
始まってほどなく主人公ら影狩り3人衆がそれぞれ公儀御庭番の刺客に襲われる場面。主人公は温泉で仕掛けられます。これはもともと「女罠」からの流用ですが、かなり手を加えられていて原作より遥かに興奮!
主人公が1人で露天風呂につかっていると後から次々と若い女たちが入浴、周囲を取り囲みます。もちろん彼女たちはくノ一、至近距離からいきなり全裸のまま襲撃。最初、置いてあった主人公の刀を1人が手ぬぐいで奪おうと仕掛けますが失敗、抜刀した主人公を囲み
屈指の名場面です。評価を「推薦」にしてますが、それは局所的であるからであって、内容としては特選でもかまわないものです。
ただ、物件としてはともかく「影狩りの映画」としてはちょっと…。妙に脂ぎってるというか下卑たところがあって、原作の格調高さを感じられないのが残念です。
さて。実はこの他にもう1つ見所があります。それは最後の戦闘で日光に斬られる公儀御庭番くノ一差配のマキです。元は恐らく「伊笛藩の大砲」に登場したくノ一”おれん”。忍装束の胸元が横一文字にスッパリ切れて、露わとなった白い双丘を噴出する鮮血が真っ赤に彩ってゆく散り際は非常によろしいのですが…ではなぜ諸元の「当該キャラ」に記載が無いのか?
彼女の名前が”マキ”である事にご注目。実は…演者がカルーセル麻紀(♂)なんですね〜。とほほ〜っ!!(泣)。気にしなきゃいいんですけど…う〜む…。
「この世には知らぬ方がよい事もある…」そんな警句が脳裏をよぎりました。
評価:推薦/作者名:−/備考:連続TVシリーズ,時代劇
当該キャラ:くノ一(多様;「大奥魔女狩り」等)
非常に有名な作品ですね。様々な忍が敵として登場し、その中にはくノ一が何度も含まれていました。単独、集団など形態はさまざまです。私もその一部しか見ていませんが、それでも「大奥魔女狩り」など見応えのある話を確認しています。
※全シリーズにおける「やられくの一」の詳細な登場情報をテル様より頂きました。必見!→
評価:特選/作者名:−/備考:劇場作品,LD有,アマゾネス物
当該キャラ:アマゾネス(集団)
「アマゾネス対ドラゴン」と並ぶイタリアアマゾネス映画の双璧。アマゾネスの衣装はバイキング風であまり色っぽくありませんが、暗くハードな描写が多く、他には無い味わいの作品に仕上がっています。殺陣はあまり格好良くありませんが、もしかするとその方が現実的なのかな?いちばん最後、アマゾネスの少女たちが2人組で向かい合って剣の稽古をしている場面が印象的でした。
評価:準推薦/監督:ジュスト・ジャカン/制作年:1984年(仏)/備考:劇場作品,LD有,アマゾネス物
当該キャラ:アマゾネス(集団)
大っぴらに公開されたアマゾネス映画は、これが最後ではないでしょうか?演じている女優さんは昔の作品よりずっと美人で、鎧の意匠もぐっと「今風」です。しかし、肝心のアマゾネスが作品後半にならないと登場しないのは大問題でしょう!?「殺陣がさえない」とかそんな事はこれに比べたら些細な問題です。罰として評価を「準推薦」としました。
追って来たアマゾネス1人を殺して死体をがけ下に転げ落とす場面や、アマゾネスの男争奪戦(4人デスマッチバトルロイヤル)に主人公(ヒロイン)が潜り込み、どうにか最後の1人として生き残る場面(敵3人のうち2人はヒロインが倒します)などが見所です。
評価:準推薦/監督:中野貴雄/制作:ブイ アンド アール プランニング/備考:AV,女闘美,企画モノ
当該キャラ:*
中野貴雄と言えば日本で女闘美とかキャットファイトを好んで扱っている作家の中で一番有名な人でしょう。
紅虎は敵のボスの情婦でかつ殺し屋です。なんとも豊満な体つきの女優さんで、今の基準で言ったらデブという人も少なくないでしょうが個人的には非常に好み、特にオッパイ(笑)。最初ヒロインの女武闘家とビザールファッションで闘い、大の字にのされ病院送り。最後に再戦する時は裸に包帯巻いただけの格好。
この最終決戦が不可解。基本的にバカバカしいノリ(つまりそれが”中野節”)の作品で、それまでの戦闘場面もごく普通のものであるにも関わらず、何故か最後だけグロテスクな演出がなされているのです。最初は普通にレスリングをはじめ、次第に激しく、ここでヒロインがいきなり紅虎の乳首を噛みちぎるという行為にでます。これがきっかけとなって闘いは一気に血まみれ。次にヒロインは紅虎の股間に手を突き入れ肛門から腸を引きずり出し、最後は顔面へ必殺のパンチでとどめ、飛び出る眼球(特殊メイクはチープです)。これもギャグのつもり?でもダメな人はダメでしょうね。好きとか嫌いとか言う以前に何をやりたいのか全く不明。女闘は女闘、と完全に切り離して見るのが正しいのかも知れません。
これ、実は「パート2」です。前作は「ザ・プレイガールズ 裸で銃を持つオンナ」(元ネタはあからさまに「裸の銃をもつ男」ですね)。そちらは未見。この「悩殺拳」は制作年がわからなかったのですが、1作目が1993年なのでそれ以降なのは確か。
評価:準推薦/作者名:−/備考:ヒロイックファンタジー
当該キャラ:アマゾネス(集団),蜘蛛の女王(単独),魔女(単独)
作りが非常にお粗末なところから見ると、どうも劇場作品とは思えません。TV映画(←うわー、なんか凄く古い言い方)かな?(主演が「超人ハルク」の人だし…)。牧歌的な特撮が全編にわたって笑かしてくれます。
アマゾネスは何人も出てきて、それはいいんだけれども、かなり露出度が低く(ドデカいマントが最大の元凶)深めの兜に真っ黒な仮面まで着けており、単に色気が乏しいというより「本当に女か?」という疑念が濃厚です(隊長格2人は顔出ししておりホンモノ)。殺陣もどん臭くイマイチ。ヘラクレスはただ一人で彼女たちを圧倒し、次々とのしていきますが、スキをつかれて捕まってしまいます。
このアマゾネスたちが神と崇めているのが蜘蛛の女王、露出度バリバリのお姉様です。その正体は蜘蛛の化物。捕えられ生贄に差し出されたヘラクレスに襲いかかります。身動きのとれないヘラクレスは楽な得物のはずでしたが神々の助力により縛めが消失、もみ合いになってしまいます。英雄の豪腕が抵抗する女を組み伏せ、その太い指が首にかかります。苦しみ悶えながら遂に絶命する蜘蛛の女王…扼殺!!いや、いくらなんでも正義側の男が敵であれ女を縊り殺すっていうのは滅っっ多にありませんよ!この物件の価値はほとんどその一点に在ります。結局、死んだ女は醜い化物の正体を現し、それをもって「緩衝材」としています。しかしまぁ俳優が「ハルク」のムキムキマンだし、画的にヤバい。
最後に魔女をちょこっと。敵の黒幕でピッチリした黒づくめの女の人。終盤で神様の光に打たれ悲鳴を上げて絶命・消滅。オシマイ。
評価:準推薦/監督:貞永方久/制作:松竹(1996年)/備考:劇場作品,必殺シリーズ
当該キャラ:別式女(集団)
「必殺仕事人」の劇場版。主人公が死ぬので一応最終作でしょうか?まぁ、内容的にはもはや必殺でも何でもありませんが。
敵は大奥の悪いお局様で。配下に大勢の別式女を従えています。彼女たちは敵で、その行動は非情ですが、悪人という感じは希薄です。ただ仕える主の為に命がけで戦っているだけ。悪と言うならただ金の為に彼女たちを殺すザコ仕事人の方がよほど悪党でしょう(ちなみにこいつらは騙されて雇い主側に全員始末されます。ざまーみろって感じ)。いや、それが悪いというのではありません。逆です。むしろ燃えます(笑)。
…燃えるんですが、不完全燃焼なんですよね、この映画は…。せっかく大勢出てくるのに立ち回りが淡白なのなんのって、最終決戦は闇夜の遠撮だし!途中、鳥追いに化けて襲いかかった一人の別式女が裸にひん剥かれて取り押さえられ観念して自決する場面など、見所がないわけじゃないけど、足りません。設定のおいしさがかえって仇。
なお、別式女の皆さんは普段は普通の御殿女中然とした着物姿で、任務に応じて尼僧や鳥追いや町娘に変装します。まあ何と言ってもお楽しみは最後の戦闘服姿ですね。Vシネ「くノ一忍法帖」などと同じド派手な忍装束です。殺られ方は普通に斬られたり突かれたりする他、吹き矢や吊るし首もあります。人数が多いのでそれなりには多彩ですが、なにせ大部分はかなり遠目なので過大な期待は禁物。
評価:特選/監督:石井輝男/制作:東映(1973年)/備考:劇場作品,ポルノ時代劇
当該キャラ:女忘八(×6)
色情と欲望のるつぼ江戸吉原を舞台に繰り広げられる外道どもの凄惨な生き様死に様を描いた作品。原作劇画の作者は小池一夫と小島剛夕。これは実に「子連れ狼」の二人ではありませんか!
しかも監督の石井輝男は小池の作品世界を見事に映像化、「死ぬも地獄、生きるも地獄」、そんな修羅道を描ききった実に面白い映画に仕上がっています。邦画愛好家の間でも有名な作品。
「忘八」。それは孝・悌・忠・信・礼・義・廉・恥という八つの徳を捨てた人間の事で、
主人公の護衛としてあてがわれた6人の女忘八衆。全編を通じ惜しげもなく肌をさらし楽しませてくれます。
公儀黒鍬衆(忍)の罠にかかり主人公が炎に囲まれていると、若い女たちが現れて自ら火の上に身を投げだし転がって消しとめます。そのまま倒れている女の1人に請われ、黒焦げになった着物を主人公が刀で切り裂いてやると中からは白い裸身が…。自由になった女は仲間の1人を同じように助け、その仲間が次の仲間に同じ事を…。こうして主人公の前に並んだ6人の裸婦は女忘八を名乗り、吉原の総名主から護衛を命ぜられた事を告げます。
裸のまま帰途に着く女忘八衆。しかしその前に黒鍬者の男が現れ戦闘へ。女忘八たちは男の周囲を回りながら
このように主人公から2度も命を救われた女忘八衆ですが、彼を用済みと判断した総名主に命じられ、まず骨抜きにするべく情交とアヘンで攻める彼女たちにためらいはありません。それが忘八者なのです。しかしそれは主人公も同じ。最後に斬りかかってきた彼女たちを何のためらいも無くことごとく切り捨ててしまいます。
女忘八がからむ戦闘ではスローモーションが多用され、その裸体の踊る様がよく見えるように配慮。胸や尻を意図的にたっぷりと見せてくれます。おかげで激しい動きに柔肉の揺れる様を存分に堪能できるのが嬉しい。「ポルノ時代劇」と銘打ってあるのはダテじゃありません。
それにしても手間暇のかかった映画ですよ。今の国内映画産業じゃこんなのとても作れそうにありません(製作的にも市場的にも)。国産映画、特にポルノが大衆娯楽として生きていた時代の空気を感じさせられます。やっぱり世の中「洗練」だけではつまらない。
評価:推薦/監督:中野貴雄/制作:大映(1998年)/備考:偽ミニスカポリスvsハイレグ女ギャング団
当該キャラ:死ね死ねガールズ(4人組)
典型的中野作品。中野節全開です。という事で設定・あらすじなどはどうでもいいですね?一応L.E.G.S.とはLady Executioners for General Security(婦人公安捜査官)の略称です。でも偽ミニスカポリスです。
なんでかわからんけど「妖艶大戦争アクメくん」に出てた漫画家の加藤礼次郎氏がこれにもチョイ役で登場してます。ヘッポコな雰囲気が買われた?
ともかく、偽ミニスカポリスなんかどーでもいいんです。この作品における真の主役は死ね死ねガールズなんですから。個別にマゼンタ、ミャオ、ブレイズ、アイスという名前がありますが、マゼンタ以外が作中で呼ばれる事はほとんどありません(特に後半2人)。このうちミャオだけはチャイナ系です。マゼンタがリーダーでミャオはそのペット、あとは「残り」、というような内訳でよろしいでしょうか?(笑)。
なんと言ってもまず美人!どんぐらい美人かというと偽ミニスカポリスより明らかに美人(笑)。しかも顔だけでなく、ことさら巨乳ではないものの体型が実に美しい。そんな悪のお姉さんがピチピチノースリーブのハイレグレオタで戦っちゃうんですから反則です。黒が基調のレオタはオリジナルか既成品かちょっと微妙ですが、特に手下三人は、どこか特撮キャラを思わせる胸のプリント柄が良い(せっかくならマゼンタはそれをもっと強化した特撮女幹部風の意匠にすれば良かったのに)。
しかもまぁこれがよく動く!アクション女優ではないので技巧的ではありませんが、それだけに力演がエロい。監督もよくしたもので、組み合っての力比べや羽交い締め大開脚のローアングルを多用した女相撲的消耗戦。まあこれはいつもの「定石」ですけどね。そして人数が多い事もあってかアクション部分が実にふんだん。基本となる得物はマゼンタがムチ、ミャオがチェーンソー、残り2人がそれぞれ刀と銃です(名前を呼ばないのでどっちがどっちか判らない)。
惜しむらくは肝心のやられ際に難点が…。
死ね死ねガールズ4人対偽ミニスカポリス3人の最終決戦は全く要らねー男ザコを交えて行われ、けっきょく一旦は4人とも倒されるのですが、実に、ブレイズとアイスのやられシーンが完全に欠落!うやむやのうちに縛り上げられているというあまりにショボい展開。何十人もいるワケじゃないんだから、たったの4人なんだから…果てるところをキッチリ拝ませてくれ!ほんの1〜2カットで全然ちがうだろうに…。こういう事をブチかましてくれるからこの監督はよく解らん。
ミャオは偽ミニスカポリスの1人と格闘の末、配電盤に感電してダウン。感電の”のたうち”はまるきりマンガで色気に乏しい。
この戦闘でのメインイベントは双方のリーダー対決。こちらは激闘の末偽ミニスカポリスのリーダー(主人公)がマゼンタをKO!消耗し戦意喪失した彼女に怒りの言葉をぶつけながら一発一発拳を打ち、追い詰められ命乞いする彼女にとどめの一撃。力尽き意識を失う画が色っぽい。
そして最後の戦い。気絶したままどういうわけか放置されていたミャオが復活し、主人公を追ってきます。なぜかレオタからXTCとおぼしき下着にお召し変え。武器も金属製の付け爪に変わっています。一騎討ちの末、組み伏せられ追い詰められた主人公が傍らに落ちていたナイフでミャオの首筋を切り裂き逆転…ってこれ「アクメくん」のミャンマー戦と全く同じ流れか…。頚動脈から血ィ吹いて仰向けにプールへ落ちたミャオは当然マジ死に。マゼンタ戦よりやはりこちらがヤマでしょうね。
充実した内容なのは確かですが、どちらかと言えば極めそのものより大立ち回りに重点があります。散り際での比較なら前述の「アクメくん」や、あるいは「ザ・プレイガールズ」の方が上。やはり一応は一般向けだから?
そうそう、これAVじゃないんでエロシーンはありません(エロい場面はいっぱいあるけど)。
いろいろ文句つけてますけど、ここに載っている他の中野作品よりは明らかに完成度が高いし、美女による色っぽい女闘がたっぷり拝めるという点でもお勧め。
評価:推薦/監督:水子たたる(中野貴雄)/制作:TEPPEN(1995年)/備考:AV,企画モノ
当該キャラ:*ミャンマー
ビデオ販売チェーン「ビデオ安売り王」で売っていたオリジナルの廉価AV。このオリジナルシリーズには変なモノがかなりあって、これも内容が強烈に正体不明。題名から察せられる通り、一応「悪魔くん」のパロディらしいけれども、そんな説明はハッキリ言って無意味。なので以降はネタについて以外、内容には一切触れません(笑)。
女妖怪ミャンマーは、いわゆる化け猫(インドネシアの妖怪という事になってるけど鉄板デタラメでしょう)。敵の親玉である女悪魔の手下です。赤い髪に豹柄ビキニ(パンツはフンドシ状)、四肢の要所に赤いフサフサをあしらっています。尻尾はあるのに何故かネコ耳は無し。演じている女優さんはちょい太めだけど、まあまあカワイイ。主人公(これまたもちろん女悪魔)に肉弾戦を挑み、奮闘の末に組み伏せますがあと一歩という時に杖で胸を刺し貫かれて絶命。馬乗りから仰向けに倒れます。よく見るとその時膝を曲げたまま(女座りのまま上体を後に倒した体勢)。身体が柔らかいなぁ。死ぬ時にドバッと血を吐いたり、目を見開いたままの死に顔をアップにしたり、印象はけっこう生々しい。キャットシーンもそれなりだし、これで2980円なら私としては充分にお買い得。
出演者の中に加藤礼次郎の名前が…。他にも何人かの漫画家が友情出演(?)しているようです。監督の水子たたるはどうやら中野貴雄氏らしい。別名なのは、やはり超低予算で内容も「商品」と呼べる水準とは言い難いからでしょうか?「萎える」という方も多々いるであろう内容で、正直言うと通して観るにはかなりの忍耐が必要なんですが(収録時間80分!!)、それでもG○G○の商品なんぞに比べたら1000倍マシ。こっちは安いしねえ。
なお、題名に「アダルトバージョン」とあるように、年齢制限無しの「一般バージョン」もありますが、そちらは未確認。エロシーンをカットした短縮版らしいけれども、そしたらミャンマーとの戦闘なんてどうなるんだ??値段は980円…って、アレでエロ抜きで金取ったらさすがにサギでは?
評価:並/作者名:松本久志/備考:長編(少年),学園聖戦アクション
当該キャラ:サーヴァントツイン(2人組;第11話「誤解された男」)
敵の1人、緋狼院麗香(♀)を護る双子の護衛(手下)。双子とは言ってもどちらも女性型アンドロイド。とうぜん外見は全く同じ。双子でしかもコンビ名まであるのに、それぞれ「マリオンA」、「お雪」と全くてんでんバラバラの名前なのが不思議です。何か理由があるのか?。見た目の年齢は女子高生くらい(最初に出てきた時の格好が学校の制服っぽかった)。主である緋狼院に手向かえなくなるよう女性にいささかの暴力も振るえなくなる暗示を主人公にかけようとします。この時は全身密着のレオタード風装束(少しSFチック)に身を包んで登場します。目論見はほぼ成功しますが突然乱入した新キャラと戦闘になり、お雪が大破して行動不能になり自爆、残されたマリオンAは逃走します。その後マリオンAは1度だけチラと登場しますが、その時にはもう敵ではありません。でも相棒を殺されて(壊されて)わだかまりとかないんでしょうか?所詮は機械だから?
ところで作者の松本久志は島本和彦(風の戦士ダンの項を参照→)と作品の風味がよく似てますね。
評価:並/作者名:鳥羽笙子(作画),富樫ゆいか(原作)/備考:長編(少女),キリスト教系やおい
当該キャラ:*シャロン(第2巻「地上の楽園」),*ミラルダ(第2巻「地上の楽園」)
備考に「やおい」なんて書いてありますけど、要は女性のためのゲイ。レディコミではないのでもちろん描写はたいしたことありません。一応は少女漫画ですが主人公をはじめ美少年、美青年が目白押しです。こういうのにネタが混じってるから少女漫画系は油断できません。
なぜか善なるものに惹かれる悪魔の少年と、彼を取り巻く美形神父たちが繰り広げる愛と感動の物語(これはどーでもいい)。主人公を魔界に連れ戻し、神父たちを堕落させて魂を奪おうとやって来た身分の高い女悪魔。それがシャロンで、ミラルダはその手下です。冷酷残忍で高慢なシャロンは派手な格好をした長い金髪の美女、見た目は人間と変わりません。一方のミラルダはボディコンミニに身を包んだいでたちで、尖った耳や猫の瞳を持っています。主の方が美人だし、やられるのもずっと後なんですが好みは手下の方。美形度は低いものの色気では負けてません。スカートの深いスリットや大きく開いた胸元と背中、スラリと伸びた脚にはストッキング、そしてハイヒール。全体の意匠が妙にはまっています。人間の美女に化けたり催眠術をかけたり色々と活躍しますが、主人公に十字架で顔を焼かれ、最期は煉獄に落とされます。ご主人様の方は神父に召喚された大天使ミカエルの矢で背後から胴を貫かれて消滅。撃たれた中心から体表を突き破って閃光がほとばしる様はまあまあいい感じです。
少女漫画でもあり、全体に物足りなさも感じるんですが、作者が女性であるせいか悪女っぽさはイイ線いってます。
評価:並/作者名:やぎはし正一/備考:中編(少年),少年動物カンフーアクション
当該キャラ:*蛇拳士美奈子(分節無し)
入学試験として主人公に課せられた拳法試合。全部で10の関門を勝ち抜かなければなりません(典型的なジャンプ「勝ち抜き」形式)。相手は選りすぐりの使い手10人、通称「十拳士」。その二番手に登場するのが蛇の象形拳を使う美奈子です。しかしこの娘、物凄く弱い!10試合の中できちんと描かれるのは3つ。彼女以外の2試合にはだいたい20ページほどは割いているのに、この娘はたったの5ページ。しかも年下(9歳)の主人公にいきなり道着を引っ剥がれ下着姿で登場。破廉恥な振る舞いに抗議すると「おまえが未熟なのが悪い」と逆に罵られてしまいます。その後、怒った彼女は下着姿のままで主人公に襲いかかりますが、あっさりと返り討ち。気を失った彼女は9歳の子供に下着まで剥がれてしまいます。
その弱さと可愛らしさのバランスは好みだし、やられ方も悪くはないんですが、全体としては今一つ物足りない感じがします。せめてもう少し攻防のやりとりが欲しかったところですね。
評価:準推薦/作者名:菊地モモタロー(作画),富田祐弘(原作),レッドカンパニー(美術)/備考:長編(児童),少年忍者アクション
当該キャラ:秋葉流アマゾネス忍者軍団(5人組;第5話「非情のアマゾネス軍団!!」)
美醜混合の5人組で、うち1人は少女忍者(冷酷系)。リーダーが”黒バラ”(美)、以下”ガーベラ”(醜)、”ほうせんか”(少女忍者)、”ジャスミン”(美)、”スズラン”(醜)。御覧の通り全員が花に由来する名前で、その各々を意匠にあしらった忍術を使います。メッシュの胴着に乳当て肩当て、四肢は長いサポーターに覆われ、変な柄のミニスカといういでたち。よく解らない格好ですがまあまあ色っぽいと思います。
最も印象的なのは、使命のためにジャスミンが自ら犠牲となる場面ですね。風を操り黒バラたちを翻弄する主人公(少年忍者”忍丸”)。その術を封じるため彼を抱えたまま全身で押さえ込み、黒バラに向かって「このまま(自分ごと)しとめろ!!」と冷静に言い放つジャスミン。それに対して「いいかくごだ!!」とためらわず刀を抜く黒バラ。子供が相手でも容赦をしない非情さ、そして鉄の結束、凄げーカッコイイ!なのに主人公の忍犬が邪魔をしてジャスミンだけが串刺しに…ジャスミン無駄死に(泣)…。同じようにガーベラも犠牲となり、残る3人は、主人公からそれを奪おうとしていた秘宝の力で倒されます(こちらは死んでなさそう)。それにしても児童向け漫画のキャラとは思えないほどハードな連中です。
作者の菊地モモタローは夏目時行という漫画家と同一人物だと思います。そっちの名前では「マッドクィーン麗華」という女子プロレスコメディーを描いてます。野性的で強い女性を描くのが好きなようですね。あと美少年、それと中性的美少年、更に女性的美青年とかも…倒錯者??
評価:不薦/作者名:大棚ザラエ(作画),池上竜矢(作画),越智博之(原案),小中千昭(原案)/備考:長編(少年),メディアミックスの漫画部門,SFアクション
当該キャラ:女性型ロボット(多数;全編)
「魂の無い存在は『物』であり、それは『やられ役』たりえず『壊れ役』でしかない」ということを見事に実証している作品です。まぁ「役」それ自体が本来は人格のあるものに適用される言葉ですから、「壊れ『役』」という言い方もあり得ず、それは要するに「壊れモノ」でしかないわけです。
この作品には技術的に三世代のロボットが登場します。いわゆるロボロボしいファースト(第1世代)。外見が人間そっくりで機能的には同等以上のセカンド(第2世代)。そして更に、完全な自己修復機能を機体にもたせ、電脳に感情と美意識(?)を与えたサード(第三世代)。「アミテージ・ザ・サード」というのはつまりアミテージという名の第三世代ロボットという意味で、主人公(♀型)の事です。作中に現存するサードは3体で、1体が主人公、1体が敵の親玉、もう1体は脇役です。
敵の親玉はマッドナーというサードです。彼は中央電脳を乗っ取り、全てのセカンドを自分の制御下に置きます(なんと「集中制御」なんですね!オドロキ)。セカンドは何故か大半が女性型で、これがマッドナーの手先(=下っ端)となるわけです。こいつらには全く表情が無く、やられるときもただ壊れるだけです(当たり前)。それだけでも充分につまらないのに、この作者は雑魚ロボットの破壊シーンをなぜかほとんど描かず、一度だけまともに描かれるアミテージと手下ロボットの戦闘も全くのキレイ事で済ませており、その「味の薄さ」は呆れるほどです。
ちなみにOVAと漫画ではまるで内容が違うそうです。たぶんOVAの方がずっと面白いのでは?と言うより、この漫画よりつまらなくする事はプロとして極めて困難であると思われます。物件としても最低。あえて読む事をお勧めはしませんが、自分の嗜好を確認するためには有効かも知れません。コレが気に入ったのなら私の評価は全く当てにならないと思った方がいいと思います。
評価:準推薦/作者名:春日光広/備考:長編(青年),退魔アクション
当該キャラ:*黒翔姫(第?話「妖怪・黒翔姫の復讐」〜第?+2話「黒翔姫 最後の闘い…!!」)
黒翔姫(こくしょうき)は漆黒の翼を持つ蝶の女妖怪で、姉である紅蜘蛛御前(べにぐもごぜん)を殺した娘に襲いかかります。最初は仙女風の着物姿で登場しますが、戦う時は露出度の高い鎧に衣替えします。戦闘中に胸ポロで思わず恥らってしまうコミカルな場面もありますが、最期は御神刀に胸を貫かれてジ・エンド。ちなみにお姉さんの方は変身したら本当にただの化物でした。
他にも看護婦に化けた妖怪の刺客や針千姉妹なんつーのも登場します。看護婦は状況こそオイシイもののあまりにチョイ役。針千姉妹は終始ぞろっとした格好のままである上、戦ってるうち顔が怪物化。あんまり嬉しくありません。
評価:不薦/作者名:高城可奈/備考:連作長編(少女),登場3コマ,美少年モノ
当該キャラ:女魔物(単独;第10話「魔薬とフレストル」)
いわゆる「女の子向け美少年コミック」です。この分野のやられ役って意外に女性が多そうなのですが、私にとってまだほとんど未知の世界です。
主人公が女魔物に襲われ、それを護衛の男が切り捨てるという内容です。上半身が全裸の女性、下半身が四足獣というケンタウロス形態。獣系の長耳と縦すぼみの虹彩、それに鋭い爪が人間部分の特徴。明るい色の髪(トーンを貼ってない)がさらりと腰まで伸びています。獣部分は馬ではなく何だか良く判らない外見で、割とずんぐりしていて不恰好です。「上半身全裸」ですからとうぜん乳丸出し(ちゃんと乳首あり)。ヘソもあります。せっかく立派な爪があるのにチャチな短剣で襲いかかり、護衛の男にバッサリ(ほんと、可哀想なくらい弱い)。上下の接合部、つまり腰で寸断されてしまいます(この絵が大ゴマなのは大変よろしい)。斬られる時は背後からの視点で、この時、人間部の下端にお尻の割れ目が僅かに確認できます(そのすぐ上には骨盤のくぼみも…こういう些細な事にグッときちゃうんですよ、私は)。ちょいネタ(3コマ)なので不薦ですが、わりと好みです。
評価:準推薦/作者名:完顔阿骨打/備考:長編(成年),未完,SF美少女アクション
当該キャラ:レズビオナン(組織;全編)
完顔阿骨打(わんやんあぐだ)といえば、その昔「嘆きの健康優良児」などで一世を風靡したエロ漫画家ですね。
謎の美女レズビオナが築き上げたレズビアン帝国。それが秘密結社「レズビオナン」だ!!すげー解りやすい(笑)。「レズビオナは世界中の気に入った少女をさらっては犯して自分の虜擒(とりこ)にし…組織の一員としてまた少女をさらわせて…
」実にうらやましい御身分ですね!というわけでレズビオナンの構成員はもちろん全員美少女。アクトレスと呼ばれる強化人間となってレズビオナ様に奉仕するのです。日本の美少女を守るためスーパーヒロイン”オリエンタルガール”が彼女たちレズビオナンと戦います。
レズビオナンの設定はとてもオイシイ。副原料(=男)一切無し。この”一切”っていうのに私ヨワイんです。露出バリバリの戦闘服に身を包んだアクトレスもまことに結構(でもアクトレスっていわば「怪人」で、惜しいことにこの組織には「戦闘員」がいません)。この設定で推薦にできないのはウソみたいです。
まずけっこう問題なのが戦闘の枠組みが曖昧な事。殺す殺さないは別として、キッチリと敵を倒さないのはどうでしょうか?それになんといか、組織内で繰り広げられる陰謀劇の描写が妙に多くて、煮え切らない戦闘を更に盛り下げてくれます。どのみちそんなに複雑な筋立てなんてできそうにもなかったし、正直やめた方が良かったと思うなあ。おかげでエロとしても美少女アクションとしても実に中途半端な仕上がり(似たような作品の「オルガ99」に内容で負けてます)。「連載打ち切りにより未完」という結果が全てを物語っています。
追加情報:
その後、手元の資料を整理していたところ、単行本収録分以降の雑誌掲載を確認。もしかして完結している?
評価:不薦/作者名:湯浅ひとし/備考:長編(青年),ポリスアクション
当該キャラ:女護衛(3人;第22話「ラストバトルinアメリカ」)
本題に入る前に…この漫画を見てまず初めに気付く事があります。それは「男と女で絵柄が全く違う」ことです。男は写実的で女の子はアニメ調、という描き分けもアリだとは思いますが、いくらなんでもこれは極端すぎます。もはや完全に「別の生物」です。おそらく男性キャラの方がこの人本来の絵でしょう。なぜか?技術水準に差があり過ぎるから。女の子のデッサンは完全に狂いまくってシロウト目で見てすら骨格が怪しいと感じます。ひょっとして女性キャラだけ別人に描かせたのか!?
さて、こっからが本題です。悪の黒幕を護る女護衛3人。プールサイドでくつろいでいるボスの周りに水着姿ではべっています。体の線が剥き出しだからデッサン狂いも丸出しに…。マーシャルアーツの使い手のようで、3人同時に踊りかかってきます。「踊りかかる」と言うのは文字通りで、それはまるで「山○塾の暗黒舞踊」に見えます。…動きも変。実はほんのチョイ役で、戦闘もたった2ページ(3コマ…)。
評価:準推薦/作者名:みなみりょうこ/備考:長編(少年),スーヒロ退魔アクションエロコメ
当該キャラ:人虎(単独;第2話「お味はドオ!?」),ハイエナ・レディ(×4;第2話「お味はドオ!?」),天狐(単独;第4話「金さえあれば!!」)
人虎が親玉で4人のハイエナ・レディはその手下です。色気と食い気で人を惑わし、あげく宮沢賢治の「注文の多い料理店」よろしく喰い殺してしまうという妖怪です。人虎自身の説明によると、まず彼女が犠牲者を喰らい、その喰い残しを手下が全て片付けるのだそうです。それだけの悪事をずっと続けてきたわけですから当然のごとく1人残らず誅殺されます。
虎、ハイエナとも典型的な動物コスプレそのものといった可愛らしい外見。すなわち耳、しっぽ、長手袋とブーツ、そして密着ボディスーツです(まぁ彼女たちの場合は肉体の一部なんでしょうけどね)。小さな牙もチャームポイント!頭目の人虎ちゃんはお腹の毛並みが小さく開いててそこからおヘソが覗いています。
ハイエナ・レディのみなさんはウェイトレス(中華風)に化けて登場します。料理を手ずから食べさせたり自らの体を女体盛り(残念ながらビキニ着用)に供したり、主人公を様々な媚態で幻惑するのがとても可愛らしい。それだけにカワイイ彼女たちがヒロイン(陰陽天女)の放つ魔術の氷刃に次々と胸や腹を貫かれ、血しぶきと絶叫を上げて絶命する様と強い明暗を成しています。虎のお姉さんも超特大の氷刃にお腹(ちょうどヘソ周りの開いてる部分)を突き刺され、かわいい手下たちの後を追います。
天狐も基本的な話の設定や展開は全く同じ。意匠も動物コスでこれまた同じ。「秘香」というオナラ攻撃(いい香りで嗅いだ者は天狐のいいなりになってしまう)ができます。他に付け加える事はほとんどありません。散り際は虎&ハイエナの方が生々しい。
胸に氷刃を突き立たせ無残に横たわるハイエナちゃんたちの画もあったりして、けっこう私のツボを突いている物件です。でも色々な点を考慮すると何も殺す事はなかったような気がします。正直、ちとカワイソウ。まあ死生の問題をいい加減に扱う作家が世の中の実は多数派ですけどね(頭が悪いから。それでは非常にマズいんですが…)。
評価:並/作者名:東まゆみ/備考:長編(少年),同名対戦格闘ゲームの漫画化,可憐美少女友愛憐憫冒険物語
当該キャラ:偽キュービィ(単独;第2話「ミュージカルスター」)
対戦格闘ゲームの漫画化など今まで星の数ほどもありましたが、これはその中でも特異な成功を収めた作品ではないでしょうか?この漫画が「セイヴァー」の作品世界を忠実に再現しているかどうかは大きく意見の分かれるところかもしれませんが、少なくとも魅力的な各キャラクターについてこういう甘口な捉え方をしているファンは明らかに多い(特に女性)。そういう嗜好に100%合致するこの作品にはあまたの凡作にない価値があると思います(ホンマ、格ゲーの漫画なんて大部分がクソみたいんばっかりや!)。そしてそれを下支えしているのが卓越した画力。女性の描き手でこういう可愛らしい絵柄の場合「清楚可憐だけど色気に乏しい」(例:桜野みねね)っていうのが相場ですが、この作者はバッチリ!高いデッサン力に裏打ちされた肉感的な線の身体は女性的な魅力を存分にふりまいています。体つきも格好もあんなに色っぽい美少女が何人も出てきて、おまけに闘ってくれるんですからたまりません。実を言うと女闘美、キャット的な価値の方が高い物件です。
肝心のやられシーンはわりとあっさりした内容なので細かくは触れません。ハチ女キュービィが主人公のドリルパンチ(笑)に胸を貫かれて死んだら、実はニセモノだったという展開。「あっさり」と言いましたが血しぶきは飛ぶし口からも血を吐きます。肉体は消滅(というより正体を現して元の小さなハチに戻る)。
評価:準推薦/作者名:桂正和/備考:長編(少年),学園SF変身ヒーロー物
当該キャラ:*ティール(第?話「アトラクション」〜第?+7話「アプローチ」),*バルダ(第?話「大破局」〜第?+2話「大勝利」)
今や日本国内に限らず海外でも人気の高い巨匠の出世作です。今でこそ、その洗練された画力は圧倒的ですが、当時はまだぜんぜん普通の絵でした(ただしその頃の少年ジャンプでは明るく軽快な描線といい色彩感覚といい、鳥山明と共に抜きん出て垢抜けていました)。
ティールは敵の女怪人です。よく解らない姿をしていますが顔はけっこう美人。なぜか髪の毛が乳房の先端を隠しています。ひょっとして乳首丸だし!?最大の特徴は変身能力で、ヒロインに化けて主人公を襲ったりします。正体を現している時は触手のように体毛を自在に伸ばして攻撃。途中、主人公から変身アイテムを奪ったティールは、それを使って彼と同じヒーロー(ウイングマン)に変身して襲いかかって来ます(胸の膨らみで偽物と見破られるのが良い。いわば「女ウイングマン」)。死闘の末、変身が解けたところに必殺技を受けて爆死。いつのまにかヒロインに羽交い締めにされてて(だから避けられなかった)、ひょっとして素のままだとかなり弱い??
しかしこの作品では何と言ってもバルダ様かな〜。美人で残忍で色っぽいと三拍子揃った悪のお姉ーさまです。どっしりと量感のある肉体に露出度の高い民族衣装風の衣を纏った彼女の姿はムチャクチャかっこいい!武器はとうぜんのごとく鞭。胸のすくほど徹底した悪役で、主人公をさんざん苦しめ、最期は必殺技で倒されます。れっきとした幹部なので本来なら対象外ですが、女の身であそこまで凄絶な死に様を曝したのはエラい!(しかも少年誌)。そもそもこういう分野の作品できちんとヒーローの必殺技で倒される女幹部なんて極めて珍しい。ましてやそれが生きながら全身を八つ裂きにされる技ならなおの事です。彼女の美しい肉体が、両腕は肘で、両足は付け根から切断。腰の辺りを横一文字、そして肩口から局部にかけて斜めにズタズタという凄まじさ!ここまでされたら取り上げないわけにはいかんですよ。
評価:並/作者名:谷沢直(作画),富田祐弘(原作)/備考:長編(少女),企画原案テンユウ,美少女スーヒロ物
当該キャラ:*ターネイド(分節無し),*ランポ(分節無し),*チスパ(分節無し),*アルシオン(スペシャルよみきり),*ダリ(スペシャルよみきり)
ここに挙げられた漫画物件に、かの「美少女戦士セーラームーン」がなぜ含まれないのか?実際に見た事のある人ならお分かりですね?そう、絵があまりに…(泣)。それに対してこちらは低年齢向け少女漫画としては標準的な絵で充分にカワイイ。セーラームーンが空前の大ヒットとなった事で、様々な美少女スーパーヒロインの登場ラッシュが始まりました。しかしその中でも本家同様おおっぴらに女怪人が登場するのは残念ながらこの作品くらいです(ただし全員が女と言うわけじゃありません)。
基本的な設定は天使と悪魔の戦い、つまり敵は悪魔。作中では「悪魔族」と呼んでいます。ここに名前を挙げたのは下っ端として登場する数人で、役どころはセラムンの怪人と同じです。でもあまり悪魔っぽい意匠ではないんですね。着衣はドレスが基本で際どさは低いんですが、例外なく肩が剥き出しの上たいてい深いスリットが切ってあるので思ったより色っぽい。みんなわりと美人で上品、散り際も概して美しく儚い描写です。苦しみの表情と切なげな今際の言葉(悲鳴)が良い。
評価:準推薦/作者名:ひおあきら(作画),藤川桂介(原作)/備考:長編(少年),スペースオペラ
当該キャラ:*イローゼ(分節無し)
松本零士の原作ではありません。大筋を除けば内容はアニメとも全く異なります。ここでとりあげる敵ガミラス星人の女エージェント(殺し屋)、イローゼも本作独自のキャラクターです。ミニスカートに半袖、首から頭にかけては一体の被り物ですっぽりと覆われていますが顔や後ろ髪は露出しています。たった一人でヤマトに潜入し乗組員を次々と暗殺、最期は古代進(主人公)を襲って返り討ちにされます。光線銃で撃たれ、腹に黒々と大穴の開いた死体がアップで描かれているのが見所。姿を消せる特殊な服を着ていたのにアナライザー(主人公の仲間、ロボット)に体当たりされ驚き「キャッ!!」と悲鳴を上げてしまい、古代に見つかって射殺。冷酷な割にはオチャメな女性でした。
評価:並/作者名:臣士れい/備考:長編(少年),美少女伝奇アクション
当該キャラ:*ディナス(第2話「性徴」,第3話「雌伏」,第5話「異化」,第6話「覚醒」)
評価:並/作者名:衣谷遊/備考:長編(少年),サイバーヒロイック美少女大河ファンタジー
当該キャラ:女間者(単独;第3巻「誘いの鎖」)
作者のデビュー連載で、始まった当時はかなり(ネタ抜きで)期待していたのを覚えています。絵は上手いし話作りにも意気込みを感じたんですが…どうも「大成し損ねた」って感じですね。この作品をストレートに描き尽くせていたなら、作者のその後も相当に変わっていたのでは?と今でも思ってます(そりゃあ今だって「定評」ある人ですが…)。
侍女に化けて領主たちの密会に侵入した女間者。しかし領主の1人に見破られ(実はわざと)、彼の命を狙いますがあっさりと返り討ちにされます。正体がバレた彼女は、お仕着せをバッと脱ぎ捨て、その下にはピチピチのボディースーツ(バニーさんが身に着けているようなアレです)。お仕着せの上から下の装束が見えないように考えられた意匠になっています(たとえば襟元とか)。また侍女は二の腕まである長手袋をしており、それは正体を表した時もはめたまま(これがまたトキメキます)。こういう変わり身は往々にして物理的整合性を無視しがちなものですが衣谷はきちんと気を配っています。もっとも、どうすればあの服を一息に脱ぎ捨てられるのかは謎ですけどね(笑)。履物は不明。武器は太腿の鞘に差した三日月状のナイフ(いわゆるクレセントナイフってやつですか?)。いかにも暗殺者っぽいですね。襲いかかる時に「ガイブナム公お覚悟!!
」と断わるのも良い。やはり貴人の命を狙うからには最低限の儀礼は払って欲しいものです、刺客とはいえ御上に仕える身なら特に。
警備の近衛兵6人を歯牙にもかけず葬り去った彼女ですが、あっという間に件の領主にうつ伏せで組み伏せられ、首を折られて果てます。たとえ敵であれ女性の細首を折って殺すというのは稀な事例です。特にこの作品では男の手が顎にかかり、次に「ミシッ…
」っと力が込められる過程を女の顔面アップ2コマで描いており、恐怖に見開かれる瞳と脂汗がイイ具合なんですが、そこまでしておいて肝心の折れる瞬間は「ゴキン!
」という擬音だけで済ませているのが残念。まあ古典的な見せ方なんですけどね。彼女の死に顔と死体を曝すコマは
評価:推薦/作者名:叶精作(作画),小池一夫(作画)/備考:長編(劇画),裏美術品市場欲望秘話
当該キャラ:*サシェンカ(第26話「
「実験人形ダミー・オスカー」の黄金コンビが送る闘う美術品鑑定士の物語(実は有名な「オスカー」は解りにくくて「ヒットラーの息子」とか「BROTHER」とか、この2人ならそれ以外の作品の方が個人的には好きだったりします)。
サシェンカとニーニャは姉妹で、IRA(アイルランド開放戦線)の女闘士。けっこう歳が離れているのか、成熟しきった大人の美女である姉サシェンカに対して妹ニーニャの方は少女の面影がかなり濃厚です。姉妹の女戦士ってなかなかときめきます(本当の血縁かどうかは僅かに微妙な部分もあるんですが…)。主人公によって指導者を殺されたIRAは壊滅してしまい、2人ともその生き残り。とうぜん復讐しようと狙ってくるわけです。
まず2人は専用の海岸でヌーディストにまぎれて登場。当然すっぱだか。姉妹で主人公をビーチバレーに誘う姿がとても可愛らしい。でもこれは当然ワナ。なんだかんだで正体のばれた2人と最初の戦闘に入り、いきなり激しい肉弾戦、妹は腹に飛び蹴りくらって血反吐、お姉さんはその美貌に青タン作った上に鼻血!(殴られて仰け反るコマが実に色っぽい!)しかもサシェンカお姉さんはその可哀想なお顔を主人公にまじまじと眺められ、挙げ句ポチョムキンのゴツい死に顔に面影を重ねられるのだからヒドい(笑)。結局その時は2人とも見逃してもらうんですが、そのすぐ後3人で食事を共にしている時にはサシェンカの傷がすっかり治ってます。これはやはりIRAで鍛えていたからでしょうか?まあ、あの顔で優雅に会食したらそれはそれで大笑いですが(笑)。
最後の対決はIRAの残党21人を相手の決闘。娘をIRAによって失った余命幾ばくもない富豪の老人とその執事が主人公と共に戦います。今度の2人は仲間と一緒のウェットスーツにピッタリ身を包み、得物はナイフ。女性である2人だけ頭部を露出させるあたり読者サービスにぬかりはありません。再び主人公に容赦無く殴る蹴るされ、ニーニャの倒れているところを富豪がナイフでとどめ。殺した娘を犯す老人。胸から鮮血を流す美少女の全裸死体を肥満した老人が蹂躙します。その富豪を姉が刺し、更にそこを手負いの執事が背後から一突き。執事もまた己の斃した女戦士に自分自身を入れて果てます。これは「犯して奪うは勝者の誇り」という戦いの哲学に基づくもので、英雄ポチョムキンの末裔たる富豪が「最後は戦士として死にたい」という願望の成就なのでした。「戦いは野蛮たるべし」という考えは小池自身の哲学でもあるのでしょう。
小池の作品は女殺しが実に豊富なのですが、さすがに屍姦まで拝めるのは他に見た覚えがありません。しかも叶精作による高品位の作画。ここで数多い小池物件の中でも間違いなく重要なものの1つ。
評価:準推薦/作者名:新名あき/備考:長編(青年),学園ラブコメ
当該キャラ:*マリエ,*ソフィア(第6話)
囚われたヒロインを救おうとする主人公に次々と襲いかかる罠の数々。実はヒロインに対して主人公がどれだけ本気かを試すために彼女の祖父が仕組んだ狂言なのです。一番最後に関門として立ちはだかるのが2人の美女、マリエとソフィアです。このお二方はヒロインの祖父に仕える秘書です。量感ある美体にビザールファッション(おそらくエナメル系)を纏い、鞭(必需品)で襲いかかってきます。お約束ですが態度は高飛車。華麗な鞭さばきで主人公を苦しめますが、最後は2人とも自分の鞭で縛り上げられ床に転がされて勝負あり。マリエが主人公に後ろ手で拘束されるコマがグー。
評価:推薦/作者名:きみおたまこ/備考:短編(成年),ファンタジー
当該キャラ:魔物(単独)
いわゆる「美少女系」の漫画家さんです。
ムゴい内容です。主人公が少女魔物を退治してその死体を犯すという…う〜む。カワイイ絵柄とほのぼのとした雰囲気なだけにかえってキツい。あまりにあっさりと禁忌を破り切っているため、ヘタをするとサラリと読み流してしまいそうですが、常識が正常に機能している人なら思わず退いてしまうでしょう。さすがにマズいと思ったのか、残念ながら単行本には収録されていないようです。
魔物は花弁のような耳たぶを持ち、何本もの触手を尻尾として生やしています。が、それを除けばほとんどただの「全裸の少女」です。触手を使って女性を犯し、体液を吸収して生きているようです。相棒の娘を犯されて(殺されたわけではない)逆上していた主人公は、「人間の男の体液はどうなのかしら…」
とスリ寄って来た(べつに襲いかかって来たわけではない)魔物を抱くそぶりをしつつ、彼女の尻に手を回し、ナイフで触手を根元から切り落として殺します。「ギャアアアア」
という断末魔とともにブシュッと吹き出る鮮血。主人公の片手に両手首を掴まれた(つまりそれだけか細い)少女魔物の手がヒクヒクと痙攣しています。そうして手にぶら下げている死体を眺め、小さな胸のふくらみに触って「ちょっともったいなかったかな…」
とか言っているうちにもよおしてきてしまった主人公は、死体をグイッと両手で持ち上げるとその中に自分のをブチ込んじゃいます。そのまま死体を上下に動かして(力なくガクガクと揺れます)「うう〜きついなあ」
とか言ってるとこを意識の回復した相棒にどつかれてオシマイ。…でも、ここまでやっちゃった後じゃあツッコミの意味がないよね。
それにしてもよく載せたな〜。当時の作者はまだ絵が粗く、それが印象を地味に抑えているのでかえって助かったのかも。この人の他の作品にこういうネタは皆無です。危険物件だけど推薦。
評価:準推薦/作者名:甲良幹二郎,大川タケシ,(さいとう・プロ作品)/劇画(長編),時代劇
当該キャラ:女忍(単独;第1話「竜の登る日」),女忍(単独;第2話「女忍地雷」),女忍(単独;第4話「死の日苦の日改め」),大奥くの一女忍群(×3;最終話「天翔ける竜」)
劇画の巨匠さいとう・たかおが結成した作画工房、それがさいとう・プロダクションです。集団製作のせいか同じ作者名でも作品によって画調のかなり違うことがあります。甲良幹二郎の描くキャラの特徴は獅子のように厳めしい顔、特に眉毛が個性的です。さいとう・たかおより全体に野暮ったいですね。そのため女性キャラが魅力に乏しいきらいがあります。
「恐竜」と書いて「おそれりゅう」と読みます。本作の主人公である伊賀忍者の名前です。時の将軍徳川吉宗を警護する「総番」に任命されながら主君の非情なやり口に嫌気がさし、結局は抜忍となって吉宗に叛きます。
恐竜は凄腕の忍で、非常な怪力の持ち主です。最終回に登場する3人の大奥くノ一は将軍吉宗に化けた恐竜を姫始めに床へ誘い込み、3人とも裸で体を交わらせながら恐竜の動きを封じます。身体を密着させたまま髪に隠し持っていた小刀で斬りかかる3人ですが、素手の恐竜は彼女たちの顔を一片の容赦無く殴りつけ、肉ごとちぎれるほどの激しさで腕をへし折り、次々と殺します。最後の一人なんか恐竜に乗られたまま胸を殴り潰される凄まじさ!グシャッグシャッ
という擬音が肉の潰れる感じで恐ろしい。この阿修羅の如き凄惨な恐竜の戦いぶりが本作最大の特徴です。ここまで汚らしく女性を殺す作品事例は他に皆無です。これ以外にも敵のくノ一を殴り殺す場面があるのですが、これまた顔面殴りまくりで全体はブクブクと腫れ上がり、前歯が全部折れてしまいます。どれもこれも二目と見られない無残な死に様です。
作品の序盤には、ほぼ毎回に女忍者が刺客として現れ、そのことごとくが恐竜に惨殺されます。下女を装い湯殿で吉宗を狙った少女忍者(見た感じ中高生。恐竜は「年端もいかぬ」と表現)の最期は特に凄絶。首を刎ねられた後、女陰をまさぐられ隠し武器(陰茎切断を目的とした仕掛け剃刀)を暴かれ、更に奥へ刀を突っ込まれ子宮に仕掛けた火薬も見破られ、そのまま首無しで投げ飛ばされ爆散!これで、もちっと可愛けりゃ屈指の内容になったんですけどね(作中の設定ではそのようなんですが…)。
やられシーン以外で印象深いのが「くノ一壷較べ」の場面です。これは伊賀くノ一衆の行う修練で、女の蜜壷の優劣を命懸けで競うものです。全裸のくノ一が二人一組となって深い谷の両側に立ち、丈夫な綱を秘所に突っ込んで締め付け、なんとその状態で綱引きを行うのです。負けた方は谷底へ真っ逆さま!悲鳴を上げながら落ちるまで決して綱を放さないくノ一の根性も凄いものですが、その様子を恐竜と眺めながら「くノ一の優劣は一にも二にもその蜜壷の良否にて決まる 壷の力なき女は何の役にもたたぬて……!!
」と大真面目に話す伊賀の頭領ジジイも凄い。なんつーか、「狂ってる」とか「バカバカしい」としか言い様のない世界です。ちなみに私はこういうノリが大好きです。それから自分が無能と判断したお庭番を恐竜が始末する場面があり、その伊賀者に女忍者が1人混じっています。猛毒ガスの中で身悶える彼女は胸を露わにはだけてかきむしり苦しみ抜いて死にます(その様子をガラス越しに眺めながら、傍らの将軍吉宗に毒ガスの効能を説明する恐竜!)。
非常にアクが強く、独特な魅力のある作品ですが、同じさいとう・たかお系の作品なら「影狩り」の方が面白さと言う点で上だと思います。
評価:準推薦/作者名:池上遼一(作画),雁屋哲(原作)/備考:長編(少年),超絶荒唐無稽学園青春アクション巨編
当該キャラ:新体操殺し屋(集団;鎖の章PART2 第1話「ノアの方舟のごとく」〜第5話「”気”をもって死守せよ」)
超究極カルト漫画というと「聖マッスル」や「史上最強の男リュウ」などが圧倒的に有名ですが、これもかなり強烈な作品です。名前を挙げた2作品に比べて「カルト物」としての知名度は高くありません。作者が名の通った大巨匠だから?しかし「巨匠」とは言っても随分と挑戦的な人ですよ池上遼一は(そうでなきゃ「星雲児」なんて描かずに済んだはず)。作者の主要作品であるにもかかわらず「男組」なんかと扱いにえらく差があるのは、やはりそのあまりにマトモでない内容ゆえでしょう。原作はなんとあの「美味しんぼ」の雁屋哲です(後述の「風の戦士ダン」もそう)。
前フリはこの位にして、ここからが本題。主人公の宿敵である鬼堂凱(きどう・がい)配下の殺し屋部隊「黄金の筋肉(ゴールデン・マッスルズ)」。それは様々な種目で闘う「スポーツ軍団」です。この中に女子テニスと新体操の一団が含まれるのですが、けっきょく女子テニスの方はまともにやられないので除外。でも新体操軍団はけっこう魅せてくれます。この連中はどいつもこいつも選手としてマトモな格好をしていませんが、新体操の女の子たちは頭に変なサークレットを付けているだけで、他は袖付きのレオタード(おそらく黒)という標準的ななりです。
外側に刃を仕込んだ輪を投げ付けて攻撃しますが、主人公の仲間である幾代(♀)にムチで弾き返され、その輪で逆にレオタードを切り裂かれて倒されます(仰け反って悲鳴を上げ、ムネが露わに…)。他に印象深い場面として、戦いの前哨で幾代と新体操の1人がお互いの腕を見せつける場面があります。まず新体操がリボンで幾代のさらしを切り裂いてムネを曝し、それに応えて今度は先端に鋏のついた特殊なムチで幾代が新体操のレオタを切り裂きます。幾代の攻撃で上半身の前を丸開きにされる時、彼女は怯えもせずむしろスリルを楽しんでいる様子で「あん…!」
などと声をあげて色気を振りまいたりしてます。その直後、両腕で胸を隠し、少し恥ずかしげに頬を染めて「フフ…<ハート>」
と見つめ返す様がとても色っぽい。自分の実力に絶対の自信がある振る舞いです。とても魅力的な娘なのに実はぜんぜん特別なキャラ(例えばリーダーとか)じゃありませんでした(笑)。
本題とはぜんぜん関係ありませんが、「黄金の筋肉」の男たちって、なんでかモノ凄く「ホモくさく見える」奴が多くてイヤ。
評価:不薦/作者名:矢野健太郎/備考:長編(青年),オカルト伝奇アクション
当該キャラ:*天夜叉(3巻プロローグ〜最終話)
矢野健太郎という人は「クトゥルー神話」とか「鬼」とかいった怪奇の世界が相当に好きらしく、これもそういう系統の作品です。ただこの人の場合、漫画家としての資質がそういう題材に今一つ向いていないような気がします。
天夜叉は鬼女です。普段は未呼(みこ)という人間の女性で「世界般若神輪光教団」(スゲー名前)という新興宗教の教主というのが表の顔。その正体は、鬼の血脈を復活させて人類に新たな進化を促し、それによって人間界を救おうとしている葛城円行一味(こう書くと判りにくいのですが悪役です)の幹部です。最期は鬼の姿で主人公に襲いかかりますが2ページもかからずに瞬殺されてしまいます(おいおい)。
鬼としての天夜叉は少し蛾を思わせる外観で、一番の特徴は「口」です。一見して口が無いように見えますが、実は顎の線でパックリと大口を開くように変化しているのです。「なめるな!」
の一声と共に放たれた主人公の一撃で全身を寸断されバラバラに…(これじゃあ「なめるな!」と言われても仕方がありません)。地面に転がって人間の姿に戻り、涙を流して「お館…さま」
と訴える彼女の首を主人公が非情に踏み潰す場面は硬派だとは思いますが、それにしても幹部の最期にしちゃ全体にお粗末です。
最後にもう一つ、敵鬼面党のザコ下忍の中にくの一とおぼしき2名が登場するのですが、結局その後は一切登場せず、やられシーンはおろか女性かどうかさえ不明のまま。ガックリ。
評価:準推薦/作者名:牧部かたる/備考:短編(少年),デビュー作,メディカルアクションコメディー
当該キャラ:*バトル・ナース13号
コミカルなヒーロー物で、主人公が悪の秘密結社「暗黒医師連合(D.D.N)」と戦うお話です。D.D.Nの怪人がバトル・ナースです。全部で99人いますが、物語に登場するのは13号だけで、他にD.D.Nの組織を解説するくだりに数人のバトル・ナースが描かれています。13号を含めて皆ムチムチの身体にキツそうなお顔の女王様(婦長様?)風美女。どことなくビザールで身体の線(特に胸)を強調するいでたちです。作中では明記していませんが完全なロボットか、あるいは大部分が機械化されたサイボーグのようです。
バトル・ナースは番号で呼ばれるのが正式なのかもしれませんが、任務中の13号は保健室の美人養護教諭で、那須美智代と名乗っています。正体を現して主人公と戦う13号はタイトミニでパンチラ大盤振る舞いに戦った末、最期は必殺技「滅菌爆裂光弾(ヴォルテックス)」で粉々に吹き飛ばされてジ・エンド。残骸の中から主人公が薬を回収します(99人のバトル・ナースを倒し、彼女たちから薬を手に入れるのが主人公の目的なのです)。
この短編は作者のデビュー読み切りとして掲載されました。「これがそのまま連載にならないかな?」などと淡い期待を抱いたものですが(実際、それを匂わせる設定でした)、残念ながらそうはなりませんでした。この人はその後エロ漫画へ転進し、けっこう実績(8冊ほど単行本を出しています)をあげているので、そちらで名前を知っている方も多いでしょう。
評価:推薦/作者名:矢崎透/備考:中編(成年),SF学園美少女コスプレスーパーヒロインアクション
当該キャラ:クイーン一味(組織;全編)
素肌の上にそれだけを身に着けると超人的な力を発揮するコンバット・コスチュームを巡り、謎の美女”クイーン”の一味と闘う2人のヒロイン。登場する敵も味方もほとんどが美少女です。それでいて分類が「成年」ということは?…そう!完全なレズものです!。拷問シーンが多いのも大きな特徴。なんとも嬉しい事にヒロインが敵に責められるだけでなく、捕虜にした敵の美少女戦士をヒロインが責めるのもアリです。最初は強がっていた敵の女戦士が泣きながら屈服する様がとてもよろしい。戦闘でのカラミは実のところそれほど多くはありませんが、殴り飛ばされたり蹴りを入れられたり吹っ飛ばされたりするコマをキチンと入れているので量以上に充実感があります。惜しい事に、敵の一味に下っ端の兵士がいるにもかかわらず1コマしかまともに出てこない!彼女たちが大勢出てきてヒロインに蹴散らされてくれれば最高だったのに…。
ただし、絵も内容もモノ凄くドロ臭い上、強烈にクセのある絵柄です。技術的にプロの水準は確保されていますが、処理が全体に古く、劇画の香りがします。そのあたりを全てひっくるめても私は大好きなんですけどね。エロ漫画としても中身の濃い作品です。「オリエンタルガール」と好対照ですね。
評価:準推薦−/作者名:黒岩よしひろ/備考:短編(青年),アダルト版ZENKI
当該キャラ:化け猫(単独;第4話「化け猫 〜清明、精気を吸われる〜」)
評価:並/作者名:かがみあきら/備考:短編(少年),登場3コマ,SFコメディー
当該キャラ:女兵士(2人組)
その昔、美少女漫画の初期に名を馳せた方です。この人の描く華奢で繊細な女の子は当時非常に新鮮で人気がありました。残念ながら随分前に若くして亡くなられました。
浮気性の少年が飼い猫に異世界へ連れこまれ、そこで自分の影たる支配者と対決するお話です。城へ乗り込み、支配者に迫る主人公の前へ2人の女兵士が立ちふさがります。2人ともクールな印象のおねーさんで、ツヤツヤピチピチの鎧(なんだかビニール素材に見えて好み)に身を包み、細身の匕首で襲いかかって来ます。しかもこの2人、兵隊のクセしてシロウトの高校生とその飼い猫(!)に一瞬で(なんせ3コマ)のされちゃいます。なんて弱いんだーっ!!(でもこういうヘボいやられ方って実は好きですけどね)チョイ役もいーとこで、普通なら「不薦」モノなんですが、個人的な好みで1つオマケの「並」。
それにしても自分の作品がまさかこんなネタとして紹介されるなど作者は夢にも思わなかったでしょう。
評価:推薦/作者名:さいとう・たかを/備考:連作長編(劇画),時代劇
当該キャラ:*おれん(「伊笛藩の大砲」),笹舟のおかみ(単独;「影死すべし」),*くれない&さつき(「鉱山の向こうに血煙を見た」),*
巨匠さいとう・たかおの傑作です。この人の作品としては「ゴルゴ13」があまりに有名ですが、正直言ってああいう現代モノにはどうも違和感を感じてしまいます。悪い意味で「劇画臭い」というか、ドラマが古く感じられてしまうのです。この人の真骨頂は時代劇でこそ発揮されると思います。
「影狩り」稼業を営む浪人者三人組の物語です。「影狩り」の「影」とは公儀御庭番、つまりお上の忍です。大名の取り潰し政策を密かに進めている幕府は、各藩に密偵として忍を放ち、些細な落ち度を探り当ててはそれを理由に次々と改易していったのです。それに対抗する唯一の手段は隠密として放たれた忍の抹殺。しかし手練れの忍びを相手にそれは容易な事ではありません。そこで各藩は影専門の殺し屋、「影狩り」を雇うのです。様々な手練手管を尽くす公儀御庭番を相手に、十兵衛、月光、日光の影狩り三人衆が死闘を繰り広げます。
当該キャラの項に挙げたのは全て公儀隠密のくの一です。全巻に目を通したわけではないので、他にもまだ登場しているかもしれません。敵部隊の中に若干名混じっているという形式が基本で、残念ながら「くの一部隊」は登場しません。彼女たちはみな筋金入りの忍で、任務に情を差し挟む事は一切ありません。そのほとんどは美しい女で、魅力的な肉体を武器として最大限に利用し影狩りを狙いますが(たいていは女性にだらしのない日光)皆最後にはくの一の術を見破られてことごとく斬り捨てられます。実際の戦闘においては、その白い肌を自ら曝す事もあれば、着物を切り裂かれて往来で素っ裸にされることもあり、ともかく大抵はあられもない亡骸をさらす事が多く、その死に様はこれぞくの一の鏡と言えましょう。
大変に面白い作品なので、ぜひ読んでみる事をお薦めします。「『ゴルゴ』の絵がどうしてもダメ」と言うのでなければ(笑)。
ところでこの作品、何度か映画化もされており、中でも「影狩り 吠えろ大砲」では複数人の全裸くノ一を十兵衛が次々に斬るという原作にはない名場面があります。
評価:準推薦/作者名:増田晴彦/備考:長編(少年),北欧風ヒロイックファンタジー
当該キャラ:*蝶のパフィオ(第1章 第5話「アレクソニア」〜第8話「闇に舞う蝶」),*仔犬のスキュレー(第1章 第10話「王都炎上」〜第12話「カルタギア海戦」),*氷牙の剣(第2章 第5話「ヴィルフィングの戦い」〜第6話「秘剣の戦士」)
「打ち切り漫画家」というと何と言っても有名なのがご存じ黒岩よしひろ先生ですが、この人も相当なものです。以前に少年キャプテン(既に廃刊)でやっていた連載も中途終了でした。この人の場合、ある程度連載が続いてから途中で終わってしまうと言うのが一つの典型。この作品は単行本5巻で終了していますが、徳間の連載も同じくらいで打ちきり。どちらも話が一区切りついたところで断ち切られています。その意味では、大抵は連載の初期段階で破綻させられる黒岩先生に比べてマシだと言えなくもありませんが、読む方からすればこちらの方がスッキリしません。
肝心のキャラですが、パフィオとスキュレーは敵ニヴラス帝国の魔獣師(ビーストコマンド)です。まあ要するに「怪人」ですね。最終的には2人とも「大怪獣」。
パフィオは作中に登場する2人目の魔獣師で、蝶を操ります。長いドレスの上から厚ぼったい外套を羽織った姿には色気がありません。額に蝶の形のあざがあります。まず人間の姿で追い詰められ、無数の幼虫と合体して1匹の巨大イモムシになります。巨体の頭部にパフィオの上半身が原寸で繋がった感じ。両の乳房がそれぞれイモムシの頭部に変化しており、その先端から糸を放出します。グロテスクですが好みの意匠です。イモムシ形態が竜の吐く炎で焼かれると、今度はその中から巨大な成虫が出現。巨蝶の頭頂にパフィオの小さな首が強引に生えており、自信家の彼女には悪いんですが、その外見は正直わらっちゃいます。3対1の空中戦(主人公たちは竜騎士で飛竜に乗ってます)の末、結局は胸を槍で貫かれ再び炎を浴び、驚愕と苦痛の中で無残に焼死墜落。純然たるやられ役にもかかわらず魔獣師の強さを読者に印象付ける役割のキャラだったためパフィオの登場期間はかなり長くなっており、しかも彼女がかなり表情豊かなため、きちんと血の通ったキャラになっています。全体的な子悪党ぶりもツボにはまってました。
スキュレーは海の魔獣を操る魔獣師なんですが、いきなり変身して巨大化。パフィオと異なり、変身したスキュレーは彼女自身が巨大化しています。タコっぽい下半身の上にスキュレーの上半身が全裸で載っています。上半身は人間とほとんど変わりませんが、肩から上腕にかけて大きなヒレが付いています(ちなみに人間の姿では、肩こそ剥き出しとはいえパフィオ同様のぞろっとした格好です。美しい髪が腰まで伸びた冷酷な美人)。6本のタコ脚で主人公側の艦隊を翻弄しますが、やはり主人公たち竜騎士によって6本の脚を切り落とされ、露わな裸身で肉弾戦を挑み、最期は肩に飛び降りた竜騎士によって首を刎ねられます。彼女の首を一薙ぎにする一瞬、その竜騎士(実質的な主人公)が目を伏せるのがカッコイイ。しかし彼女のタコ脚、ちょうど真正面から1本ニューっと伸びており「女性の身で股間からああいうモノを生やすのはどんなお気持ちですか?」と尋ねてみたくなります。殺されるだけでしょうが。
で、一番のお薦めは「氷牙の剣」。敵の大幹部に側近(護衛)として侍る3人組の1人で、唯一の女性(いっそ女3人ならもっと良かったのに…)。3人で「氷河の盾」を名乗り、使う得物によりそれぞれ「氷牙の斧」「氷牙の弓」、そして彼女が「氷牙の剣」というわけです。本名は不明。3人の使う武器はいわゆる「冷気属性」を持っており、例えば氷牙の剣は「直接斬らずとも剣を触れあわせただけで体中が凍えるよ!
」だそうです。この作者が描く女性は外見が全体に若いんですが(というか大人っぽい「美女」がいない)、この子はもう本当に「少女」ですね。「フ○イアーエ○ブレム 聖戦の系譜」の誰かさんにそっくりな長い黒髪の美少女です。一見すると露出の少ない服装ですが、スカートの両脇に腰の目一杯上まで切れ込みが入っており、美しいナマ脚やムッチリしたパンツを立ち回りで拝ませてくれます。変なサムライに仲間2人を斬られ、トリとばかりに悠然と立ち塞がるんですが、最初の攻防で自分の技をあっさりとかわされ「おのれ…ならば次は…
」と身構えたのに「次は…ない!
」と彼女の敗北を冷然と告げられます。まず服の胸元が横一文字に裂け、乳房が露わになります(なんと上半身は下着を着けてません)。そして驚く彼女の体が同じ位置で左右にゆっくりとズレ始め、最後は胸から上がゴトッ
と地面に落ちます(この時点では既に絶命している)。よほど見事な切り口なのか苦痛はさほど感じてないようでしたが、嫌だったでしょうね、意識があるだけに。体を両断される「やられ女」はさほど珍しくありませんが、さすがにオッパイを真っ二つに切られた例は他に覚えがありません。あそこは脂肪が多いからずれる時はヌルッとした感じでしょうか?あんなカワイコちゃんが…戦争っていけませんね(笑)、いやホント。
敵の幹部の中に空魔将軍リスという女性がおり、ワルキューレ風の美女でせっかく露出度も高いのに彼女の活躍(そして散華)が未完によって見られなかったのがなんとも残念です。この人が本気で描く女性は身体の線が実に繊細で綺麗です。悪役女性でそれを十分に堪能するならむしろ「サーガオブドラゴン」がお勧め。
評価:並/作者名:坂口いく/備考:長編(少年),退魔必殺モノ
当該キャラ:妖精(単独;第1話「倫敦の少年」),*茨木童子(第3〜4話「異邦人(前後編)」)
詳しくは「闇狩人」で触れますが、やろうとしている事と資質が全く噛み合っていない人です。自分の目標としているカッコ良さを実現するためには作劇も作画も完全に力不足です。当初、この作品は作画を衣谷遊(友人なんだそうです)に依頼する予定だったと単行本に書いてありますが、坂口の原作に衣谷の作画ではまったく釣り合いが取れません。だいいち「大変そうなので、絵を人に押しつけた
」などという言いぐさは漫画家や原作者をあまりにナメています。最終的に「押し付け」られずに済んで衣谷氏もなによりでした。
さて本題。妖精(小妖精、ピクシー)は素っ裸、茨木童子は平安の鬼女ですがボディコンスーツを着ています。タイトミニで立ち回りを演ずる茨木はちょくちょくパンチラします。妙にムチムチしてて絵柄の割には色気があります。主人公の必殺技は風の力(かまいたち現象)で敵を両断するものです。たとえ相手が女でも真っ二つ。つまるところ見所はそれ。特に茨木童子は股下からの斬り上げ!妖精の身体が四肢をおっぴろげて左右に分かれる様(背側からで極小寸)もまぁまぁ。
てっきりこの人は廃業したものとばかり思い込んでいましたが、なんとまだ現役でした。しかしよほど苦労したのか人が変ったように普通の作風。絵柄もグッと今風になってました(デッサン力は同程度ですが)。正直、わりと見直しました。
評価:推薦/作者名:島本和彦(作画),雁屋哲(原作)/備考:長編(少年),現代忍者アクション
当該キャラ:*男たらしのマミ(単独;第?話「かわいい刺客」)
有名な作品なのでご存知の方も多いでしょう。島本和彦初期の代表作です。「男大空」と同じく原作は雁屋哲。
敵のくの一マミは主人公の朝霧ダンを抹殺するために色仕掛けで近付いてきます。思いもかけず獲物を生け捕った彼女は主人公をオトリに使おうとしますが、いちはやく事態に気付いた彼の仲間(くの一)に倒されます。
マミの忍装束はミニスカ風の特別製で、胸や両脇が大きく開いており、腰の両側も完全に割れています。そのため脇からは横乳が見え、胸の谷間はまる開き。ベルトにまで入った腰のスリットからは下着が覗いてないので、ハイレグのパンツかあるいはノーパン!?いずれにしろ彼女の色気を最大限に生かすための装束です。下着はせいぜいパンツのみで、鎖帷子(これがないのは個人的に残念です)も含めて下には何も身に着けていません。そんな格好で相手のくの一と激しく斬りあい惜しい所まで追い詰めますが、最期は服の胸元を斬られて大きなオッパイが露わになり、そこに深深と刀を突きたてられ「…ま…負けたわ…!」
と言い残して絶命。切っ先が胸を横にかすめて胸ポロする時や、そのまま片チチ丸出しで大きく上段に振りかぶるところなどは迫力満点です。その反面、胸を串刺しにされて倒れる寸前の彼女に逆光処理よろしく黒々としたトーンを貼り込んであるのはいただけません(おかげで死に様がよく判らない!)。
他にミキというくの一も敵として登場しますが、こちらは主人公と恋に落ちたあげく組織を裏切って殺されるので対象外。格好はこちらの方がザコ下忍ぽくて好きなんですけどね。
評価:準推薦/作者名:カジワラタケシ/備考:長編(少年),エロチックコメディ
当該キャラ:親衛隊の女生徒(×2;第75話「上條えりかの陰謀」)
学園No.1ヒロインの座を狙う美少女が主人公を罠にはめてヒロインの動揺を誘おうとします。とりまきの女の子2人に彼を襲わせますが駆け付けたヒロインにあえなく撃退され、更に襲いかかって主人公に傷を負わせ、怒ったヒロインに今度は本当にのされちゃいます。
女の子2人はシロウトですが、半袖の制服姿(1人はベスト着用、もう1人はシャツのみ)で果敢に闘います。掛け声も勇ましく、スカートがめくれるのもお構いなしに大胆にキックしたり、体を密着させて寝技をかましたり…主人公は割と嬉しそうです(そらそーだ)。2人とも攻撃力が低く(ただの女子高生だもんなー)、ぜんぜん無意味な攻め。ヒロインの方がずっと強い(ヒーローと戦闘員なみに差がある)。最大の武器はカミソリ。しかしこれも正面からでは全く問題にならず、結局1人が投げ飛ばされてもう1人に激突、2人折り重なって気絶してお終い。
それにしても闘いぶりといい、やられぶりといい、行動様式全般が本当に「下っ端戦闘員」という感じで好印象でした。よって「準推薦」。長い作品だし、他にもこういう場面があれば良かったのに…。
評価:特選/作者名:すがやみつる(作画),石ノ森章太郎(原作)/備考:中編(児童),同名特撮の漫画版,ヒーロー物
当該キャラ:ジューシャ(集団;第2話「恐怖!!アマゾンの正体」〜第4話「謎のUFO出現!!」),黒ジューシャ(単独;第5話「ゼロ大帝の最期」),アマゾネス(集団;第3話「アマゾン対アマゾネス」)
特撮の項でも触れた「アマゾン」の漫画です。描いているのはすがやみつる!「ゲームセンターあらし」が懐かしい…。当然の事ながら絵はまさに児童漫画のそれです。掲載誌も「冒険王」ですからね。しかし…。
古い絵柄でしかも子供向けであるものの、この「漫画版アマゾン」は本家の特撮より遥かに描写が過激です。アマゾンに蹴散らされたジューシャの服がビリビリに破れて、その下から乳首が覗いていたり、腹の辺りに黒々と深い爪跡があったり。しかし最大の見所は第3話に登場する本漫画版独自のアマゾネス部隊です。最初に隊長格が1人で登場しますが後で仲間を大勢呼び寄せます。豹革を胸と腰に巻いただけの格好で、しかも片乳は丸出しです(とうぜんヘソも)。武器は槍と弓矢、騎馬も得意。ピラニア獣人(全く色っぽくない)に変身する隊長を除いては別に改造人間と言うわけでもなさそうです。「キャホホー!」と実に愉快な声を張り上げて襲いかかりますが全員アマゾンに惨殺されます。殴る蹴るの他、専用バイクのジャングラーで轢き殺したり、その戦いは本家特撮以上の野人ぶりです。画面に血しぶきがバンバン描き込んであるのも今じゃ無理な表現でしょう。描写は少し曖昧ですが首無し死体すらあります。本家の方もこんなノリでやってくれれば良かったのに…(無理ですが)。あと黒ジューシャが女なのも美点。1人しか登場しないのが残念です。
一応「特選」としていますが、絵の問題はかなり大きいのでその点を留意して下さい(なんせすがやみつる)、この手のネタに関して私は絵柄や画力を全く気にしませんので…。それにしてもただのA5単行本なのに定価1500円(税込)という、どう考えても異常に高額な価格設定はどうして??
評価:準推薦/作者名:寺沢武一/備考:長編(少年),SFアクション時代劇
当該キャラ:*鬼女郎(第1巻「臨の章」),*鬼車の黒沙天(第1巻「臨の章」),*夜叉姫(第1巻「臨の章」〜第2巻「兵の章」)
題名の表記は「KARASUTENGUカブト」が本当です。確か元の題名は「忍者カブト」だったような…。巨匠、寺沢武一にしてはあまり面白い作品ではありません。「コブラ」や「ゴクウ」に比べると全体にどうも大雑把です。「大活劇的臨場感」はあるんですが、それだけ。
この人は敵によく女性を登場させます。この作品も例外ではありません。ただ「コブラ」のスノウ・ゴリラのような女軍団が登場しないのが個人的に残念です。「ゴクウ」にも同様の女ザコ集団が登場した事から考えても、作者は結構「アマゾネス嗜好」が強いと思われます。できれば1作に1回は登場させて欲しいものです。
本作に登場する敵は基本的に「鬼」なので、「鬼女」という事になるのでしょうか?鬼女郎は人間の娘に鬼を憑依させた怪物で、端的に言うと蜘蛛女です。つまり女郎蜘蛛。全身に密着した鎧を身に着けています。完全に化物ですが、逃げようとしたところを背後から六尺棒を投げ付けられて胸を串刺しにされ、そのまま壁に刺し留められる最期はなかなかです。一番のお薦めは「鬼車の黒沙天」。ビザールな扮装は下半身の露出度が高くとても淫ら。主人公のカブトではなく、その仲間である朱雀(♀)と戦って倒されるので「キャットファイト」ネタとしても楽しめます。つぶての投げ合いに敗れて死んだと思わせ近付いた所で再び襲いかかりますが、導電性ワイヤの付いた射出式の矢じりに喉元を貫かれ、そのまま矢じりが電源に突き刺さって感電死します。最も鬼女らしいのが夜叉姫で登場期間も長いのですが、普段は親玉の傍らに侍ってばかりで、最期も倒壊物によるアッと言う間の圧死では興醒めです…ってこりゃ特撮女幹部の典型と同じじゃん!
集団での登場こそありませんが、外見の妖艶さや死に様の無残さで寺沢氏の持ち味がよく出ています。
評価:並/作者名:船戸ひとし/備考:中篇(成年),官能スペースオペラ
当該キャラ:陸戦隊女兵士(集団;惑星シャングリア編)
作者は巨乳に大変なこだわりを持った人で、美少女漫画家としてはもう相当な古株です。この作品なんかはかなり古い(1988年発行)ので、昔の「同人おたくテイスト」に満ち溢れています。作者の描く女体には独特の「肉っぽさ」があり、それが最大の持ち味です。ただ本作の頃はまだそれほど顕著ではありません。
敵にさらわれた主人公を救うため仲間の少年(人工生命体)が敵のアジトへ向かいます。敵は人身売買を行うシンジケートですが、この一味というのが首領を含めて全員女。少年を迎え撃つのも当然女兵士。装甲車で迫る少年を徹甲弾で攻撃しますが、あっさり弾き返された上スタンガンのような武器の一撃で全員が気絶。…はっきり言ってやられ際は淡白です。が、彼女たちの構える誘導弾銃が銃床を股間に当てて支える仕組みだったり、敵戦艦の美少女乗組員が上半身は丈のえらく短いセーラー服で下半身は申し訳程度の「当て布」のみという制服だったり、敵のメカが全て男性器を模した形状だったり、全体の「フレッシュ・ゴードン」的バカバカしさが本作の中でもこの「惑星シャングリア編」の身上です。これでもっと存分に変態的戦闘が展開されれば良かったんですけどね(まともにやられるのは陸戦隊だけ)。
評価:不薦/作者名:真鍋譲治/備考:長編(少年),美少女SFアクション
当該キャラ:女アンドロイド(2人組;第?話「三人目の相棒は美少女」)
猛々しい女性を好んで描く漫画家ではあるんですが、それが敵方のやられ下っ端という事になると事例がほとんど無い。この人の描く猛女たちはむしろ悪役として散ってこそ魅力が出ると思うんですけどね。
そういうわけで、ここに挙げた女性型アンドロイドはかなり貴重であるといえます。でもこいつら名前も無けりゃセリフも無い。特に重要なのはセリフ!たとえ文字であってもセリフや悲鳴のあると無いとじゃ大違いなのだと気付きます。物語の途中になんかのタッグマッチトーナメントに出場する話で、その決勝戦の相手として登場します。全身を覆うリンコスを着用。他に言うべきことは何もないなー。ただ出てきてぶっ壊されるだけです。そうそう、同じ話に登場する別の女性型アンドロイド、狂科学者が自分の手下として造ったやつなんですが、キャラとしてはそっちの方が悪役としてなんぼか魅力的でしたね。それなりに強そうに見せておきながら敵兵の銃撃で頭を吹っ飛ばされてアッサリ大破(笑)。味方ではないけどはっきりした敵でもなく、そのうえ最期は敵に殺られるので「対象外」としました。
評価:推薦/作者名:前川K三/備考:長編(少年),青春漫画
当該キャラ:女子プロレスラー(×3;第?話「ドロレスの恐怖」)
この作者についてはほとんど知らないんですが、絵柄からどう見ても本宮ひろ志のアシスタント、というより門下生と推察されます。出版社も本宮と縁の深い集英社。内容も正に本宮風です。
謎の大富豪が孫娘の婿を決めるために選りすぐり(主人公だけは飛び入り同然)の男たちへ様々な試練を課すお話です。その最初。アメリカから招いた3人の女子プロレスラーと泥レスをさせられます。古い漫画なのでまだリンコスではなく3人ともただの水着、しかもどう見たってレスリング向けのそれではありません。1人はなんとビキニ、しかも布極少。3人を男4人で相手しますがタッグマッチではなく全員同時に闘います。男と女の取っ組み合い自体は、まぁあるんですが、描写がここまで赤裸々なのは非常に稀です。女性相手に及び腰の男たちが体の密着を避けて遠間から打撃技を繰り出してオッパイを攻めたり、男たちを幻惑するために3人が胸を露わにしたり、69態勢で押さえつけたまま男に放屁したり、ものによっては好き嫌いもあるでしょうが要はそれだけ遠慮ない描写だという事です。最後は「帝王学がどーの」と本宮的のーがきを作中にたれつつ主人公が相手の1人をセックス技で落として水着を剥ぎ、うやむやのうちに終了してしまうのは、きっとそれも「本宮帝王学」のなせる技なのでしょうが、私としては全くノーサンキューです。しかしその点を割り引いてもかなりエロっぽいのでお薦めです。「やられ女」と言うよりはミックスファイトネタではありますが。
妙に気になるのが単行本の表紙。なんというか、昔のFMステーションの表紙というか、なんだか江口寿史まがいの雰囲気です。そもそも絵が全く違います。タイトルロゴもえらくポップな雰囲気。これを見て中身を想像するのは難しい。編集側の方針なのかも知れませんが、これじゃ詐欺まがいです。いっそのこと「俺の空」と区別のつかないような装丁にしなさい。
評価:推薦/作者名:もとはしまさひで/備考:長編(少年),超荒唐無稽男気奇天烈侍アクション
当該キャラ:炎魔くノ一(集団;分節無し)
最初から読んでいないので基本的な設定が不明。忍や剣客が至極当然のように出てくるのですがどうも時代は現代らしい。男の道、剣の道を貫き通す為に人を殺しまくる15歳の武勇伝です。コレ、今じゃシャレになんないですね。
他流派同士の抗争が基本的な話の軸です。敵に女が登場するのは炎魔流。忍集団のようで、中にはくノ一が含まれます。芸者を装い(!)混浴の温泉で主人公たちに襲いかかる彼女たちはもちろん全裸。丸腰であることを狙った襲撃だったのですが、入浴中に飲み食いしていた(お盆を浮かせるアレ)主人公は持っていた箸で全員を撃退。斬りかかってきた最後の1人が下腹部に箸を突き付けられて得物を振り上げたまま怯む場面にはグッと来ます。彼は「女は殺さない」主義なので命までは取りません。しかし偉いジジイ(「四天王」の一人)が現れて手下に自決を強要。爆薬で頭をフッ飛ばして次々と散ります。一人だけ怖気づいて逃げますがジジイが惨殺、バラバラに切り刻まれて結局は全員が死んでしまいます。
この作品、「推薦」にしていますが実は大嫌いです。ネタとしてはイイんですが、生理的にダメ!理屈抜きです。バカの一つ覚えみたいに徹底して繰り返される「シュドム!シュドム!」という斬撃の擬音(意図的)。斬られた敵の胃袋の中に描かれた「魚のホネ」。こういう事一つ一つにイライラムカムカさせられます。「葬式を済ませ命を捨てて生きる」とか好きな描写もあるんですが…。でも一般的には絵のどうしようもない汚さの方が大問題でしょう。
評価:準推薦/作者名:荻野真/備考:長編(青年),禿頭,退魔アクション
当該キャラ:吸血鬼(集団;第35話「善神・悪神」〜第37話「略奪」)
荻野真の代表作といえば孔雀王ですが退魔聖伝はその続編です。
当該のキャラは吸血鬼幻想というシリーズに登場します。西洋の吸血鬼伝説と中南米系の神話を組み合わせたいつもながらの宗教臭いネタ。問題の吸血鬼は下っ端ザコで、実は性別がはっきりしてません。しかしもちろん元は人間で、親玉の趣味からしてその大半は女性だと思われます。本質的には不定形で「皮」を被ることによって肉体を形成するのです。
見所は吸血鬼たちが裏高野(主人公の所属する秘密の退魔教団)の尼僧を殺して本人になりすますくだりです。尼僧に化けた吸血鬼たちは裏高野最高の女呪術者を浴室で襲います。霊験あらたかな彼女の「皮」を手に入れるためです。この時なぜか全員が素っ裸(風呂場だから?)。しかし護衛の女に大勢が身体を輪切りされて斃されます。この作者らしくけっこう血生臭い描写です。ただ個人的に言わせてもらうと「尼僧」なのが惜しい。…実はハッキリいって凄く苦手なんですよね、女性のスキンヘッド。
他にも捕虜にされた下っ端女吸血鬼が隙を突いて襲いかかったところを返り討ちにされる場面もあります。
荻野真はビザールファッションとか感じが出てるし、そのあたりはとてもいいんですが、ただ基本的には「善=美、悪=醜」という宗教的観念的な図式があって、悪役はたとえ美女でも最期は醜く死ぬ事が多いのが難点。「悪の美しさは虚飾」という考えなんでしょうね。そのため、どうもある一線を超えないもどかしさがあります。
評価:推薦/作者名:小林拓己(作画),梶研吾(原作)/備考:中編(青年),現代くノ一お色気アクション
当該キャラ:*カスミ(第9〜10話「刺客カスミ(前・後編)」)
原作者にご注目。やっぱり梶研吾ってこういうの好きなんですねえ…。最近は氏の名前を見たら無条件で内容を確認してます。残念ながらこの作品は10週で打ち切り(某先生じゃあないんだからさ…)、「大人気くノ一シリーズ、遂に最終回!!
」というアオリが悲しい…。梶研吾の相棒と言えば何と言っても岡村賢二ですが、この小林拓己は絵が岡村より今風で洗練されており、また一味違うので、できれば今後もこの顔合わせが実現するといいなと思ってるんですが、この結果だと難しいかな…惜しい。(※その後調べてみたところシリーズ連載との事なので最初から10週の予定だったのかも。もしかしたら続編もあり得る?)
ちなみに題名の「くの21」とは警視庁警備局くの21課という対テロ専門の部署(とはいっても肝心のくノ一は主人公1人だけ)。
カスミは敵のくノ一で今様女忍法を使います。いわゆるセクシー忍法とは違うようですが、それに類する技もあります。
黒のボンデージファッション(ベスト・ミニスカ・ロングのグローブとブーツ)はレザーかエナメルか?ある種典型的ですが王道をゆく悪役的意匠だと思います(最近はヒロインがこういう格好をしてる事も多いんですけどね)。長い黒髪の美しい、キツい顔立ちの美女です。
まず自分の忍術を返し技で破られ、喉笛を切り裂かれて倒れますが存命、しかしそこで味方(♂)から始末されそうになります。優しいヒロインはそこで男たちを皆殺し(優しいか?)、敵に命を救われたカスミは涙します。しかしこれは彼女の計略、油断したヒロインに今様女忍法「
要するに陰毛を針のように飛ばすというとんでもない技。ボンデージファッションの美人が勝ち誇った表情で技の名を叫び、あんな恥ずかしい大股開き、スカートがまくれ上がって丸出しになったあそこからシュバババ
という擬音も派手に勢いよく恥毛の吹き出る様はそれだけで目の正月です。
で、これがまた返し技で…(笑)。弾き返された毛が驚愕する彼女の顔に降り注ぎます。唇や瞳など各部に刺さる描写を経て、最後は顔全体の大アップ。目、鼻、口から血が垂れるわ、突き刺さった針は術が解けて元の縮れ毛に戻るわでえらい無残。
しかし最後、力尽きた彼女の倒れる様は綺麗にまとめられており配慮がうかがえます。悪くありません。
残念ながら敵に女性が登場するのはこの最終話だけ。続編が出るなら毎回今様くノ一とのお色気真剣勝負にして欲しいものです。
評価:準推薦/作者名:歓喜天/備考:短編(成年),淫闘,忍者モノ
当該キャラ:荼吉尼四天衆の1人(単独)
邪教の秘宝を奪う任務をおびたくノ一が敵に捕われ嬲りものにされるが最後は大逆転と言う黄金パターン。荼吉尼四天衆というのは戦闘幹部で、その中の一人が女。巫女の姿をした少女(ちょいブス)に見えますが若い娘の精気を吸って何百年も生きてきた妖女です。主人公を捕縛して好き放題に蹂躙していたのに精気を吸おうなどと色気を出したスキを衝かれて仲間共々斃されてしまいます。だから敗因は全てコイツのせい(笑)。
散々に嬲った後で精気を吸い取ろうと服を脱ぐ女の体は貧弱な少女体型。でもちゃあんと「見た目まんまの子供と思うてか?
」云々と予防線を張っているので大丈夫(笑)。いい雰囲気で精気を吸おうと迫ったところで主人公が体内の火薬に着火、敵が離れたところで大きく跳び、敵もこれを追います。件の女が空中で主人公に捉えられ、貝合わせの体勢で膣内の火薬を己の体内に移され、大の字で落下して仲間と共に爆散!これぞ根来忍法「発破移し」!全裸の童女が大きいお姉さんに貝合わせを強制され「ゴップ
」「クチュウッ
」と効果音もいやらしく火薬を移される場面が華。「望み通り楽しむがいい!!
」「ひあ あっあは はああ
」もうちょっと丹念に描写して欲しかったというのが本音ですが、この忍法素晴らし過ぎ!(笑)。
評価:準推薦/作者名:佐藤丸美/備考:長編(成年),淫闘,美少女昆虫怪人捕獲日誌
当該キャラ:インセクター(複数;全編)
完全な淫闘モノ。ただし「くノ一忍法帖」とは少し違います。
昆虫型美少女宇宙生物インセクター。彼女たちのエネルギー源は人間型生物の生命エネルギーで、性行為によってこれを吸収します。いわゆる「吸精鬼」ですね(ベタベタ)。吸われた人間は死にはしませんが、一時的に老化したり生気を失ったりしてしまうのです。そこで彼女たちインセクターを捕獲すべく組織されたのがバグハンターと呼ばれる専門の賞金稼ぎ。
主人公(♂)はヒロインのバグハンターに見込まれ助手としてコキ使われるハメになります。薬によってゴキブリ系インセクターに変身し、敵インセクターと交尾するのです。変身状態の主人公は精液に特殊な成分が含まれ、中出ししたインセクターを完全な昆虫にして無力化する事ができます(たとえばセミ少女ならセミ)。こうして毎回毎回主人公とインセクターのくんずほぐれつが展開されるわけです。主人公は純粋に全身愛撫→挿入という流れですが、相手は場合によって暴力や特殊能力で抵抗する事もあります。
インセクターの女の子は昆虫系コスプレとでもいうような格好で、もちろん醜悪な怪物ではありません。イかされまいと必死に抵抗するインセクターとの闘いはなかなかイイ感じです。主人公以外にも凄腕のバグハンター(♂)が登場し、そちらの闘い(器具で薬液を注入する)はもっとハードで陵辱度の高い描写です。ともかく毎回毎回敵が美少女怪人などという贅沢な作品は滅多にありません。真剣勝負好みの向きには甘過ぎるかもしれませんが、かなりの良作です。
評価:準推薦/作者名:巻来功士/備考:長編(青年),エロチックバイオレンスアクション
当該キャラ:*
評価:準推薦/作者名:アップルトン/備考:短編(成年),美少女忍者アクション
当該キャラ:くノ一(集団)
美少女抜け忍が逃亡中に心優しい百姓の青年に会い、すさんだ心を癒されるという話です。でもネタとして肝心なのは冒頭の2ページだけです。特に最初のページには、追っ手のくの一が主人公に斬り捨てられる大ゴマがあり、物件価値の大半がそこにあります。欲を言えばザコくの一との立ち回りがもっとあればよかったんですけどねえ。せめてもう1コマ、全滅させたであろう敵くの一の死屍累々があれば…。
追っ手のザコくの一は全部で5〜6人います。特筆すべきはその格好。四肢剥き出しの密着装束、色は黒。胸の部分が非常に大きく開いています。大き過ぎてチェリーピンクの乳首が境目に見えてます!肌の露出部分はメッシュなんですが、痛くないんでしょうか?(笑)。いかにもエロマンガというムチャな意匠ですが、こういうの大好きですね私は。
デビューしてすぐに人気の出た美少女漫画家で、私も好きだったんですが、もうお亡くなりになられている方です(私よりずっと若かったのに…)。まだまだキャリアが短かっただけに非常に残念です(所属の編プロも大きな痛手だったでしょう)。全ての単行本を所持していますが、この手のネタは結局これだけでした。
評価:推薦/作者名:長谷川裕一/長編(少年),味方(”白雪姫”隊),SF冒険大活劇
当該キャラ:アンドロイド兵士(集団;第1話「やって来た未来」〜第2話「女神の名はペルセディア」,第4話「パラドクスは腹の中」),巨大ロボ(第1話「やって来た未来」〜第2話「女神の名はペルセディア」),巨大ロボ(第4話「パラドクスは腹の中」),女剣士(数名;第10話「帰投せよ 遥かな未来へ」),”
あの超長期連載「マップス」で不動のファンを獲得し、長い経歴を通じて徹底的なマイナー作家でありながら根強い人気を持つ人です。漫画家として「本格派」なので強いんでしょうね。今となっては古風なほど正統派の少年漫画を描き続けています。
作風から「いかにも昔カタギの真面目なプロ」という人物像を想像していたのですが、TVチャンピオンを見て…人間ておもしろい(笑)。でも外面はどうあれ漫画家としては「真面目なプロ」で有る事に変わりありません。
実はこの人「勇ましく戦う女の子」をかなり好んで描きます。なので個人的には「脈アリ」と見てそれなりに注意を払っていたのですが実際はなかなか期待に応えてくれませんでしたねえ。
そこへきてこの作品の情報が!
一番魅力的なのはその設定。話の発端となるのは310世紀の超未来で、そこでは男女の社会的役割が逆転しています。つまり完全な女社会。なので敵味方を問わず女性が多いのです。
敵の犯罪結社も一人を除いて首領、幹部全て女性(ただ1人の男性幹部は実に「男社会の復活」が悲願)。幹部以外は戦闘員も含めて全てメカ。
下っ端の女性型アンドロイド兵士は絵柄のせいもあってか外見がちょっとロボ過ぎて(特に顔)もう一つなんですが、最初に登場した時は大勢出てきて次々とやられていたのでかなり好印象でした。でもそれは最初だけ、残念。キカイダーの女アンドロイドマンを絵で描くとあんな感じでしょうか?
しかし主力となるのは女性型ロボットを中心とした巨大メカ群。主人公たちが乗るのも女性型巨大ロボ。女子ロボレスの大格闘が楽しめます。個人的に一番良かったのは敵なら16・19話に多数登場したザコメカ。独特の造型が印象的でありながら、なおザコらしく、やられっぷりも良し。しかしその更に上を行くのが味方ザコの白雪姫隊!主役メカと同系の優美な機体で編成された部隊が敵のライバルロボを迎撃しますが、たった1機に全滅させられてしまいます。中でも最大の見所は最後の1機が殺られるところ。切り裂かれた機体から覗く操縦士2人(”ファイブスター”みたいな人間+人造人間というシステム)の
でも現時点で一番のお薦めは第10話(2巻)に登場する女剣士。主人公が初めて未来を訪れた時に、その実力を試すために襲いかかってくるお姉さんたちで、「敵」とはいってもそれは状況的なものです。しかしこれが実にイイ!全身フィットの戦闘服は最近では見かけなくなった、ちょっと昔のアニメ系女戦士風味。勇ましく踊りかかったもののあっと言う間に蹴散らされてしまう彼女たちのやられっぷりはなかなか激しい描写で迫力たっぷりです(倒れている絵もあるのが嬉しい)。
現在も連載中。
評価:並/作者名:るりあ046/備考:中編(成年),SFハードアクション
当該キャラ:武装娼婦(数名:第1話「宇宙刑事カローン」)
主人公の宇宙刑事は女の子です。街で声をかけて来た娼婦が実はシンジケートの手先で、相手の素性に気付き身分を明かした主人公を殺そうとします。何故か一度に4〜5人で主人公の相手をしていた彼女たちは全員で襲いかかりますが、いわゆる宇宙刑事式変身を一瞬で遂げた主人公に1人残らず返り討ちにされてしまいます。
娼婦の女の子はみんな若い、というかリーダーのおねーさん(主人公を誘ったのはこの人)以外は全員「少女」ですね。髪の色も肌の色もさまざま。お仕事中だったわけですから当然みなさん素っ裸です。体内に内蔵した小火器(光線銃)が武器で、普段は完全に格納されて外からは判らないようになっています(内蔵されている部位は手首とか肩とか個々で違います)。しかし装甲服に通用するシロモノではありません。もう一方的に頭を割られたり胴をちぎられたりして斬殺されます。途中からは戦意を失っちゃってもう完全な虐殺。最後にリーダーの金髪ねーちゃんが恐怖におののいて泣きながら失禁する場面が見所です。
準推薦でもいいような物件なんですが、実はこの人、私の嫌いな3大漫画家(最近1人脱落しました)の1人なんです(笑)。ちなみに単行本に収録されているのは白黒ですが、雑誌掲載時は確かカラーでした。しかも完全な書き直しです。
評価:準推薦/作者名:矢口岳/備考:長編(少年),対戦格闘ゲーム「サムライスピリッツ」の外伝漫画,格ゲー漫画
当該キャラ:朧衆(集団;第1話「離天京潜入」〜第2話「蒼煌・紅煌」,第6話「覇業三刃衆の力」〜第7話「暁に炎が燃ゆ」,第9話「激動!!天幻城侵入」,第10話「光の巫女の解放」)
人気の対戦格闘ゲーム「サムライスピリッツ」の漫画ですが、内容にはほとんど無知(さすがに「ナコルル」くらいはわかる)。でもまぁ「いわゆる」って感じで一括りにできるやつです。
しかぁーし!この作品には特筆大書すべき事があります。それは朧衆という「女ザコ」が登場する事。しかもこれがモロに「特撮系女戦闘員」を彷彿とさせる意匠!全身タイツというよりはボディペインティングに近い印象で、顔にまで継ぎ目無く化粧しています。髪型も全員お揃い。長い黒髪を上の方で左右に束ねています。手袋や履物は判別できませんが、頭部には半首のようなものを被っていてこれがかなり印象的(額が剥き出て、そこに特徴のある斑紋が描かれている)。揃いも揃って豊かな胸には「朧」という字が大きく歪んで張りつき、たわわな双球をこれでもかと強調!ともかくなんとも色っぽくイカしてます。そして個体差ゼロ!悪の下っ端としてここまで極まってるとヒロイン性が本当に絶無で非常に爽快ですね。ザコのザコたる魅力を引き出すには本当ならこれくらい突っ込んだ意匠にすべきなのかもしれません。
彼女たち朧衆は敵の大幹部である朧というジジイが率いるくノ一集団。朧自身も忍(しかし手下を全て女で固めるとは結構な身分ですな!しかもあんなカッコさせて…)。普段は巫女の姿をしているというのもイイ(シャーマン?)。単行本巻末の設定を見ると巫女には2種類(髪の結い方が違う)いて、15歳までは見習い、16歳になると朧衆として戦うらしい。巫女姿からサッと変わり身できます。両手に1本ずつ持った末広の変わった刀が得物。しかしまぁおっかない外見に似合わず実に弱い!(笑)。見掛け倒しというか、正に下っ端の鏡という感じですね。
主な”からみ”は3回あり、うち2回はサヤという女に首筋を斬り裂かれて絶命(斃されるのは合計3人)。けれども描写はかなり淡白。お勧めは最初に登場した時。主人公に集団で襲いかかったところを唯の一呼吸で全員返り討ちにされてしまいます。たった1コマ(でも大ゴマ)だし、峰打ちなんですが(でも脚は折ってる)、死屍累々と倒れている画はちゃんとあるし、そこで例の見習い巫女が倒れている先輩お姉様方を「大丈夫ですか?」と助け起こすのもイイ感じ。しかもその後、主の朧によって処刑(けっこう残虐)されるというオマケ付き(この時の彼女たちがまた愚かにも健気なんですよね〜)。失敗者の始末が終わった後でジジイが「若き娘の血がどーのこーの」とのたまいます。そーかぁ、やっぱり「若い娘さん」なのね…ええなぁ…。
評価:推薦/作者名:荻野真/備考:長編(青年),指導:小峯隆生(銃技),拳銃伝奇アクション
当該キャラ:女体銃(集団;第57話「女体銃」〜第60話「女体戦車」)
ホラーアクションの大御所、荻野真が送るガン・アクション。神と人間との戦いが氏にとって「永遠のテーマ」ですが、やはりこの作品でも撃つ敵は最終的に「神」だったりします。
女体銃。それは刑務所を占拠した敵によって「銃」に改造された女囚達です(全員カワイイ)。両の肘と膝から先に巨大な銃弾が1発ずつ仕込まれていて、全身で合計4発のそれを撃ち尽くすと死んでしまいます。発射すると、その部位が丸ごと吹っ飛んで巨大な薬莢が飛び出し、跡には撃鉄やバネが生々しく露出。格好は全裸。お尻の直上に穿たれた醜い穴から腸管が引き出されており、それで遠隔操作されます。これを「武器」として操るのが矮躯肥満の猟奇殺人犯。改造したのもこの男です。
この物件、実はやられ方そのものはあまり良くありません。大勢いるんですが、実際に主人公が斃すのはそのうちたった1人(しかも意図せず殺ってしまったという感じ)。あとは1人が弾切れで自滅。死ぬのは以上2名のみ。どちらもあまり色っぽくありません。むしろそそられるのは「意に反して絶望的な戦いを強いられる理不尽な過程・状況」にあります。
たとえば、いやらしい変態猟奇犯に無理矢理改造される場面。腹に銃弾を撃ち込まれ、開いた穴から内臓を引きずり出されてグチャグチャグチャグチャと…あんな方法でどうして機械部品が埋め込まれるのか謎だ…。主人公に銃を向けられた猟奇犯をかばって左右から前にサッと立ち塞がる2人の女囚。猟奇犯の奴、たいしたご身分ですな。それからなによりグッとくるのが戦う彼女たちの必死の形相。「お願いだから死んでよォ!!
」などと哀願しながら襲いかかって来ます。素っ裸で恥も外聞もかなぐりすて、腕や脚を突き出し発砲する女囚の群れ。さすがムショに入ってただけあるというか、鬼気迫った感じがなかなか様になってます。足で撃つ時なんか股を思いきりおっ広げて大事なところ丸出し。もちろん「お色気攻撃」などではなく、やってる方は死に物狂い。そのミもフタもない痛々しさは下っ端戦闘員の要点を衝いており、そのため戦っている場面だけでもかなりの充実感があります。
結局は主人公が術者である猟奇犯を斃して、女囚たちは、少なくとも明示的には殺されずに済むんですが、しかし例の腸管は引きずったままだし、どう考えてもタダで済むわけはありません。一体どうするのかと思ったら、バラバラと倒れ伏した場面を最後に彼女たちの姿は画面から完全に消えてしまいます。もともと大雑把な作風ではあったけれども、これはちょっとお粗末に過ぎるような…。
ところで「小類人」でヘンな癖がついたのか、作者の画風がおかしい。人間の頭身が全体に低めでやたらと子供っぽく見えるというか、どうも釣り合いが悪い。体が矮小に過ぎます。良くない傾向かも…。
評価:並/作者名:歓喜天/備考:短編(成年),両性具有,連作の3作目,書道退魔アクション
当該キャラ:*ジャシン獣ルルイエ
弘法大師の子孫、空海ちどりが代々伝わる魔法の墨を使い、地上征服を企む冥界の魔物ジャシン獣と書道で戦う話です。
ルルイエはシリーズ中に登場する唯一の女ジャシン獣です。色の濃い肌の量感たっぷりな体(少し太め)。当然デカ胸。意匠はごく単純で、袖無しのレオタに上腕まである長手袋、それに太腿まであるロングブーツで色は全て白。腰まで伸びた髪。尖り耳で口には牙、悪魔の尻尾と翼を生やし、頭部にも小さなコウモリ羽をあしらっています。あまり品の無い顔立ちはいかにも格が低そうです。主人公を罠にはめて嬲り者にしますが、一瞬の隙を突かれて斃され、跡形もなく消滅します。
作者の歓喜天はデビュー当時と今とで絵がかなり異なります。これはまだ昔の絵(収録単行本の表紙は今の絵)。今の方がずっと洗練されてはいるのですが、扱うネタや内容は以前の方が好みでした(個性は薄れたものの絵柄自体は今の方が好き)。
評価:不薦/作者名:すみだひろゆき(作画),P.NEKOMATA(企画・原案)/備考:長編(児童),同名玩具を元にした漫画,RPG風ファンタジー
当該キャラ:女魔道師(数名;第7話「ベスパ国の攻防」,第9話「仲間とともに」),ハーピー(単独;第7話「ベスパ国の攻防」)
一時期けっこう流行ったガチャポンのオモチャ。それが元々の「ヴィルガスト」です。漫画の他にゲームソフトも発売されました(他の媒体は未確認、小説なんかもありそう)。本家ガチャポンの全貌は知りませんが、ゲーム(RPG)には割と多く女ザコが登場してました。そんな事や、キャラデザが好きだったせいもあって、この作品にはそれなりに注意していたのです。
漫画にもいくつかあり、これはコミックボンボンに連載されていたものです。目当ての女ザコは一応出てきます(女魔道師とハーピー)。ただ、作者の絵柄や描写があまりに淡白(技術的にもプロとしてかなりキワドイ)。色気に乏し過ぎます。それが「不薦」という評価の理由。
同じ「ヴィルガスト」ならゲーム攻略本の方がお勧め物件です。なんと全てのザコ原画が収録されています!豪華本でもないのに、これは極めて珍しい。当然女ザコの勇姿も余す所なく拝めます(色違いキャラをわざわざ違うポーズで載せているのが凄い!)。
評価:推薦/作者名:寺沢武一/備考:長編(青年),SFヒーローアクション
当該キャラ:*
評価:準推薦/作者名:土山しげる/備考:長編(劇画),必殺系ハードアクション
当該キャラ:*レイラ(第?話「復讐のハッカー」)
評価:準推薦/作者名:近藤るるる/備考:長編(少年),美少女剣劇アクション
当該キャラ:*カリン&*カンナ(第16話「死闘、ふたたび」〜第23話「不死鳥のごとく」)
評価:準推薦/作者名:蛭田達也/備考:長編(少年),本格学園格闘コメディ
当該キャラ:女刺客(×2+α;第?話「蛇骨会の遺産」〜第?+1話「激闘三角関係!?」)
評価:並/作者名:巻来功士/備考:長編(少年),ナンセンスSF宗教ヒーローアクション
当該キャラ:無精女闘士軍団(集団;第?話「悪魔病院の巻」〜第?+1話「猛女のめざめの巻」)
評価:準推薦/作者名:小島剛夕(作画),小池一雄(原作)/備考:長編(劇画),時代劇
当該キャラ:別式女(×8;第?話「八門遁甲の陣」)
評価:準推薦/作者名:SHIZUKA/備考:長編(成年),学園美少女忍者アクション
当該キャラ:*楓(第8話「獄兆の章(後編)」〜第10話「静乱の章(後編)」),人造忍玄−零壱(単独;第12話「動乱の章(後編)」〜第13話「衰運の章」),人造忍玄−零弐(集団;第15話「終章1 血塗る果てに…(前編)」〜第16話「終章 血塗る果てに…(後編)」)
評価:推薦/作者名:寺沢武一/備考:長編(少年),スペースオペラ
当該キャラ:踊り子(集団;「イレズミの女」),スノウ・ゴリラ(集団;「イレズミの女」),シーメン(集団;「海底の墓標」),メドゥサ(集団;「地獄の十字軍」)
評価:並/作者名:FRANCO,三宅章仁/備考:中編(少年),学園変態スケベアクション
当該キャラ:チン撰組(組織;全編)
評価:並/作者名:G.B小野寺/備考:短編(成年),世紀末巨根伝説
当該キャラ:妖女ラフレシア一味(集団)
評価:準推薦/作者名:ことぶきつかさ/備考:短編(少年),ガンダム物,原作否定アニパロ
当該キャラ:プリチィセブン(7人組)
評価:並/作者名:沖一(作画),ORCA(原作),士郎正宗(設定協力)/備考:長編(少年),サイバーハードアクション
当該キャラ:*菊池あゆみ(第1話「壊し屋と呼ばれる男 前編」〜第2話「壊し屋と呼ばれる男 後編」),女テロリスト(単独;第3話「過去から来た男 前編」),ウェイトレス(単独;第4話「過去から来た男 後編」)
評価:準推薦/作者名:宮松薫/備考:短編(少年)×2,キャット,多重人格SEXYレスラーバトル
当該キャラ:*桐島竜美(「誕生編」),*嶽崎澄子(「風雲編」),嶽崎の手下(×2;「風雲編」)
評価:準推薦/作者名:増田晴彦/備考:中編(少年),ヒロイックファンタジー
当該キャラ:*ヘルフローヴァ(分節無し)
評価:準推薦/作者名:黒岩よしひろ/備考:短編(少年),禿頭,SF忍者アクション
当該キャラ:*ヴァルキューレ
評価:推薦/作者名:黒岩よしひろ/備考:長編(少年),学園忍者アクション
当該キャラ:*瑪瑙(第3話「新たなる挑戦」〜第7話「閃光の’十六夜’」)*瑪瑙ニ門結界(2人組;第6話「血霧のダンスビート!!」)
評価:並/作者名:春日光広/備考:長編(青年),学園コメディ
当該キャラ:レオタードの女(単独;第?話「女体アレルギー」〜第?+1話「女体トレーニング」)
評価:並/作者名:落合あたる(作画),棟居仁(原作)/備考:中編(少年),バトルアクション
当該キャラ:女殺し屋(2人組;最終話「香港洋上大激戦」)
評価:準推薦/作者名:太牙射悪/備考:中編(成年),美少女ファンタジーアクション
当該キャラ:淫神の兵士(集団;全編)
評価:並/作者名:井上紀良(作画),樫原一郎(原作)/備考:中編(青年),ハードアクション
当該キャラ:アマゾネス軍団(集団;全編)
評価:並/作者名:野口賢/備考:短編(青年),野口賢6年振り女忍者モノ復帰記念作品
当該キャラ:*美貴
評価:準推薦/作者名:伊賀和洋(作画),銀月恋々(原作)/備考:長編(劇画),新感覚妖艶時代劇画
当該キャラ:*幻蟻(第13〜14話「蟻地獄(前・後編)」)
評価:準推薦/作者名:片倉政憲(作画),鳴海丈(原作)/備考:長編(少年),未完,原作者の同名小説を漫画化,美少女ハードアクション
当該キャラ:能面の女戦闘員&女生徒(集団;第1話「死は赤い薔薇1」〜第2話「死は赤い薔薇2」)
評価:推薦/作者名:原口清志/備考:中編(青年),ワイルドシスター豪快お祓い日記
当該キャラ:インクブス(×2;第1話「
評価:並+/作者名:樽本一/備考:短編(成年),ヴァンパイアハンター物
当該キャラ:吸血鬼の僕(×3)
評価:並/作者名:神江里見(作画),小池一夫(原作)/備考:長編(劇画),ピカレスク物,忍道地獄伝
当該キャラ:*市女(第21話「晩勝」)
評価:並/作者名:武本サブロー(作画),真樹日佐夫(原作)/備考:長編(劇画),さいとう・プロ作品,大雑把女仕置家稼業プロレス付き
当該キャラ:*003(第?話「別れの接吻」),*カトリーヌ(第?話「悪魔の生贄」〜第?+1話「逆襲」)
評価:並/作者名:松本零士/備考:長編(大人),中国美女剣侠ロマン
当該キャラ:*精妖姫(第13話「聖剣と魔剣<其之一>」〜第14話「聖剣と魔剣<其之ニ>」)
評価:推薦/作者名:田沼雄一郎/備考:長編(少年),同名SRPGのコミック
当該キャラ:死喚鳥(集団;第8話「大海原のワナ」〜第10話「摩耶の『影』」)
評価:推薦/作者名:原口清志/備考:長編(少年),未完,ハードホラーアクション
当該キャラ:亡者(集団;第6話「地獄」),*夜叉姫(第3話「時だまし」〜第8話「魔少年の道標」)
評価:並/作者:克・亜樹/備考:短編(少年),「符法師マンダラ伝カラス」の雛型,伝奇アクション
当該キャラ:借鬼兵(集団)
評価:推薦/作者名:岡村賢二(作画),梶研吾(原作)/備考:長編(劇画),世紀末格闘アクション
当該キャラ:*希咲先生(第?話「二人」〜第?+4話「弱点」)
評価:並/作者名:平野俊弘/備考:長編(少年),美少女SF格闘アクション
当該キャラ:*鈴(第2章 第4項「パイ・サンダー散る…そして!」〜第7項「復活のドールたち」)
評価:並/作者名:野々村秀樹(作画),宮塢さなえ(原作)/備考:長編(少年),サイキックアクション
当該キャラ:*ユーリヤ(第25話),えみるの幻影(集団;第25話)
評価:推薦/作者名:望月三起也/備考:長編(劇画),ウルトラスーパーハードアクション大活劇
当該キャラ:ヤクの運び屋(単独;第1話「鋼鉄にバラ」),武器見本市のコンパニオン(×4;第1話「鋼鉄にバラ」),武器密売屋の従業員(単独;第?話「蒼きストレート(3)」),女戦士(集団;第?話「黄金のフルハウス(4)」〜第?+1話「切り札はクロス(1)」)
評価:並/作者名:只野和子(作画),眠田直(原作)/備考:長編(少年),スーパーヒロインSF
当該キャラ:オルドビス帝国軍女隊長(単独;第1話「ええっ!私が宇宙の勇者なの?」)
評価:並/作者名:このどんど/備考:長編(成年),真・被虐スーパーヒロイン受難アクション
当該キャラ:AR−255(単独;第26話)
評価:準推薦/作者名:長谷川裕一(漫画)/備考:中編(少年),原案バンプレスト,同名ゲームの漫画,スパロボ企画モノ
当該キャラ:ガミアQ3(×3;分節無し)
評価:特選/作者名:山桜桃/備考長編(青年),白鳥のジュンvs戦闘セクサロイド
当該キャラ:女アンドロイド(単独・複数;全編)
評価:並/作者名:空本光王/備考:中篇(成年),淫闘,性感格闘エロス
当該キャラ:蛇女(単独;第1話「ゾーイ」,第5話「艶蓮」,第7話「ハミング」),*ローゼ大僧尼(第2話「アムノン」)
評価:準推薦/作者名:相川有(作画),大塚英志(原作)/備考:長編(少年),第2巻収録(電撃コミックスEX),世界争奪バトルロワイアル
当該キャラ:童子(×5;分節無し)
評価:並/作者名:車田正美/備考:長編(少年),車田漫画
当該キャラ:*人魚姫のテティス(海皇ポセイドン編)
評価:準推薦/作者名:ダーティ岡本/備考:短編(成年),SF美少女メイドアクション
当該キャラ:アンドロイド兵士(集団)
評価:準推薦/作者名:柴山薫/備考:長編(少年),「ライバル」番外編,時代劇
当該キャラ:紫龍とその一味(集団+1;第2話「闇の紫龍」,第7話「最後の事件(後編)」),*紅の子猫(第5話「疾風の盗人・紅の子猫」,第7話「最後の事件(後編)」),*波(第6〜7話「最後の事件(前・後編)」)
評価:不薦/作者名:東高雄/備考:短編(成年),淫闘,アラビアン北斗淫姦
当該キャラ:手下(×3)
評価:推薦/作者名:ケン月影(作画),小池一夫(原作)/備考:長編(劇画),時代劇
当該キャラ:根来生薬組(集団;第6話「根来生薬組」)
評価:不薦+/作者名:松本零士/備考:長編(少年),四畳半SF
当該キャラ:秘密調査官(単独;「能力調査員の巻」)
評価:並/作者名:種村有菜/備考:長編(少女),超時空美少女スーヒロラブロマンス
当該キャラ:*ラルツォーネ(第6話「砂の帝国・水の楽園」〜第9話「たとえ何度切れようと、絆は僕がつなぐから」)
評価:準推薦/作者名:DON繁/備考:中編(成年),ピカレスク猟奇ホラーアクション
当該キャラ:女魔物(単独;第1話「出会い),女魔物(単独;第7話「HUNTED」),女魔物(単独;第8話「再会」)
評価:並/作者名:西野つぐみ/備考:長編(青年),美少女メイドロボSFコメディ
当該キャラ:サイバー・アーミー(集団;第13話「ホントに戦うメイドさん!」)
評価:準推薦/作者:才谷ウメタロウ/備考:長編(青年),時代劇アクション
当該キャラ:*妖麗のお富(第11話〜第13話)
評価:準推薦/作者名:大島やすいち/備考:長編(劇画),探偵日記風若奥さん奮闘アクション
当該キャラ:*
評価:準推薦/作者名:渡辺修己(作画),W・ウッド(原作)/備考:長編(少年),怪盗アクション
当該キャラ:人形(集団;第?話「マリオネットの罠!!」)
評価:並/作者名:荻野真/備考:長編(青年),SFホラーアクション
当該キャラ:*奇子(第?話「変異体(1)」〜第?+1話「変異体(2)」)
評価:準推薦/作者名:山本貴嗣/備考:中編(青年),超絶女仙激闘退魔活劇
当該キャラ:*サキ(第3話「
評価:準推薦/作者名:雨宮淳/備考:短編(青年),淫闘,学園スケベアクション
当該キャラ:*楠麗子
評価:並/作者名:和田慎二/備考:長編(少年),くノ一,サイキック美少女伝奇アクション
当該キャラ:*おふく(第8話〜第9話,第11話)
評価:並/作者名:御祗島千明/備考:長編(少年),乳乱舞剣客ファンタジー
当該キャラ:*羅殺尼(第16話「『聖剣』その名は・・・・!!」〜第18話「復活のミカズチ!!」)
評価:準推薦/作者名:遊人/備考:長編(青年),和製パチモンTMNT
当該キャラ:*ゲノム(第?話「ゲノム」〜第?+4話「リカの隠れた
評価:並/作者名:徳田信ノ助/備考:短編(成年),SFアクション
当該キャラ:敵パイロット(単独)
評価:準推薦/作者名:永井豪,蛭田充,ダイナミックプロ/備考:長編(少年),アニメ「デビルマン」の漫画化?
当該キャラ:*シレーヌ(第1話「妖獣シレーヌ」),*エバイン(第2話「妖獣エバイン」),*ラフレール(第3話「妖獣ラフレール」)
評価:準推薦/作者名:近石雅史(作画),滝沢秀行(原作)/備考:長編(少年),近未来スーパーカンフーアクション
当該キャラ:*女鬼(第2話「地獄への罠」〜第3話「復讐の腕」)
評価:準推薦/作者名:井上紀良(作画),小池一夫(原作)/備考:長編(青年),ハードボイルドアクション
当該キャラ:*マリリン(愛回帰の章 第5話「冬の都」),*モニカ(愛回帰の章 第8話「教主とその妻」)
評価:並/作者名:山上徹郎/備考:長編(児童),ロボット戦士F
当該キャラ:*ビクスン(第?話「想い出の人」〜第?+1話「再会、そして決別」)
評価:準推薦/作者名:目白花子/備考:長編(青年),淫闘,超美形ネズミ男悩殺日記
当該キャラ:女刺客(集団;最終話「密林の王者」)
評価:準推薦/作者名:武林武士/備考:長編(少年),同名格闘ゲームの漫画
当該キャラ:女刺客(単独;PREFACE「闘神序伝エイジ」)
評価:推薦/作者名:木村知生(作画),小池一夫(原作)/備考:長編(青年),時代劇
当該キャラ:*ひまわりお駒(第5話「風よりも女の心」)*月女(第11話「月と蝶と風」)
評価:準推薦/作者名:佐藤丸美/備考:短編(成年),淫闘,セクシー美少女戦士退魔アクション
当該キャラ:雑魚(集団)
評価:準推薦/作者名:小林たつよし/備考:長編(児童),拳法まんが
当該キャラ:*麒麟王(第?話「大陸への旅立ち」)
評価:準推薦/作者名:ITOYOKO/備考:長編(成年),未完?,美少女ファンタジー
当該キャラ:女魔物(個別)
評価:準推薦/作者名:岡村賢二(作画),梶研吾(原作)/備考:長編(劇画),人妻任侠スーヒロアクション
当該キャラ:*蝶の爪(第4話「蝶の爪」)
評価:推薦/作者名:田代琢也(作画),スタジオファンタジア(原作)/備考:同名OVAのコミック版,アシモフ系美少女スパイアクション
当該キャラ:武装メイド(集団;第5話「薔薇の国大作戦1」〜第6話「薔薇の国大作戦2」)、量産型ヒューマリット(集団;第14話「The Interlude」,第15〜17話「電撃作戦1〜3」)
評価:並/作者名:やまと虹一/備考:中篇(児童),同名ゲームの漫画
当該キャラ:くの一(3人;第3話「死闘!! 桃雨城」)
評価:並/作者名:手塚治虫/備考:長編(少年),SF漫画
当該キャラ:昆虫人女性(数名;第9話「昆虫人の女王」),アンドロイド(×3;第12話「黒帽子党」)
評価:並/作者名:瀬里果/備考:長編(少年),先史不条理エロコメ
当該キャラ:スケ番お由貴とその一味(集団;第19話「100万馬力だ!ネコパワー!!」)
評価:並/作者名:サトウ・ユウ/備考:長編(少年),現代忍者コメディ
当該キャラ:鹿鳴鬼(単独;第8話「やつらが来た!の巻」〜最終話「楓FOREVERの巻」)
評価:並/作者名:ひすゎし/備考:長編(少年),現代忍者ギャク
当該キャラ:闇蜘蛛(単独;第?話「風魔魔の陰謀の巻」)
評価:推薦/作者名:安田秀一/備考:短編(成年),美少女忍者物
当該キャラ:くノ一(×3)
評価:準推薦/作者名:浦田たひろ/備考:長編(成年),未完,SF美少女アクション
当該キャラ:ラタイダー(集団)
評価:並/作者名:いしわた周一(作画),粕谷秀夫(原作)/備考:長編(劇画),豪快女丈夫仕置屋稼業
当該キャラ:*蛇髪女・玲(第5話「蛇髪女(メドゥーサ)」)
評価:推薦/作者名:野口賢/備考:短編(少年),峻烈系新撰組血風録
当該キャラ:*ユキ,*サキ
評価:並/作者名:喜名朝飛/備考:長編(少年),軟弱系幕末剣風伝
当該キャラ:*子々(第20話「亥門の最期」〜第23話「欠けた記憶」)
評価:準推薦/作者名:臣士れい(作画),あかほりさとる(原作)/備考:長編(少年),必殺ファンタジーアクション
当該キャラ:*バルバラ(第5話「かわいい花はトゲだらけ」),*ルビー・ルーラン(第6話「戦慄の宝石魔術師(前編)」〜第9話「戦慄の宝石魔術師(完結編)」),*モス・グリーン(第19話「ソーサラーハンターキラーの影(前編)」〜第23話「ソーサラーハンター故郷へ(後編)」)
評価:準推薦/作者:柴山薫/備考:長編(少年),学園スーパーヒロインプロレスアクション
当該キャラ:チェイサー(集団;第9話「マルチメディア学園 南へ!!(前編)」)
評価:並/作者名:檜垣憲郎/備考:長編(青年),ポリスアクション
当該キャラ:女ヴォーカル(単独;第2話「バップ オン ステージ」)
評価:不薦/作者名:岡崎沙実(作画),辻真先(原作)/備考:長編(少年),アクション物
当該キャラ:女(単独;第2−7話「船上の死闘!!」〜第2−8話「絶体絶命!!」)
評価:準推薦/作者名:永井豪(作画),小池一夫(原作)/備考:長編(青年),愛と誠の物語
当該キャラ:*拳冴子(第?話「魔けてたまるか!!」),*ジャンボ雪子(第?話「魔けてたまるか!!」),黒百合会(集団;第?話「魔ッチョ狩り」)
評価:並/作者名:高口里純/備考:長編(少女),スケバン美少女アクション
当該キャラ:ウサギ(集団;分節無し)
評価:不薦/作者名:きょん(作画),南智子(原作)/備考:中編(成年),SM風俗コメディ
当該キャラ:コギャル(集団;第7〜8話「ダーティ・マリー(前後編)」)
評価:並/作者名:みず谷なおき/備考:長編(少年),コミカルヒロイックファンタジー
当該キャラ:魔導兵(数名;全編)
評価:準推薦/作者名:樹かるな/備考:短編(少年),SF
当該キャラ:ゴミ収集の女の子(集団;全編)
評価:並/作者名:DON繁/備考:成年,エロティックバイオハードアクション
当該キャラ:女兵士(集団:第7話)
評価:準推薦/作者名:吾妻ひでお/備考:短編(青年),ヒロイックファンタジーギャク
当該キャラ:女戦士(単独)
評価:準推薦/作者名:あろひろし,スタジオぱらのい屋/備考:長編(少年),美少女必殺モノ
当該キャラ:泣き女(4人組:第30〜38話「ビクビクッ闇よりの鎮魂曲(1)〜(9)」),
評価:推薦/作者名:和田慎二/備考:長編(少女),ヒロイックファンタジー
当該キャラ:女兵士(集団;第?話「クルトの一番長い日」)
評価:準推薦/作者名:佐々木まさよし/備考:長編(少年),農業振興拳法アクション
当該キャラ:*露地砂路(第?話「秘拳!臓破軟腐術の巻」)
評価:準推薦/作者名:叶精作(作画),小堀洋(原作)/備考:長編(劇画),復刻版ヒトラーの大冒険
当該キャラ:女諜報員(単独;第10話「世界犯罪者同盟」)
評価:準推薦/作者名:逆井五郎(作画),武論尊(原作)/備考:長編(青年),美少女ハードアクション
当該キャラ:アクションコマンド(6人組;第2話「男の花道」)
評価:並/作者名:フレッド ケリー/備考:長編(成年),SF時代劇アクション
当該キャラ:女頭目(単独;1話全編)
評価:準推薦/作者名:野々村秀樹(作画),小宮さなえ(原作)/備考:長編(少年),バイオ系アクション付き美少女くいこみパンティ
当該キャラ:*ES=02”パンサー”(第7話「豪徳学園」)
評価:並/作者名:中津賢也/備考:長編(少年),学園アクション
当該キャラ:女子高生軍団(第9話「バニーガールパワー」)
評価:並/作者名:海明寺裕/備考:中編(少年),同名ゲームの漫画化,ゲームコミック
当該キャラ:*マリリス(文節無し),*クラーケン(分節無し),*ティアマット(分節無し)
評価:準推薦/作者名:黒岩よしひろ/備考:短編(少年),ファンタジー
当該キャラ:*魔女ベネッサ
評価:準推薦/作者名:克・亜樹/備考:長編(少年),学園伝奇アクション
当該キャラ:*カミソリのお蘭(第?話「身がわりの二人」)
評価:準推薦/作者名:平松伸二/備考:長編(少年),バイオレンスアクション
当該キャラ:卑弥子(単独;黒き野獣たちシリーズ第7話「闇の女」〜第27話「神の裁断)悪魔憎涅巣(5人組;黒き野獣たちシリーズ第11話「恐怖の軍団」〜第19話「最大の危機」)
評価:推薦/作者名:影次ケイ/備考:長編(美少女),未完,SF戦争アクション
当該キャラ:メルディ軍(組織;全編)
評価:並/作者名:石田走(作画),舞阪洸(原作)/備考:長編(少年),未完,美少女ヒロイックファンタジー
当該キャラ:女刺客(集団;第24話「イゾラ教団の刺客」)
評価:準推薦/作者名:原口清志/備考:長編(青年),ハードホラーアクション
当該キャラ:アルケニー(単独;第7話「闇の誘惑」),*美孥利(第11話「美孥利の日」〜第12話「機械輪廻の終わり」),
評価:推薦/作者名:黒岩よしひろ/備考:長編(少年),現代美少女忍者アクション
当該キャラ:邪魔忍四人衆(4人組;第11話「邪魔忍」〜第15話「アステクター」)
評価:並/作者名:カジワラ★タケシ/備考:長編(少年),巨乳コメディ
当該キャラ:女吸血鬼(単独;第7話「FRIGHT NIGHT」〜第8話「SWEET TEMPTATION」)
評価:準推薦/作者名:克・亜樹/備考:長編(少年),学園芸能ラブコメ
当該キャラ:ハーレムサイボーグ(集団;第?話「臨海学校オニオニパニック」)
評価:推薦/作者名:みなもと太郎/備考:長編(少年),お色気アクションギャグ
当該キャラ:レスレスブロック(組織;全編)
評価:準推薦/作者名:神矢みのる/備考:長編(少年),学園荒唐無稽青春アクション
当該キャラ:*香月(第?話「みんなで戦うんだ!!」〜第?+1話「死闘、弾VS枢人」)
評価:準推薦/作者名:木村知生(作画),村形順子(原作)/備考:長編(少年),世紀末救世主伝説SF版
当該キャラ:*麗華(第1話「闇に吠えろ!」),*毛子(第17話「人魚」),*マンナ(第45話「魔都の毒花」〜第46話「マンナの逆襲」)
評価:準推薦/作者名:天野妖二/備考:短編(成年),ヒロイックファンタジー
当該キャラ:*アリッサ
評価:並/作者名:松沢夏樹/備考:長編(少年),魔女っ子スーパーヒロイン戦隊物
当該キャラ:アルマ=アポストル(集団;第15話「Combattimento・fra・due」)
評価:準推薦/作者名:永井豪/備考:長編(少年),巨大ロボット物
当該キャラ:マネキン(集団;第8話「ブロッケンの妖怪」),ガミアQ(×3;第16話「機械獣大作戦」)
評価:並/作者名:黒岩よしひろ/備考:中篇(少年),巨大ロボット物
当該キャラ:マーダードール(単独;第1話「父の遺産」〜第3話「ハロウィーンの重機神」)
評価:並/作者名:磯俣務(作画),あかほりさとる(原作),ねぎしひろし(原作)/備考:長編(少年),変形版悪魔くん
当該キャラ:ミイラ女(集団;分節無し)
評価:並/作者名:猫島礼/備考:長編(成年),美少女忍者モノ
当該キャラ:*不知火(第7話「マオ、学校へ行く」〜第9話「VS不知火・2」)
評価:推薦/作者名:井上紀良(作画),小池一夫(原作)/備考:長編(青年),アフロ,「マッドブル34」の続編,ハードポリスアクション
当該キャラ:*レディ・ジョー(テリブルフレーズ2 第5話「遊び雨のジョー」)
評価:準推薦/作者名:井上紀良(作画)小池一夫(原作)/備考:長編(青年),ハードポリスアクション
当該キャラ:*ダーティーチェリー(第20回 ACT-7 「手スリーピー危機一髪」),誘拐犯一味の女(ACT-24「死ンで花実が咲くものか!!」(2))
評価:並/作者名:和六里ハル/備考:長編(少年),美少女天使コミカル地獄変
当該キャラ:*ネイル(第3〜4話),悪魔(集団;第17話〜第18話)
評価:並/作者名:黒荒馬双海/備考:長編(成年),今風ファンタジー
当該キャラ:ダークエルフ(×3+1;第?話「正しい 言いくるめ
評価:準推薦/作者名:原口清志/備考:短編集(少年),美少女ホラー
当該キャラ:曼陀羅木(単独;第5話「曼陀羅木」),ケンタウロス(単独;第7話「ケンタウロス」)
評価:推薦/作者名:野部利雄/備考:長編(少年),ファンタジーアクション
当該キャラ:*邪鬼(第4話「邪悪な使者」〜第14話「幻覚の牙」),*フェーザー(第?話「地下神殿の謎」〜第?+2話「フェアリィの秘密」),*妖将鬼カミュラ(第?話「妖将鬼カミュラ」〜第?+7話「『ノア』崩壊」,第?話「導きの光」〜第?+6話「カミュラ変身」),闇の一族(第?話「ラ・ミュウ」〜第?+3話「ミュウの生命パワー」)*江理(第?話「宿り木・江理」〜第?+5話「超能力発動」)
評価:並/作者名:武本サブロー(さいとう・プロ作品)/備考:長編(劇画),南原幹雄「神々の賭け」(原作),時代劇
当該キャラ:見廻り役(×2;第9話「乾御殿竹之間」)
評価:推薦/作者名:富士参號(作画),竹下凌二(原作)/備考:中編(成年),ヒロイックファンタジー
当該キャラ:四天王(4人組;全編)
評価:準推薦+/作者名:海道ワタル/備考:短編(成年),美少女戦隊vs疫病ミクロの決死圏
当該キャラ:インフルエンザウイルス(集団)
評価:準推薦/作者名:廣瀬良多/備考:短編(少年),スーヒロアクションコメディー
当該キャラ:*ホルスターニャ
評価:不薦/作者名:小倉夕奈/備考:短編(成年),リバーシブル極悪桃太郎
当該キャラ:女オニ(×2)
評価:並/作者名:山田聡子/備考:短編(少年),第67回マガジン新人漫画賞佳作,霊感退魔アクション
当該キャラ:女郎蜘蛛(単独)
評価:不薦/作者名:野口賢/備考:中編(少年),荒唐無稽無国籍消化不良剣風伝
当該キャラ:女兵士(×3;第4話「侵入!!ザンジバル」)
評価:並/作者名:荻野真/備考:長編(青年),退魔変身ヒーローアクション
当該キャラ:荒魂(単独;第15話「影忍」),天女(集団;第57話「天道階」)
評価:推薦/作者名:明石ただし/備考:長編(少年),学園SFアクションコメディ
当該キャラ:手九那中パソコン部女子部員(集団;「強敵!パソコンギャルの巻」〜「激戦!!メカウォーズの巻」)
評価:並/作者名:坂口いく/備考:長編(少年),現代必殺モノ
当該キャラ:*香(第7話「無言劇1」),*桂(第7話「無言劇1」),*アニタ(第17話「素顔のままで」)
評価:準推薦/作者名:みやすのんき/備考:長編(少年),エロチックコメディ
当該キャラ:女生徒(集団;登場話不明)
評価:並/作者名:高井みお(作画),団龍彦(原作),円谷映像(原案)/備考:長編(少女ホラー),美少女退魔モノ
当該キャラ:人魚(集団;第6話「八百比丘尼」),*シーラ(第7話「夢魔使い」)
評価:推薦/作者名:まいなぁぼぉい/備考:長編(成年),未完,くノ一物
当該キャラ:下忍(複数;全編),*紅蜘蛛(第1話「楓と紅葉」)
評価:準推薦/作者名:野部利雄/備考:長編(青年),サイバー妖精伝説
当該キャラ:*ロウ(第44話「戦士になれ!」〜第48話「凶暴な細胞」),*レヴァイア(第53話「レヴァイア」〜第56話「カウターサイクロン」),*キャシィ牧村(第60話「エルフィンと
評価:準推薦/作者名:出井州忍/備考:長編(成年),官能怪奇ギャグ
当該キャラ:女妖怪(単独)
評価:推薦/作者名:山口かつみ/備考:長編(青年),含淫闘,エロチックコメディ
当該キャラ:闘源郷学園女生徒(集団;第57話「OH!トウゲンキョウ!?」〜第59話「白熱!闘源郷」)
評価:準推薦/作者名:前田俊夫/備考:長編(成劇),エロチック忍術伝奇ロマン
当該キャラ:SM女王様(単独;外伝編第4話「蒼い淫影」)
評価:準推薦/作者名:プロトンザウルス/備考:短編(成年),淫闘,破魔ディルド女怪成敗ファンタジー
当該キャラ:幻獣(複数)
評価:推薦/作者名:永井豪/備考:中編(少年),学園スケベギャグ
当該キャラ:*白士里可愛(全編)
評価:準推薦/作者名:司敬/備考:長編(劇画),アジアン任侠アクション
当該キャラ:手品師の助手(単独;第6話「殺人マジック」),
評価:並/作者名:車田正美/備考:長編(青年),車田ファンタジー
当該キャラ:女親衛隊員(×2;第41話「猛気」)
評価:準推薦/作者名:戯遊群/備考:長編,自意識過剰妄想オムニバス
当該キャラ:*天聖ウテルス(第1話「鏡」)
評価:準推薦/作者名:うつみわかば/備考:短編(成年),スーパーヒロイン物
当該キャラ:*レディーA(単独;全編)
評価:準推薦/作者名:乾はるか/備考:長編(成年),両性具有(ザーメリア),女子高生フェティッシュスーヒロアクション
当該キャラ:*ザーメリア(第5話「変態獣ザーメリア登場」〜第7話「出た!合体技」),*レズビアンヌ(第8話「変態獣レズビアンヌ登場」〜第10話「レズビアンヌの弱点」)
評価:準推薦/作者名:片山誠(作画),會川昇(原作)/備考:長編(青年),空想時代劇
当該キャラ:*うしお(第8話「くの一」〜第9話「生ける屍」),*
評価:推薦/作者名:国友やすゆき/備考:中編(青年),JUNK・BOY番外編,近未来SFスケベアクション
当該キャラ:女子高生兵士(単独;第5話「ベッド・ゾーン」),アンドロイド風俗嬢(×2;第7話「セクスタミネーター」)
評価:推薦/作者名:ケン月影(作画),鳴海丈(原作)/長編(劇画),原作「艶色五十三次」(徳間文庫),のほほんスキモノ若様淫武両道大活劇
当該キャラ:*
評価:並/作者名:曽我篤士(作画),矢立肇(原作),富野由悠季(原作)/備考:長編(少年),同名TVアニメのメディアミックス,世紀末ひげガンダム
当該キャラ:女暗殺者(単独;第13話「ロランの失敗」)
評価:準推薦/作者名:黒岩よしひろ/備考:短編(少年),変身美少女天使降臨討魔編
当該キャラ:*
評価:準推薦/作者名:吉田秋生/備考:長編(少女),美男満載本格ハードアクション
該当キャラ:ニセ看護婦(単独;分節無し)
評価:準推薦/作者名:中西やすひろ/備考:長編(少年),原始ファンタジックコメディ
当該キャラ:ビルゴ・ライオネス(集団;分節無し)
評価:準推薦/作者名:山口譲司/備考:長編(少年),基督系ハード伝奇アクション
当該キャラ:メイド兵(×5;第?話「Capter.10」〜第?+2話「Chapter.12」)
評価:並/作者名:叶恭弘/備考:短編(少年),エスパーもの
当該キャラ:女(単独)
評価:特選/作者名:にわのまこと/備考:長編(青年),スーパーエロチックバイオレンスアクション
当該キャラ:*”ビッグ・ママ”ミツコ(第4話)
評価:並/作者名:大暮維人/備考:短編(少年),近未来サイバー美少女アクション
当該キャラ:*メル・キャリー
評価:並/作者名:山口かつみ(作画),大川俊道(原作)/備考:短編(青年),お色気ハーフボイルドガンアクション
当該キャラ:*飛鳥
評価:並/作者名:まつしたあきこ(作画),いのまたむつみ(キャラ原案),あかほりさとる(原作)/備考:中編(少女),和風ファンタジー
*アスラ(第2話「インダスのピュアな神さマン」),*ネフテュス(第6話「黄泉の国 大ピンチの神さマン」)
評価:準推薦/作者:WING☆BIRD/備考:短編(成年),特撮風肉奴隷調教エロマンガ
当該キャラ:闘士(2人組;一部)
評価:準推薦/作者:
当該キャラ:メイド(集団)
評価:並/作者:大竹たかし/備考:長編(少年),意味不明完全自己満足ホラーアクション
当該キャラ:肉人形(単独;第1話「魔人形露愚」),人形(集団;第4話「黒妖精リミット」)
評価:並/作者名:谷上俊夫(作画),M.A.T.(原作)/備考:長編(少年),荒唐無稽学園アクション物
当該キャラ:女刺客(単独;分節無し)
評価:並/作者名:ゴツボリュウジ/備考:短編(少年),描き捨て系捨て鉢お笑い西遊記
評価:並/作者名:椎名高志/備考:長編(少年),退魔コメディアクション
当該キャラ:ハーピー(単独;第?話「母からの伝言!!」),死津喪姫(単独;第?話「スリーピング・ビューティー!!」)
評価:並/作者:本能猛/備考:短編(成年),SF
当該キャラ:ムーンサルト星人女兵士(集団:中編以降)
評価:並/作者:OKAWARI/備考:長編(成年),SF
当該キャラ:女兵士(数名;第15話「オーバーワーク」)
評価:準推薦/作者名:魔北葵/備考:長編(成年),淫闘,淫闘スーヒロ仮面ライダー風味
当該キャラ:*ロッタ(第3話「逆転」),*リーゼ(第3話「逆転」)
評価:準推薦/作者名:つくしの真琴/備考:短編(少年),オリエンタルファンタジー
当該キャラ:*シラヌイ(単独;全編)
評価:並+/作者名:かのえゆうし/備考:長編(少年),女悪魔くん
当該キャラ:淫魔(単独;第1章)
評価:準推薦/作者名:ITOYOKO/備考:短編(成年),美少女スポ根エロス
*鈴明珍+中国チーム選手団(集団+1;後編)
評価:準推薦/作者名:中島初美/備考:短編(成年),近未来女闘地獄伝
当該キャラ:無法者(集団)
評価:準推薦/作者名:悠理愛/備考:長編(成年),爆乳美闘ファンタジー
当該キャラ:*グリトネマ(分節なし)
評価:準推薦/作者名:竜騎兵/備考:短編(美少女),美少女ファンタジー
当該キャラ:巨人族の女(集団)
評価:並/作者名:椎名高志/備考:長編(少年),ファンタジック戦国群雄アクション
当該キャラ:*狩野幻夜(第52話「風林火山(その2)」〜第54話「ヘッドハンター」)
評価:推薦/作者名:雨宮淳/備考:長編(青年),OLヒロインセクシーアクション
当該キャラ:*ライアン姉妹(2人組;第4話「乙女の決心、紅色天使出撃す!?」〜第8話「炎の終焉!紅色天使大逆転!!」),*鈴美龍(単独;第9話「OL特捜始動開始!!」〜第18話「明日香失神!!虎蓮最後の逆襲!!」)
評価:並/作者名:Maruto!/備考:短編(成年),劣等感充足昆虫採集記
当該キャラ:クモ女(単独)
評価:並+/作者名:高橋直樹/備考:短編(成年),世紀末女バイオハンター伝説
当該キャラ:ガイアの手下(×2)
評価:準推薦/作者名:上条明峰/備考:長編(少年),サムライファンタジーアクション
当該キャラ:
評価:準推薦/作者名:所十三,トッド・マクファーレン(監修)/備考:長編(少年),同名アメコミの日本版,ホラーアクション
当該キャラ:*エリス・ベネット(第11話「JEALOUSY−嫉妬−」〜第12話「CURTAIN−FALLS−終幕−」)
評価:推薦/作者名:Captain Scarlet/備考:長編(成年),近未来SF
当該キャラ:ピキャップ(単独+α;第21話「ジーン=ハルトマン」)
評価:並/作者名:星野ぴあす/備考:短編(成年),ヒロイックファンタジー
当該キャラ:女賞金首(単独)
評価:準推薦/作者名:阿部しのぶ(作画),柿沼秀樹(原作),菊地道隆(脚本)/備考:長編(少年),偽タイムパトロールスペクタクル
当該キャラ:ウォリアーズ(×3;文節なし),トリプラーズ(3人組;分節なし),*ゲイル(文節なし)
評価:準推薦/作者名:安宅篤/備考:長編(成年),超絶狂乱サイバー美少女大淫闘
当該キャラ:*黒川千樹(第12.5話「大寄道!!レズル・ガーディアンズ」),
評価:並/作者名:青山剛昌/長編(少年),ファンタジックチャンバラ冒険大活劇
当該キャラ:*ルビー(第?話「撤退不能」〜第?+8話「光の部屋へ」),*サファイア(第?話「撤退不能」〜第?+8話「光の部屋へ」),*ダイヤモンド(第?話「撤退不能」〜第?+8話「光の部屋へ」)*ジュエル(第?話「合体!”パーフェクト戦士”」〜第?+3話「光の部屋へ」)
主人公側の雑魚キャラとして登場し、敵の強さを引き立てる為に戦い散ってゆく女性たちの登場する作品を紹介します。
評価:並/作者名:瀬口たかひろ/備考:長編(少年),エロチックコメディ
当該キャラ:風紀委員(集団;第74話「生徒会強襲」)
エロコメには「彼女はデリケート」のような比較的日常的な物と「やるっきゃ騎士」のような荒唐無稽な物とに分かれますが、これは後者。どちらかと言えばこういう作風の方がネタを期待できます。それは「戦いで女の子をやっつける」という行為そのものが荒唐無稽だからに他なりません。殊にこの作品は女闘美ネタ(女相撲など)が随所に散りばめられており、全編を通せばまだ他にもネタはありそうな気がします。
瀬口たかひろはムチャクチャにオタク好きのする絵を描きます。しかも凄く上手い。「洗練」というより「冴えた」という形容がピッタリはまります。冴えているのは絵だけはなく内容もまたしかり。この辺りは同じH系の遊人を彷彿とさせます(方向性は根本的に違いますが…)。
さて本題です。作品の舞台は女子高ですから風紀委員も全員が女の子、委員長は作品の正ヒロインです。この辺りの一連では生徒会長が敵で、その右腕である美少女(武道の達人)が風紀委員会をたった1人で襲撃します。その時、委員長であるヒロインの命令で下っ端風紀委員たちが集団で敵少女に襲いかかりますが全く一方的に返り討ち。一気に全員吹っ飛ばされて全滅。もちろん気絶しただけですが、その死屍累々たる有様はまさしくデルモ風です。
もう1つ。同じ敵キャラが不良女子高生の一団を蹴散らした回想があります。過去形なのは既に勝負の着いた後から始まるから。こちらも死屍累々。泣いて許しを請う不良の鼻を容赦なくへし折る場面はかなり酷烈です(実はこれが一番印象深かった)。
評価:準推薦/作者名:井荻寿一(作画),鳴海丈(原作)/備考:長編(少年),戦国烈剣活劇
当該キャラ:銀牙組(×3;第13話「襲撃」〜第18話「銀牙組散る!!」)
作中に登場する伊賀忍軍のくノ一部隊、それが銀牙組です。諸元には「3名」とありますが総勢はもっと大人数です。実際に斬られるのは3名という事。袖無しのはっぴのような忍装束に細帯を脇に結んで締め、その下は白フン一丁といういでたち。いっけん普通に見えますが、袴をはいてないので少し下からのぞいたり腰を曲げたりしただけで
斬られ役の3人は端役ですが一応名前があります(それぞれ桜、楓、
まず動きを封じようと投網を投げた楓は、特殊な大型手裏剣で網を途中で切り落とされ、そのまま飛来した手裏剣を木の幹に隠れてかわそうとしますが、2つの大型手裏剣で右則頭部(丁度目の辺り)と腰を幹もろともザックリ斬られます。木から堕ちる時、帯を切られた為に着物がはだけ下半身が露わに(この時、褌の紐が切れている事まで描き込んであるのが良い)。
仲間の死に動揺した桂は、迂闊にもそのスキに敵を見失ってしまい、背後から捕まえられクナイで背中に穴を穿たれ、そこから心臓を掴み出されて絶命!目を見開いたままビクッビクッビクッ
と痙攣するくノ一を抱え「クククク…………
」と笑いながら抉り出した心臓をペロッ
と舐める蜂須賀忍者(スゲェ…)。
敵のあまりに残虐な振る舞いに状況を見失った桜は真正面から忍刀を振りかざして斬りかかるという暴挙に走り、当然の結果として例の大型手裏剣の餌食となります。右太腿から右肩へ一直線に吹き出す血しぶき。この間、敵は先刻の心臓をずっと握りしめたまま、つまり片腕で桜を葬ったわけです。あっさりと決着がつくと蜂須賀忍者は持っていた心臓を握り潰し「よけいな時間を食ったわ
」と言い捨てて立ち去ります。
無残にうち捨てられた3人の亡骸が俯瞰の遠景で描かれ、そこへ隊長の柊が姿を現し、「桜…楓 桂
」と部下の名をつぶやいて肩を落とします。一連の流れは以上。
それにしても凄い。3人ともまだ少女という印象で、特に桜と桂はあどけなさの残るかわいい娘です。桜だけ少しキャラ比重が高く、主人公に淡い想いを寄せる描写があったりします。でも結局は、かくも惨たらしく殺されてしまう。雰囲気こそあくまで悲痛なものの、乳房や尻を無様に曝した死体の画には若い娘に対する容赦も救いもありません。
実は更にこの後、4人の銀牙組(梓、
もともと「味方やられ」と言うネタを認識したのはこの物件がきっかけでした。しかし、これほど内容が残酷なのはむしろ端役とはいえ味方である彼女たちのキャラ比重が重い事の裏返しとも言えます。そういう視点に立つと、この物件に足りないのは素っ気無さ(「淡白」という事ではなく、むしろあえて言うなら「ぞんざいさ」)なのかもしれません。
評価:並/作者名:岡村賢二(作画),梶研吾(原作)/備考:長編(少年),サイバー時代劇
当該キャラ:女盗賊団(集団;第3話「鉄の魔神」)
岡村賢二&梶研吾と言えば、他に「シャングリラ」や「ドン マイ・ワイフ」の名がここに挙がっているところをみると、けっこう脈があるようですね。他の原作者と組んだり単独で描く事も珍しくない岡村ですが、そういう作品がここに1つも無いという事は梶の資質か?
この女盗賊団(義賊)の頭目はビザールファッションで、下っ端は丈の短い袖無しの着物を身に着けています。袴無しなので要するにミニスカです。けれども中を1度も見せてくれないので下がパンツか
江戸城の御金蔵を破るため主人公(サイボーグ剣士)の助力を得て城内に侵入した女盗賊たちを警備のロボット剣士が急襲し、数人を瞬く間に惨殺。棒立ちのままなす術も無く寸断される娘たち。まあ、戦闘とは呼べぬ一瞬のできごとですが、バラバラ死体がボトボト落ちる様や、落ちたそれらが無残にゴロゴロと転がっている画はちゃんとあります。でも斬られるのは結局それだけ。
その後、頭目の女が主人公について行く事になるのですが、手下たちは置いてってしまいます(1巻しか所持していないので、それ以後の展開は未見)。主人公を脅して助力を強制しただけの関係なので純粋な味方とは言えませんが、そのせいで扱いが実にそっけなく、むしろザコっぽさは高まっています。
評価:並/作者名:手塚治虫/備考:長編(少年),SF漫画
当該キャラ:ルーピの分身(×3;第4話「ミレヨ大尉を生かすな!」)
これはかなり特殊な事例です。超能力者で構成された特殊部隊の訓練。隊員同士2人で組み、お互いを敵に見立てて殺し合うというムチャクチャをやらされます。訓練で用いる銃には即効性の猛毒を仕込んだ弾が1発だけ装填されていて、撃たれると本当に死にます(訓練終了後に解毒剤で蘇生、ただしそれは教官の判断)。
ヒロインのルーピは分身能力を使う美少女異星人です。カンガルーから進化した種族なのでお尻に尻尾とお腹にポケットがあります。分身というと普通は目くらましの類ですが、彼女の場合は超高速で細胞分裂を行う正真正銘の「分裂」です(着ている服まで再現されるのは謎ですが)。ただしこれは無性生殖ではなく本物は本体だけ、分身はあくまでも一時的な複製に過ぎません。肉体的能力こそ同等のようですが、分身は自分の分身を作れないだけでなく「言葉を喋れない」「すぐに死亡する」等の制約があるようです(作中に明示されないので推測)。知能程度については今一つ判りませんが、本体からの簡単な指示(言語による)には従っていました。
この訓練で主人公と組み合わされたルーピは当然その分身達と協働します。2体の分身を生み出し樹上から奇襲させますが主人公の念動力で動きを封じられ、隙を見て物陰から狙撃しようとしていたところを見つかり更に分裂して本体は逃走、空蝉として残された分身は直後に石を投げつけられて倒されます。この時、倒れた相手を見て主人公がすぐに分身と気付くのですが、それは恐らく分身が死亡していたからだと思われます。
真剣な表情で主人公を殺そうと狙うルーピは、時に可愛らしい表情も見せ、実に魅力的です。唯1発の銃弾を先に撃たせることに成功した彼女は主人公を追い詰めますが、最後は銃を奪われて逆転。ここで主人公に撃ち殺されるところまで行っていたら更に良かったんですが、残念ながら物語はそこで急転。本人の散り様は拝めません。でも教官は「ひきょうな手口をしたとき
」は蘇生させないと言っていたのでルーピはダメだったかも(笑)。
しかし思い起こせば子供の頃この作品を初めて読んだ時、もう彼女に一目惚れでした。それはまさしく生まれて初めての「萌え」ですよ(笑)。だから最後の最後で彼女が惨たらしく殺されてしまった時は本気で悲しみ、作者を恨んだことを覚えています。誰しも純真な時代はあるものですね(笑)。
評価:準推薦/作者名:高山裕樹(作画),菊地秀行(原作)/備考:長編(少年),サイバーサイキックアクション
当該キャラ:女サイボーグ(×3;第7話〜第8話)
「味方」と言うより敵の対抗勢力(その首領の名は”サイバー男爵”!!スゲェ…)に属する方々です。敵の幹部に「噛ませ犬」としてあてがわれ、無残に散ります。まぁ味方をそんな捨て駒に平気で使う、それなりにロクでもない連中という風に描かれてます。菊地秀行を読んだ事はまだありませんが組織嫌いな作家なのかな?
敵は超巨大軍需企業シェリダン・コンツェルン。その幹部に対する牽制として放たれた5人の刺客、そのうちの3人が女性です。彼らは社員として内部に潜入し、女性3人は受付嬢。強化服姿に早変わりして襲いかかります。男女1人ずつの敵に対して各々同性に攻撃を仕掛ける作戦。
3人とも大企業が受付に採用するだけあって、とてもきれいなお姉さんです。ピチピチツヤツヤの生体強化服はオールタイツ形式。ナイスバディでかっこいい。
女3人のうち、まず1人が腹部に強力なパンチを食らって絶命。次に2人目は喉首で身体を持ち上げられ、その状態で電撃攻撃を受け黒焦げ(でもいい焼け具合です)。最後の1人は両腕をもぎ取られて追い詰められ、自爆攻撃(しかも核!!やっぱりマトモじゃありません)。両腕切断状態で「くっ……!
」と歯噛みする彼女の姿にチョッピリときめきました、ヤバイなー(笑)。全体としては結構見応えがあります。
まあ、見た感じあんまり善玉っぽくない、というか雑誌掲載時に見た時はてっきり悪役だとばかり思ったくらいなので、やられ役としての違和感は全くありません(核で自爆なんてねえ…今時シャレになんないなー)。味方系に分類せずとも良かったかも。
題名の後に「?」が付いているのは私のうろ覚え情報です。
香港映画。アマゾネス(女海賊?)が登場する。ただし作品全編を通しては噴飯モノの展開という話も…。
洋画。題名から察するに有名な「アマゾネス」の続編を匂わせるが詳細は不明。
TVの連続時代劇。敵方のくノ一や女盗賊団が登場。
深夜TV枠のイロモノ特撮。女怪人が何度か登場する。
TVの連続時代劇。全裸の女殺し屋が登場したのを見た記憶があるのですが…。
連続TVアニメ。ギャラクターの女戦闘員が登場する。
深夜TV枠の特撮。女怪人が何度か登場する。
Vシネのお色気時代劇。
TVの巨大ロボットアニメ。女性型戦闘獣(巨大ロボ)が何体か登場する(ヘレナ、クレオ、マリゲラ)。
TVの巨大ロボットアニメ。キャプテン・ルーガという女性パイロットが登場する。
TVの連続時代劇。くノ一や別式女が何度か登場。
TVの連続ロボットアニメ。デビルシューズという女性型巨大ロボが登場する。
深夜枠のイロモノ特撮。ヒロインもそうだが敵にもビザールファッションの女が登場していた。
洋画。アマゾネス(女性軍団)が登場する。
ジャッキー・チェン主演の劇映画。「アマゾネス」と名乗る4人組の女性黒人武道家が登場する。(←「サンダーアーム・竜兄虎弟」の間違いと指摘)
妖艶女殺手の出るのがこっちだったか…。
戦隊モノ。というか言わずと知れたファラキャットです。最期は未見。劇場版にはキャット軍団と言う手下も出てきます。
TVの巨大ロボットアニメ。クイーンアテナスという女性型ロボットが登場する。
劇映画。敵にアマゾネス軍団が登場する。相当なゲテモノと言う噂が…。
早乙女貢原作の小説をTVドラマ化したもの。
OVA。「ブーマ」という敵の人造人間に女性型が登場する。
TVシリーズの方。僅かながら敵の女殺し屋などが登場。
連続TVアニメ。女性だけの戦闘集団が敵として少なくとも1回以上登場する。ただし前作「円卓の騎士 燃えろアーサー」の可能性も有り。
時代劇。連続TVシリーズ。「影の軍団」系オールタイツスタイルのくノ一が登場するらしい。…しかしこれ、「全然たいした事ない」という評価をどこかで聞いたような…。
連続TVアニメ。バレンと言う名の女超能力者が敵として登場する。
洋画。アマゾネスが登場する。
連続TVアニメ。第4話に女海賊が登場する。
ホホホホ…」という高笑いが得意(笑)。強風(竜巻)で吹き飛ばそうとしますが、まず風を封じられ「
う…渦が消えた!」、体の自由を奪われ「
ああっ体がっ」、最期は必殺技でとどめを刺されます。「
きゃあああっ」という断末魔の悲鳴と共に顔のどアップ。
ボッという音をたてて消滅するんですが黒コゲという感じで、これはあまり美しくもありません。
おまえたちの命…この悪魔族ランポがもらいうける」とカッコ良く出てきたのに、主人公たちの新たな目覚めに巻き込まれ「
ああ…っ」と悲鳴を上げて光の中に
シュワ…ッと消滅。
「ああ…っ私の炎が………消え…る…」と言い残し
フッと消滅。この時に装身具が砕け散る描写は秀逸です。