MidNightLadies

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 Midnight Ladiesにお寄せ頂いた情報の中にそのまま資料として優れた文書があったので、筆者ご本人に了解を頂いたうえでほぼ原文通りに掲載しています。

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「影の軍団」シリーズのやられ役くノ一情報
寄稿者:テル様

 あの膨大な「影の軍団」シリーズにおけるやられくの一の登場情報です。「女やられ役探索」の情報があまりに不完全なので詳細なこちらを参照しましょう。追跡の際に強力な手がかりとなる事は疑いありません。テル様ありがとうございました。(MET)

1・服部半蔵 影の軍団

第5話 柔肌は渦に沈んだ
出演女優:宮井えりな
 半蔵配下の伊賀くノ一なのですが、ラストの闘いで蜂須賀藩の侍の投げた槍が胸に刺さり、死ぬ。BGMが大きいため、呻き声はそれほどではないが、殺られた瞬間の表情は良い。
第21話 潜伏!蛇の穴
出演女優:牧れい
 甲賀武川衆くノ一の「ノアケのアカネ」役。準レギュラーの甲賀くノ一「お甲」役の三林京子との闘いで、顔面を斬られて死ぬ。アクションが得意で何回もくノ一役をしたことがある女優で、迫力ある。ただし、忍び装束は野良着のようでイマイチ。

2・影の軍団2

第8話 戦慄!尼僧の赤い唇
出演女優:松岡明美,諏訪裕子,他
 尼僧姿の女殺し屋が5,6人登場。ラストの闘いで、松岡明美(JAC所属)のみ寝返るが、あとは軍団員に斬られる。但し、JACの男性が演じている可能性大。
第23話 魔の振袖御殿
出演女優:森永奈緒美,丸山千絵子,内田浩子,志村しのぶ,蔦田久美
 甲賀の「くノ一五人衆」。名前は金、銀、銅、錫、?。 5人ともJACの女優。ラストの殺陣は色別のレオタードスタイルだが、どうもJACの男優が演じているように思われる(体型が)。
第24話 くノ一秘法”双面の術”
出演女優:風間舞子
 甲賀のくノ一のボス格。ラストで白の忍び装束、覆面無し。千葉チャンに斬られた時の声、表情はOK。

3・影の軍団3

第8話 おんな牢に潜入せよ
出演女優:遠藤真理子
 それまで時代劇で娘役が多かった、かわいこちゃん系の女優の遠藤真理子が、影の軍団と敵対する伊賀くノ一に扮する。牢内での志穂美悦子とのけんかはそれなりに良いです。ラストの闘いで、志穂美悦子とのくノ一同士の一騎打ち。遠藤真理子は黒の忍び装束に覆面なし、志穂美悦子は迷彩柄の忍び装束に鉢巻。遠藤真理子のアクションシーンは吹き替えだが、斬られる瞬間は本人。飛び上がった志穂美に肩口を斬られ、仰け反って倒れる。
第9話 仮面と毒薬
出演女優:水島美奈子
 影の軍団の仲間の水島美奈子が、敵の情報を伝えに隠れ家に向かい、戸を開けようとした瞬間、刀が投げられて戸に刺し抜かれる。但し、水島の衣裳は野良着で刀も持っていない。
第14話 大奥魔女狩り
出演女優:志村しのぶ, 内田浩子,近藤厚子,松村直美 ,松村真弓,滝沢扶美江
 根来くノ一で6人が登場。松村直美、松村真弓を除き、いずれもJAC所属の女優さん。 志穂美悦子と6人の根来くノ一との大奥での腰元姿での闘いは見もの。ラストの闘いのシーンでは、建物からの飛降りシーンは男がやっていますが、松村直美、松村真弓を除く4人は、色別のレオタードに刀を背負ったスタイルで、軍団員に斬られる。松村直美、松村真弓の2人は、巡礼姿に仕込み刀で、真田広之に斬られる。全体としてはまあまあ。松村直美、松村真弓の2人については、暴れん坊将軍3でもくノ一で登場し、1人は男性の隠密に、1人は高島礼子扮する女隠密に斬られる。
第15話 拾った女は夜を恐れる!
出演女優:丸山千絵子,一の瀬玲奈
 甲賀くノ一の2人と男の忍者軍団が最初から橙色の忍び装束で姫一行を襲う。姫は崖から谷底の川に落ちる。この後影の軍団に助けられた姫を殺そうと、何度となくくノ一、忍者が襲うが、いつも影の軍団に阻止される。怒った忍者の頭は、さそり(もちろん作り物)をくノ一の肩、背に這わせ失敗を責める。ラストチャンスを貰ったくノ一2人は、影の軍団の棲家の1つを襲うが、反対に待ち伏せされ、斬り倒される。斬られ方はなかなか。
 丸山千絵子はJACの女優。一の瀬玲奈は元東映ポルノ女優(8月発売の東映ビデオ「忘八 武士道」にも出演)。
第21話 忍者を狩る美女
出演女優:遠藤真理子
 第8話に続き、遠藤真理子の登場。今度は、薩摩の里入り忍の1人として登場。ラストで中途半端な装束で、薩摩藩士に斬られる。斬られ方まあまあ。
第23話 くノ一最後の挑戦
出演女優:中村晃子,岡本 麗
 影の軍団員の1人、中村晃子がラストで千葉真一演ずる多羅尾半蔵の身代わりとなり、僧形で凄絶に斬られる。その時、裏熊野くノ一、さえ役の岡本麗も斬られるが、最終的に生き残る。
第25話 尼御前の陰謀
出演女優:秋野暢子,太田あや子,諏訪裕子,松村真弓他
 梓一族が敵。男の忍者と巫女姿で弓矢が武器のくノ一が多く出演。むささびの隼太役の黒崎輝と、敵のくノ一太田あや子の恋愛もあり。ラストで黒崎輝が太田あや子はじめ敵のくノ一4人を斬る。太田あや子は「あんたとは忍び同士じゃなく会いたかった・・・」と言って死んでいく。
 ラス前に、江戸城に忍び込んだ陽炎役の秋野暢子(腰元姿)が、やはり腰元姿の梓巫女くノ一たちに囲まれ、斬られる。何とか尼御前のところまで帰るが、そこで息絶える。

4・影の軍団4

第8話 闇にきらめく遊女の群れ
出演女優:芦川よしみ,木島 幸, 島村美妃,鈴川法子,松村直美,有栖川淑子,武藤裕子,赤塚歩
 甲賀闇の一族が敵。女郎屋が舞台で女郎が実は甲賀くノ一。ラストシーンで、白の忍び装束、頭巾姿に変身した甲賀くノ一たちと勝麟太郎役の真田広之、影の軍団員との闘い。
 ただ、アクションシーンは男性が代わってやっているように思われる。ただ、斬られた後に突っ伏して顔を写すところは女優。また、影の軍団員のお松役の澄川真琴に斬られる甲賀くノ一は、恐らく女優。全体としてはイマイチ。
第10話 葬式は俺がやる
出演女優:佐藤万理
 真田忍者が敵。昼間は大店の娘、夜はくノ一となるのが、佐藤万理。清純派女優の佐藤万理がくノ一というので期待したが、グレーの忍び装束、覆面とスタイルは良かったのだがラストシーンで、味方を裏切り、斬られるというシラけた展開。斬られ顔も声もあまり・・・。
第14話 くノ一、殺しの罠
出演女優:水原まき
 根来忍者が敵。老中を殺すシーンなど、兄の頭と一緒に女王様のごとく傲慢に家来を斬りまくる。忍び装束もグレーの上下に赤のちゃんちゃんこを身につけている。ラストシーンでは、あやめ役の美保純に斬られる。声は「ウッ」だけだが、目を開けたまま突っ伏したシーンは個人的にOK。
第17話 魔女三人江戸を裂く
出演女優:木島幸, 稲田弘子,諏訪裕子
 所属はわからないが、白の上下の忍び装束。一人は噛み付き技が得意で、逆さ釣にした女の息の根を、首を噛み付いて止めるというシーンもある。ラストで、3人とも美保純に斬られる。最後に噛み付き技くノ一に刀を咥えられるが、そのまま斬ってしまうという、今では絶対に見られないシーン満載。
第27話 大老暗殺!桜田門の女たち
出演女優:風間舞子,小山みゆき,和泉敬子,松村真弓,松村直美,諏訪裕子,鈴川法子,澄川真琴
 今回は影の軍団シリーズ中、最高の作品。風間舞子が甲賀くノ一「霧衆」の頭、他の6人が下忍のくノ一たち。衣裳も紫のミニ風和服に頭巾無しの鉢巻のみ。あと生足にブーツというスタイル。この忍び装束でのアクションシーンは最初と最後。小山みゆきはJAC女優で、途中この忍び装束に変身し、MIE演ずるお蝶に斬られる。あと1人はお松役の澄川真琴(黒の忍び装束姿)に腰元姿で斬られる。その後、澄川真琴は他の4人の腰元姿のくノ一に斬られ、さらに侍たちに斬り刻まれ、死ぬ。ラストシーンで、4人の甲賀下忍くノ一と風間舞子が軍団員に斬られる。ただ、下忍のくノ一で斬られるシーンがあるのは2人だけ。風間舞子の斬られた後の「お、おのれ・・・」と言ってガクッとくるシーンは悪くない。
第29話 影なきおんなに御用心
出演女優:芦川よしみ
 伊賀くノ一の芦川よしみは、影の軍団に入れてもらえなかった悔しさで仲間を裏切るが、最後は敵の一味を裏切って、「お頭、私を斬って」と叫び、敵の首領ごと服部半蔵に突き刺される。
第32話 江戸城を爆破せよ
出演女優:仁和令子
 敵は薩摩霧島党、忍者集団である。江戸城爆破を目論む。トキ役の千原麻里と霧島党くノ一のみつ役の仁和令子に、表の顔での友情も芽生えるが、ラストで緑色の忍び装束のみつ対黒色の忍び装束の千原麻里のくノ一同士の闘いがある。みつは斬られて「江戸で初めて出来た友達に斬られるなら本望」と言って死ぬ。仁和令子は美人女優だが、「遠山の金さん」でも水沢アキに斬られる悪役くノ一を演じている。
第33話 右も左もぶっ殺せ
出演女優:杉本こず江,三原世司奈,衣麻遼子
 湖賊が敵。3人のくノ一は弓矢、手裏剣、鎖がそれぞれ武器。弓矢のくノ一はがま八の槍で、手裏剣のくノ一はトキの刀で、鎖のくノ一は、善九に逆に鎖を手繰り寄せられ、刀で刺し殺される。呻き声、表情は短いがまずまず。
第37話 逃がし屋は鬼の棲み家
出演女優:諏訪裕子
 甲賀忍者が敵。ラストで橙忍び装束のおもん役諏訪裕子が、それまでさんざんいたぶった瓢斎に斬られる。ただ、BGMが大きく呻き声も聞こえず、珊越しのため、苦悶の表情も良くわからない。
第39話 サムライ、荒野の落日
出演女優:風祭ゆき
 甲賀忍者が敵。トキ(千原麻里)の兄を殺した鈴鹿のたか(風祭ゆき)をラストシーンで斬る。まず瓢斎が短刀で突き、止めをトキが忍び刀で突き刺す。呻き声、表情ともOK。

「女やられ役」探索の記事へ→

「斬り捨て御免!3」(1982)やられ的見所
寄稿者:鱧様

 あの温泉水着バトル(16話)や激しい水中戦(10話)を見た方なら忘れられない作品、テレビ時代劇のやられを語る上で外せない、このシリーズのやられシーン一覧を鱧様が作ってくださいました。これはもともとしたらばやられ板時代劇総合スレッドにレスとして書き込まれた記事を拡充、清書してくださったものです。「長崎犯科帳」「風神の門」も一緒に鱧様から頂いたものです。どうもありがとうございました。(MET)

敵・味方問わず、とにかく女がよく死ぬ。「女殺し」をここまでエンターテイメントとして昇華した時代劇も珍しいのでは? 主役の中村吉右衛門はハメ専門で決して女を斬らず、斬るのはもっぱら長門勇の役目。長門は「柳生十兵衛あばれ旅」でも敵くノ一を斬っていたし、意外に女斬りの多い人である。

第1話「熱き口づけは死を誘う」
・一般女巻き添えやられ×2。
・傀儡女・朱実(梶芽衣子)やられ。
・エアチェックしそこねたので詳細書けずにすいません。
第4話「女豹の牙と百万石の大陰謀」
・綾子姫(水原麻記)が胸を刺され、自害に偽装される。
第6話「暗闇目付が仕掛けた必殺罠」
・敵女・お京の方(一の瀬玲奈)が長門の槍で串刺しにされる。シーン自体は一瞬だが表情のアップがある。
第9話「女の唇に潜む非情の罠」
・敵女・お京(風祭ゆき)が吉右衛門に見逃してもらい逃亡するも、仕掛けてあった爆薬で船ごと吹っ飛ばされる。
第10話「怪盗を追え 死のおとり作戦」
・敵女・鮫(前川恵美子?)が伊庭剛と水中格闘、後ろから首筋を刺される。浮き上がる途中で黒いサルマタの股間が見えるのと、水面に浮き上がる死体のアップがあるのがナイス。
第14話「生き地獄 女悪鬼の棲む館」
・吉右衛門に指令を伝えにきた楽翁の使い・あけび(竹井みどり)が小屋の壁ごしに槍で胸を貫かれる。口から血を吐き、目を開いたままの絶命後の表情が長時間映るのが良い。
・敵の巫女・つる(北林早苗)が刀を仕込んだ払い串で長門勇に襲い掛かり、返り討ちにされ胸を刺される。長門の着物の袖を破りとって悶える断末魔の表情がナイス。
第16話「狙われた姫 魔界の女呪術師」
・さらし&ロング腰巻姿の敵くノ一4人(徳永まゆみ、諏訪裕子、京あけみ、伊藤克美)が露天風呂で長門勇&伊庭剛に襲いかかる。1人目は伊庭の鉄拳で背骨?を折られる。2人目は長門&伊庭の連携プレーで長門に首筋を斬られる。3人目は長門に横なぎに斬られる。4人目のリーダーは長門に剣を投げつけるも桶で受け止められ、投げ返された剣を胸にくらって絶命。斬られた後、4人が温泉にぷかぷか浮いている様子が哀れを誘う。
第17話「湯殿で襲われた女賭博師」
・吉右衛門を助けた女賭博師・お時(山内絵美子)がヤクザの報復にあい、入浴中に剃刀で頚動脈を切られる。凍りついた表情のまま湯船に沈んでゆく様子がたまらない。
第19話「白昼に散った女影目付」
・女影目付・綱(朝加真由美)が橋の上で敵の僧に仕込み杖で斬られる。本編ラストでとってつけたように挿入される唐突さといい露骨なサブタイトルといい、制作者は明らかに「女斬り」を作品の売りにしていることがわかる。
第20話「女ねずみが天井裏で鳴く」
・吉右衛門を助ける女ねずみ小僧・お銀(原田英子)が登場。「曲者め!」ドスッ! 槍が突き刺さり天井裏の女ねずみ絶命!・・・というのを激しく期待してしまったが、そういうシーンはまったくなし。詐欺だ!
第21話「伊賀の女に明日はない」
・お中臈・お牧の方が「必殺」風に首吊りされて死亡。
・死んだ梶芽衣子を抱いて悲しむ吉右衛門を回想シーンでリピート。
・仲間を裏切った敵伊賀くノ一・夕凪(奈良富士子)が手裏剣3本をくらい、瀕死の状態で自爆する。
・奈良の色っぽい若衆姿での立ち回りやヒロインの芸者・小蝶(金沢碧)の拷問シーンもあって盛りだくさんな回。

「子連れ狼」(TV版)の萌えシーン
寄稿者:テル様

 あの「子連れ狼」全TVシリーズ中におけるやられネタの全貌が明らかに!テル様の骨折りに感謝。(MET)

第1シリーズ 第19話「八門遁甲の陣」 脚本佐々木守 監督祖父江信太郎
 黒部藩お抱えの別式女8人が、子連れ狼を襲う。原作の劇画は全裸で攻撃の訓練を受けるが、TVでは白い寝着のようなものを着ている。そもそも、別式女たちの上司は、8人が斬られた後一刀を攻撃し、「八門で終わったと思ったところに九門目があったわけよ」と言う言葉で現されているように、まるで捨石として使われ、斬られていく8人の女たち。
 ヤラレ場面だが、1人目は鹿沼えり。侍装束で刺客依頼を一刀に断る役で、半金250両を渡そうとした瞬間、鎖を投げ、斬りかかるが反対に斬られる。スローでヤラレシーンが展開し、萌えシーンの1つ。ここで大五郎が降ってきた小判を一枚ゲットし、最終場面でこれを使う。
 次は3人が町女の衣裳で壊れた家を片付けるようなふりをしつつ、近くに来た一刀に襲い掛かる。最後の1人は帯が斬られ、服がほどけながら倒れる。
 ついで2人が畑で農婦に身をやつして一刀が近づくのを待つ。獲物は鎌。結局1人が他の1人に誤って刺し、その1人も斬られる。そこで息絶え絶えの中、「八門遁甲の陣から逃れることはできぬ」と言って死ぬ。
 最後に棟梁格の2人が侍姿で待ち受ける。2人は1回づつ一刀と刀を合わせた後、次々と斬られる。その際、1人目が斬られた後、大五郎がもう1人に最初にゲットした小判を投げつけ、ひるんだところを斬られるというもの。割と活躍するラストの1人は、目を開けたまま倒れる。
 この回は、個人的には十分に楽しめるものと思う。
第2シリーズ 第26話「鞘香」 脚本国弘威雄 監督松尾昭典
 この回は単体しか出ないので、簡単に。柳生烈堂の最後の子供の鞘香(小川節子)にお手玉の剣を授け、一刀に向う。ラストの斬りあいで、武家娘衣裳を脱ぐと、黒のブラ、黒のハーフパンツに笠を被った姿となる。なるべく肌をさらし、相手の気を掴むのが目的とのこと。予定の行動では勝つが、大五郎を肩車した一刀に作戦を変えた鞘香は破れ、胸を斬られてブラがはずれ、乳房を血に濡らして果てる。
第3シリーズ 第1話「狼止メ衆は不死にて候」 脚本小池一夫 監督舛田利雄
 前回の鞘香がやられるシーンのみ冒頭に放送。ただ、鞘香役が元日活ロマンポルノ女優の小川節子から、現田淵阪神打撃コーチ夫人のジャネット八田に代わっているが、ヤラレてブラがはずれ、乳房が見えるのは一緒。
第3シリーズ 第7話「忍五輪」 脚本猪又憲吾 監督田中徳三
 一刀を倒して幕府に自分を売り込もうとする家老に利用される、5人の甲賀くノ一姉妹。まず末娘の茜(安西マリア)が一刀を襲って失敗して人質に取られ、姉たちがしようがなく一刀に向かい、次々と死んでいく。安西マリアが捕まってすぐ後に襲う、槍のくノ一と手裏剣使いのくノ一のヤラレっぷりは良い。あと、長女の紫(榊ひろみ)は、冒頭忍び装束で登場しながら、一刀に斬りかかる時は町女姿。ただ、見事に果てる。4女の鮎(珠めぐみ)は、家老を襲い鉄砲で派手に撃ち殺される。このシーンはなかなか良い。なお、茜は生き残る。
第3シリーズ 第13話「胸底の月」 脚本長坂秀佳 監督斉藤武市
 柳生の女剣士、赤座美代子(おりょう)はラストまで正体がわからない。海賊の小頭原田英子(千鳥)は、忍び装束で下忍(全部男)と斬りかかり、下忍は全滅、本人は筒袖を斬られ、胸が出ないようにおさえる。続いて一刀を狙い、船に同乗して、おりょうに殺される。最後に一刀を侍姿で襲うおりょう。編笠をとるまで顔が見えないのがNG。ただ両断され、額から血を流したヤラレ姿は△。
第3シリーズ 第16話「燎原の火」 脚本国弘威雄 監督高井牧人
 ここは、アヘンで手足に使っている遊女たち(というより、立ちんぼ)が、一刀にバサバサ斬られるが、あまり戦闘員的ではないため、好き嫌いが分かれるところ。なお東映ポルノ女優の池玲子が登場しており、この回に雇い主の金田龍之介に斬られる。
第3シリーズ 第17話「香りを着て」 脚本長坂秀佳 監督斉藤武市
 この回は「八門遁甲の陣」「忍五輪」と並んで萌えシーンの登場回。冒頭から、「阿部一門毒草狩り衆」が忍者装束で登場し、毒煙を発生させた上で一刀に斬りかかる。ただ、一刀は息を止めてくノ一たちを斬りまくる。棟梁は青木真知子(胡蝶)。下忍は岩瀬ゆう子、山本恵子、新藤幸子、那須のり子。
 続いて、やはり阿部一門の女戦士たちが、阿部怪異の命令で柳生烈堂の一行の足止めをかけるために次々と立ち向かい、斬られていく。4人の女たちは、二條朱実(お袖)梓ようこ、広田ゆり子、浅田奈々で、いずれも日活ロマンポルノ女優。いずれも腰巻一枚の姿で柳生衆に立ち向かう。最後のお袖は、斬られた後も烈堂の足にすがりつき、「成仏せい」と突き刺され、アップで苦悶の表情が撮られており、グット!!

「長崎犯科帳」(1975)やられ的見所
寄稿者:鱧様

第17話「復讐に賭けた姉妹」1975/07/27放送 脚本:中村努 監督:大洲齊
末次屋九右衛門(菅貫太郎)に無実の罪を着せられて死んだ両親の仇を討とうとする五人姉妹(松本留美、津々井和枝、湯川尚子、香山れいか、北原ひろみ)が末次屋の番頭・民蔵(内田勝正)に次々と返り討ちにされてゆく。一般やられだが最初の2人の死に方が良くて楽しめる。「子連れ狼」の「忍五輪」とほとんど同じ展開で、放送はこちらの方が約1年早い。

・なみ
白無垢姿で花嫁に化けて祝言の席に入り込み、末次屋を刺そうとする。懐剣を振り上げた瞬間、後ろの屏風を突き抜けて飛び出した槍に刺されて絶命。
・きく
植木職人に化けて末次屋を刺そうとするが、自分の剪定ばさみで胸を刺されて絶命。死んだ後で体を調べられ、着物を剥がされると胸のさらしがずれて右乳首が飛び出しているのが確認できる。死体が川に浮かぶシーンあり。
・かや
おこそ頭巾姿で末次屋の乗る駕籠を襲うが、匕首で胸を刺されて絶命。
・珊(松本留美)
長女。末次屋を襲うが後ろから匕首で背中を刺されて絶命。
・ゆき
末次屋に女中として潜入して姉達に情報を流していたが、生き残る。
・お文(杉本美樹)の当身失神〜拷問シーンもあり。
※備考 「子連れ狼」第3部/第7話「忍五輪」1976/05/16放送 脚本:猪又憲吾 監督:田中徳三

「風神の門」(1980)やられ的見所
寄稿者:鱧様

第10話のやられがナイス。DVDボックスは高いので、皆で再放送リクエストをしましょう。

第9話「時節到来」
女中・小若(五十嵐知子)が捕らわれ、爪の間に竹串を刺し込まれるなど拷問を受けた後、口封じのため味方に刺される。死に方はあっさり。
第10話「大殺陣」
旅の娘に化けた敵くノ一(マキノ佐代子)が足袋の先から毒針を出して才蔵(主人公)を刺し、さらに小刀で襲いかかるが返り討ちにあって斬られる。横なぎに刀で払われた瞬間、着物がスパッと切れて肩〜胸の谷間が露出するのが非常にエロいです。死に顔のアップもあり。ちなみにマキノ佐代子は映画監督・マキノ雅弘の娘。
第18話「決戦前夜」
伊賀忍者・あざみ(えりかわ恵子)が敵忍者に不意を襲われ、三方から腹を刺されて絶命。あまり美人じゃないので萌えません。