あの温泉水着バトル(16話)や激しい水中戦(10話)を見た方なら忘れられない作品、テレビ時代劇のやられを語る上で外せない、このシリーズのやられシーン一覧を鱧様が作ってくださいました。これはもともとしたらばやられ板の時代劇総合スレッドにレスとして書き込まれた記事を拡充、清書してくださったものです。「長崎犯科帳」「風神の門」も一緒に鱧様から頂いたものです。どうもありがとうございました。(MET)
敵・味方問わず、とにかく女がよく死ぬ。「女殺し」をここまでエンターテイメントとして昇華した時代劇も珍しいのでは? 主役の中村吉右衛門はハメ専門で決して女を斬らず、斬るのはもっぱら長門勇の役目。長門は「柳生十兵衛あばれ旅」でも敵くノ一を斬っていたし、意外に女斬りの多い人である。
- 第1話「熱き口づけは死を誘う」
- ・一般女巻き添えやられ×2。
・傀儡女・朱実(梶芽衣子)やられ。
・エアチェックしそこねたので詳細書けずにすいません。
- 第4話「女豹の牙と百万石の大陰謀」
- ・綾子姫(水原麻記)が胸を刺され、自害に偽装される。
- 第6話「暗闇目付が仕掛けた必殺罠」
- ・敵女・お京の方(一の瀬玲奈)が長門の槍で串刺しにされる。シーン自体は一瞬だが表情のアップがある。
- 第9話「女の唇に潜む非情の罠」
- ・敵女・お京(風祭ゆき)が吉右衛門に見逃してもらい逃亡するも、仕掛けてあった爆薬で船ごと吹っ飛ばされる。
- 第10話「怪盗を追え 死のおとり作戦」
- ・敵女・鮫(前川恵美子?)が伊庭剛と水中格闘、後ろから首筋を刺される。浮き上がる途中で黒いサルマタの股間が見えるのと、水面に浮き上がる死体のアップがあるのがナイス。
- 第14話「生き地獄 女悪鬼の棲む館」
- ・吉右衛門に指令を伝えにきた楽翁の使い・あけび(竹井みどり)が小屋の壁ごしに槍で胸を貫かれる。口から血を吐き、目を開いたままの絶命後の表情が長時間映るのが良い。
・敵の巫女・つる(北林早苗)が刀を仕込んだ払い串で長門勇に襲い掛かり、返り討ちにされ胸を刺される。長門の着物の袖を破りとって悶える断末魔の表情がナイス。
- 第16話「狙われた姫 魔界の女呪術師」
- ・さらし&ロング腰巻姿の敵くノ一4人(徳永まゆみ、諏訪裕子、京あけみ、伊藤克美)が露天風呂で長門勇&伊庭剛に襲いかかる。1人目は伊庭の鉄拳で背骨?を折られる。2人目は長門&伊庭の連携プレーで長門に首筋を斬られる。3人目は長門に横なぎに斬られる。4人目のリーダーは長門に剣を投げつけるも桶で受け止められ、投げ返された剣を胸にくらって絶命。斬られた後、4人が温泉にぷかぷか浮いている様子が哀れを誘う。
- 第17話「湯殿で襲われた女賭博師」
- ・吉右衛門を助けた女賭博師・お時(山内絵美子)がヤクザの報復にあい、入浴中に剃刀で頚動脈を切られる。凍りついた表情のまま湯船に沈んでゆく様子がたまらない。
- 第19話「白昼に散った女影目付」
- ・女影目付・綱(朝加真由美)が橋の上で敵の僧に仕込み杖で斬られる。本編ラストでとってつけたように挿入される唐突さといい露骨なサブタイトルといい、制作者は明らかに「女斬り」を作品の売りにしていることがわかる。
- 第20話「女ねずみが天井裏で鳴く」
- ・吉右衛門を助ける女ねずみ小僧・お銀(原田英子)が登場。「曲者め!」ドスッ! 槍が突き刺さり天井裏の女ねずみ絶命!・・・というのを激しく期待してしまったが、そういうシーンはまったくなし。詐欺だ!
- 第21話「伊賀の女に明日はない」
- ・お中臈・お牧の方が「必殺」風に首吊りされて死亡。
・死んだ梶芽衣子を抱いて悲しむ吉右衛門を回想シーンでリピート。
・仲間を裏切った敵伊賀くノ一・夕凪(奈良富士子)が手裏剣3本をくらい、瀕死の状態で自爆する。
・奈良の色っぽい若衆姿での立ち回りやヒロインの芸者・小蝶(金沢碧)の拷問シーンもあって盛りだくさんな回。